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2007年 12月31日 今年は年内に雪が降らなかったなあ……と思ったのは、つい2日前のことですが、昨日はちらつき、今日は盛大に降っています。めっきり寒くなりました。 この1年間、工房日誌の整理をしないままこのページに溜めていたのですが、昨日やっと上半期の古い日誌を「書庫」に移しました。 ぱっとしない1年だったなあ、というのが率直な感想です。去年の今頃は、東京行きの準備に勤しんでいたころです。原稿も推敲に熱中していたときだったし。 2007年 12月24日 3連休は頭痛で幕を開け、クリスマス・イブには間に合って回復しました。間に合っても、クリスマスに何があるわけでもないのですが。 6月ころには、今年の冬は永遠に来ないのではないかと感じられていたのですが、秋が来て、無事に冬を迎えました。ひたすら忙しかった上半期、腑抜けて過ごした下半期。どうやら元気に新年を迎えることができそうです。 年末にもう一回は更新するつもりです。 2007年 12月16日 なかなか新しい本を読めないでいますが、『バッテリー』とか『DIVE!!』とか、前にも読んだことのある本には親しんでいます。じっくり読み返す良い機会かもしれません。ここ数年、新しい本ばかり追いかけていたような気がするから。 ところで、最近あさのさんの姿をTVでちょくちょくお見かけするようになりました。まさに時の人ですね。児童文学に興味を持っているわけでもなさそうな人が、「あさのあつこ」という名前だけで、「バッテリー」と応じてきました。 2007年 12月2日 先月予告しておりましたように、「ニュース&耳よりな情報」のページを閉鎖しました。 『バッテリー』の文庫版を第5巻まで読みました。文庫本ではときどき単行本になかった短編が収められているので、それも楽しみです。第5巻では「The Other Battery」。本編では印象にない相手校の2年生バッテリーにスポットが当たっています。書き続けていくと作者の中ではこんなふうに作中世界が膨らんでいくのだろうと察せられます。 プレゼントしていただいた細川律子著『風と光の散歩道 宮沢賢治の植物を訪ねて』(椋鳥書房)という本を読み終えました。田舎に住んでいるくせに植物にはあまり詳しくないので、このように植物を素材にして宮沢賢治の世界を語ることのできる人というのは驚きの存在です。賢治と同じ土壌で育ったというのも強みだと思いました。具体的な植物名が満載で自然とのふれあいがいっぱい書かれているエッセイでは(私が出会った本の範囲でですが)ギッシングの『ヘンリ・ライクロフトの私記』に次いで面白く読みました。 2007年 11月4日 一気に10月を飛び越して、ほぼ2か月ぶりとなってしまいました。 こんなご主人様に連動してか、3年8か月使ったケータイ(PHS)の電池も切れました。突然壊れてしまったので、連絡先のデータも救出できませでした。 しかし、2か月も経過すると、さすがに勤め人としてはそれですまないだろうと思い始めました。 ところで、「ニュース&耳よりな情報」のページを、今月中に閉じようと思います。題名に反して、ちっとも耳よりな情報を出せないので。 2007年 9月9日 ここしばらく新刊はそっちのけで『バッテリー』の文庫本を読んでいます。あんまり新しい本に取り組む意欲がわかなくて。 2007年 8月29日 ようやく9月の読書会の情報を、「ニュース&耳よりな情報」のページにアップしました。もう、読書会まで1月ないというのに。私自身がまだ読んでいないので、何も感想は述べられないのですが。何とも実のない記事で申し訳ありません。 「本が好きだもん」の29号は8月の発行にはなりそうにありません。併せてお詫びです。 2007年 8月21日 21日にして、今月最初の日誌を書きます。 7月の読書記録を見たら、結構読んでいました。なんで久しぶりに読書が進んだかというと、病院の待合室で本を広げていたもので……。といっても、歯医者とか、人間ドックとか、家族のつきそいとか云ったものも含めてですが。 「守り人」シリーズの文庫本は、図書館で借りてきて、「あとがき」や「解説」だけ読みました。それだけでも一読の価値があります。 2007年 7月31日 とってもご無沙汰しました。バテ気味の物語工房です。 そんな中で、『天山の巫女ソニン』の第2巻を読んだのですが、かなり面白かったです。第1巻の評判が良くて続きが出されたシリーズものの中には、前作と比べて見劣りしてしまうような作品がしばしばありますが、『ソニン』の第2巻は第1巻と比べて遜色のないものでした。前作より良かったかも知れません。 あさのあつこさんの『bU』#5も読み進めましたが、気分がめいっているときだったので、精神衛生のために途中で止めました。これは私の状態のせいであって、作品のせいではありません。 吉橋通夫さんの『凜九郎』はまだ読みかけですが、楽しく読んでいます。こういう主人公は大好きです。これまでのこの人の作品は、私という読者にとっては「良質でまじめで正しくて、でも好きになれない」ものでした。『凜九郎』は愛読することになりそうです。 2007年 7月1日 6月4日の日誌で「少しは本を読めるようになってきました……」などと書いたあとで、全然読めない毎日になってしまいましたが、最終的には6月のうちに「守り人」シリーズを最後まで読むことができました。 戦いが繰り広げられるタイプの壮大なファンタジーで、無惨に殺される側の一人一人に丁寧に目配りし、あらゆる立場の人たちを拾い上げて破綻せず、しかも上に立つ側の人たちを図式的に絶対悪に決めつけて(作者が)悦に入ったりもしない……という作品は、初めて読んだような気がします。(ほら、やっぱり言いたいことが多すぎて、表現がついて行っていませんね) ここ数年、どっぷりと13世紀のアジア史に浸っていた私としては、タルシュ帝国がモンゴル帝国みたいに思えました。いいところ(出身民族に関係なく実力のある者を登用し、新しい文化を前向きに取り入れていくところ)も、悪いところ(貪欲に侵略を続け、従わない国の人間を不幸にし続け、殺し続けたところ)も。 政治の動きのほかに天変地異として現れる異世界の動きも世の中を左右していくというのは、氷河期や縄文時代の温暖化、中世の寒冷期(太陽の黒点が多くなり、気温が下がった)などに置き換えてみると、ほんとうに世の中はそんなふうに動いているのだという気になります。 あとは「ユリイカ」の特集を早く見たいです。どうやら、「守り人」がらみの短編が載っているらしく、それが最終巻の「あとがき」にほのめかしてあった「バルサの若いころの話」ではないかと、私は推測しているのですが……。 |
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