2006.8.6お墓参りに行こうと、バイクで走っていたら、事故ってしまいました。
        ならくんバイクで事故

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2006.8.6(日)涼しいうちに、お墓参りをしようと愛車のZZR−1100にまたがり家を出ました。
バイクに乗るのは久しぶりなので、バッテリーをいたわるために、普段は昼間でもライトを点灯させているのですが、この日に限って、消してしまいました。

真夏とはいえ、朝6時半はバイクで走っていると気持ちい!
対向車線で、車が事故している。ぼくも気をつけないと・・・。と思いながら走っていましたが、その2つ先の交差点、こちら直進、対向車のワンボックスが右折しようとしているが、こちらに気づいて止まるようだ、早く通過してあげようと、若干加速、しかしワンボックスはぼくの前を横切るようにそのまま右折、「えっうそ!こっちに気づいてへんのか?ライトつけといたらよかった!これは止まりきられへん!激突するより転ぶ方がいいかな?フロントタイヤロックしてしもた!これはもう転ぶしかない!バイクが右に傾いてきた!携帯電話は左のポケットだから大丈夫だろう!しかしリアブレーキの右足は挟まれるとやばいので早めに抜かないと!アスファルトをすべるようにうまく転んだけど体育館ですべるより痛い!怪我病気の体験のページが1ページ増えるな!修理代何ぼやろ?でかいバイクで転ぶとカッコわる〜!」などと考える余裕は、ありませんでした。しかし、体が勝手に、車と激突するのはバイクだけで体はすべるように転んでいました。そしてバイクが本当に車と接触したか確認できなかったので、もしかしたら事故に気づかず行ってしまうのではと、すぐに立ち上がってナンバーを確認している自分がいて、その一部始終を外から見ていたかの様に覚えている自分にも驚いています。

結局ワンボックスが、ユーターンしているのが見え、こちらも歩道に非難。
21歳の若い男の子でしたが、保険にも入っているとの事で一安心。
彼女も降りてきて手当てをしてくれました。
すり傷はあちこちに出来てましたが、ゆっくり体を動かし、骨に異常がないか確認。
足も手も、指も何とか動くし、大丈夫と判断し、バイクを起こして歩道まで押し上げました。(重かった!)

やがて救急車が来ましたが、搬送先の病院が決まらない。
そういえば先ほど事故現場を横目に通り過ぎてきたばかりだった。
パトカーも到着し担当警官の連絡先をもらった所で、病院が決まり現場を後にしました。

すり傷の手当てと、左手の親指を突き指しているようだったのでレントゲンを取りました。
骨には異常ないようで一安心。その日は妻に迎えに来てもらって帰りました。

  事故当日病院から帰った時の写真です。


次の日、会社を休んで再び病院へ。首が少し痛いので、そちらの方もレントゲンを取りました。
こちらも骨に異常はなく、軽いむち打ちと診断されました。

その後、警察の事情聴取を受けていなかったので、奈良県警へ。
病院の診断書を渡し、一通り状況説明しました。
ブレーキの跡、バイクが滑って行った距離などから、60キロくらいのスピードが出ていたようです。

最後に警察の方が、「相手に対してどう思いますか?」と聞かれ、何の事かわからなかったので、「どういうことですか?」と聞き返しました。
そしたら、「厳重に処分してほしいとか、思いますか?」との事。
「別になんとも思いません」と答えましたが、「もし、相手の同乗者(彼女)に怪我でもあったら、あなたも加害者になりますよ」といわれました。
そうでした。自分が怪我していたので、相手の車や、彼女の事を気づかう事をぜんぜんしていなかった。
警察の方より相手の連絡先を聞きましたので、すぐに連絡をとって、病院での結果報告と、車の事や彼女の事を気づかってなかったことを謝りました。
後遺症などは残らないだろうから、後は保険屋さんを通じてお互い納得のいくよう話を進めましょうという事になりました。

その後、怪我の治療は近くの病院に変わり通院しました。
汗をかくと痛いし、最初の1週間は風呂も入れないし、怪我している部分が少しでも何かに触ると痛いし、作業手袋は、はめれないし、ポケットに手も入れられない、立ったり座ったりしているうちにひざのガーゼがずれてくるし、仕事がはかどらずいらいらしました。
しかし、よく怪我をして手当てさせられた下の娘(小6)が、頭を洗ってくれたり、傷口とぼくの顔を交互に見ながら「痛いか?我慢しろよ」とえらそうに立場逆転状態を楽しみながら、消毒、ガーゼ交換してくれました。
ぼくの方も痛いんだけど、何か心地よさを感じました。
  

この部分に傷口の写真を載せていたのですが、あまりに痛々しいので別リンクにしてほしいとご意見を頂きました。見てみたい方だけこちらをクリックしてください。→


このページを書いているのは2006年9月の17日、事故から1ヶ月と10日経っています。
すり傷の方は、跡形が少し残っていますが痛みはほとんど無い状態です。
しかし、軽く思っていた左手親指の突き指と首はまだ少し痛みます。
先週から、バレーボールに復帰しました。指はテーピングで固定しておけば大丈夫でしたが、首の方がアタック練習でセッターをしていましたが、長く上を向いたままの状態がつらく、交代してもらいました。

そしてもうひとつ、つらいのがガレージのシャッターを開けた時、あるべきバイクが無い事です。
今の所は、修理はせずに買い換えようと考えています。

この後、示談交渉とかあるのでしょうが、その辺は、また後日このページで報告します。


2006.11.12中間報告 パートT

まず過失割合ですが、ならくん15%、相手85%となりました。

これは、保険屋さん同士で過去の事例を考慮のうえ交渉した結果出た割合で、物損についてはこの過失割合で納得し示談書に、はんこを押しました。

バイク以外にも、ヘルメットやブーツにも傷が入りましたので、保険屋さんに相談したら、写真をメールに添付して送ってくださいとのことで、指定のメールアドレスに送りました。
ヘルメットやブーツの値段についても、領収書がなかったのですが自分の記憶している値段とネットで同等品の値段を調べ記憶が正しい物と思います。見たいな内容の文章を添えて送りました。

入金された明細です。
バイク修理代 \410,070 85%入金 \348,560 10月4日
ヘルメット \15,000 85%入金 \12,750 10月4日
ブーツ \13,000 85%入金 \11,050 10月4日
手袋 \1,000 85%入金 \850 10月4日
バイク下取り     \30,000 8月30日
合計     \403,210  
         
相手の車修理代 \184,054 15%保険より支払う \0  

相手の車の修理代については、自分の保険を使いましたので13等級から10等級にダウンしました。

後、怪我のほうですが、左手親指は強く力を入れたときに(ぞうきんをしぼるとか)少し痛みがある程度ですが、普段の生活には支障をきたす物ではなくなりました。

しかし、首の方は順調に直ってきているように思えたのですが、2006.10.14(土)少し神経が引っ張られるような感覚になりバレーボールの練習を休みました。
次の日の日曜日も違和感を感じるものの普通に過ごしました。
そして、2006.10.16(月)朝起きれないほどの痛みに襲われ、嫁さんに何とか起こしてもらい病院へ行きました。
それから、一日おきくらいのペースで牽引と電気治療を、受けましたがあまり効果がなく、保険屋さんと相談して鍼治療も並行して受けるようにしました。

鍼治療はなかなか効果的で、行く度に楽になって行きました。
しかし、首をかばいながら仕事をしていたためか、もしくはバレーの練習に行かなくなって運動不足になった為か腰痛が出てしまい、今日11月12日の秋季大会に参加出来ませんでした。

バイクはないし、バレーは出来ないし、もうならくんボロボロ・・・。

体が完治し人身の方の示談も成立したら、またここで報告します。



2007.3.4中間報告
 パートU

完全に完治しました!って報告したかったのですが、またまた中間報告です。
でも、首も腰も痛みの方はほとんど無くなり、後は指先のしびれが残っている程度です。

鍼治療は効果的と上で報告しましたが、しばらく治療をあけるとまた痛み出しました。

こんなに長びくとは・・・。
そこで、2006.11.25知人の紹介で大き目の病院でMRIを撮りました。

首も腰もヘルニアが出ている。
首の方は、事故が原因だろうが、腰は事故とは関係ないだろうという診断結果でした。
とにかくリハビリは、けん引をしっかりやりなさいとのこと・・・。
1ヶ月ほどけん引に通いましたが、一向によくならず、毎日痛み止めを飲んで仕事をしていました。

2006年の年末あたりから、知人にさとう はり・きゅう整骨院を紹介され行ってみました。
2回ほど通った時何か手ごたえのような物を感じ、ここなら直るような予感がしました。
正月ゆっくりしたせいもあり、腰の方はほとんど痛みが無くなり、首も通うたびに痛みが和らいで行きました。
ためしに、1週間治療を休んでみたりしたのですが、痛みが戻る事は無かったのですが、自然に治っていく事も無かったので、週に2日くらいのペースで通っています。
2月に入って無理しない程度にバレーにも復帰。

後は指先のしびれだけです。
パソコンのキーボードのFとJにしるし(突起物)があるのですが、右手の人差し指は認識でしますが、左手では認識しにくい状態です。
後、ティッシュを左手で取ろうとして取り損ねても一瞬判りません。(そのまま鼻をかむまでは行きませんが・・・)
そろそろ症状固定の判断を保険屋さんはしないといけないらしいのですが、その辺はまた後日ここで報告します。

それから、自分の入っていた保険会社より、搭乗者保険がおりました。
事故から半年間の通院が51日以上の場合、通った病院すべての診断書が必要という事でしたが、相手の保険会社よりコピーを送ってもらいそれを提出してOKでした。
61日分×2,000円で122,000円(1日に病院を2箇所行っても1日の計算になります)
搭乗者保険が自分にも適用されるとは知らなかった・・・。



2008.1.2中間報告 パートV

久しぶりの報告になります。
痛みは、ほぼ無くなり、バレーボールにも復帰しました。
しかし、指先のしびれが取れず、2007.5月症状固定となりました。

症状固定とは、これ以上治療しても良くならないと、判断された事を意味します。

ぼくは、もう少し治療を続けたいと言ったのですが、相手の保険屋が言うには、後遺症の診断書を病院で書いてもらって、それにより出た等級により、慰謝料をお支払いするので、それを使って後は健康保険で治療を続けてくださいとのことでした。

後遺障害12級13号の認定が出ました。

これにより、損害賠償額計算書が送られてきました。
支払い額、約280万円
これは、通院日数×2倍×4200円
後遺症慰謝料などから、自分の過失分15%分の治療費などの相殺額を差し引いた支払額となります。

逸失利益という項目があり、これは後遺症により、仕事への影響を計算されるのですが、ぼくの場合、指先のしびれが、かなり仕事に影響する事を話し、再度検討してもらうように、保険屋に電話しました。

すると、支払額、約460万円に上がりました。

あまりに簡単に約180万円もアップしたなぁと思いました。
1本の電話をしなかったら、反対に180万損することに・・・。

ちゃんと勉強しないと損をすると思いインターネットで慰謝料の計算方法など調べて、自分の事例と照らし合わせると、約1000万位は貰えるのではと、思ってきました。

そんな時、調律学校時代の同窓会があり、友達が相手の保険屋と同じ保険会社の代理店を、している事がわかり、色々相談にのってもらいました。

ネットで調べた金額は、裁判になった時の判例の最高金額が載っていて、ぼくの場合は、600万位貰えたら妥当な所ではないか。とのことでした。

同じ保険会社の代理店が出している金額なので妥当な線だと思い、保険屋に、電話したのですが、460万円以上は、支払えないと、平行線になりました。

結局、その友達のアドバイスにより、2008年1月18日に、交通事故紛争処理センターに相談に行くことにしました。

1度事故を起こすと、完治、解決までの道のりは長い・・・。
現在もまだ指先のしびれは、残っています。寒さが厳しいと多少痛む事もあります。
中間報告まだまだ続きそうです。



2008.1.19中間報告 パートW

昨日、交通事故紛争処理センターに行ってきました。

受付で、必要書類の確認など済ませ、紛争処理の流れなどの説明があって、それから弁護士さんと話しをしました。
中間報告パートVまで書いてきた内容を説明し、ぼくにとって妥当な金額を出してほしいとお願いしたら、次回までに金額(あっ旋案)を計算するので、相手の保険屋さんも来てもらって、お互いOKが出たら示談と言う形になるらしい。
どちらかが、OKをだっさないと、さらにこの先に審査申立か、裁判と言うことになるらしい。
次は、2月26日になる予定です。
ここでの報告は、完結するのでしょうか?



2008.2.26中間報告 パートX

今日で最後かと思いながら、交通事故紛争処理センターに行きました。
弁護士さんが言うには「金額(あっ旋案)は、だいぶ上がりました。
保険屋さんが納得するか判らないので、まだ金額は見せませんが、
保険屋さんに入ってもらうので、待合室でお待ちください」との事。

しばらくしてまた呼ばれました。
保険屋さんが思っていたよりも大きく上がっていたようで、「弁護士に相談したい」と
言っているらしい。結局、今度は4月4日にもう一度来てくださいとの事・・・。

結局、金額は教えてもらえないまま、「もう帰っていいです」って・・・。(気になるぜ)
弁護士さんが言うには、4月4日の後もう一回くらい、来てもらう事になるでしょうとの事でした。
まだまだ続く中間報告!!!



2008.4.5中間報告 パートY

昨日行ってきました。
保険屋さんの弁護士さんから、きっちりと源泉徴収か、確定申告の控えを提出して欲しいとの申し出がありました。
ぼくの場合、保険会社の担当の人に、会社の従業員さんの手前、給料を抑えられ、その代わり住宅ローンや、車、子供の塾など、出してもらっている状況で、低い給料を判断の基準にしてもらうのは困ると説明し、年齢の平均賃金で計算すると言う事になっていたのに、何で今更という気持ちです。

紛争処理センターの弁護士さんも、相手の弁護士さんのやり口や態度に、かなり怒っておられるようでした。
次回は、5月15日と言う事になりましたが、それまでに、源泉徴収表と、住宅ローンや買ってもらっているものの明細を相手の弁護士さんとセンターの方に提出してくださいとのことです。
なんかめんどくさい事になってきました。
現在、指先のしびれ以外にも理由があり、会社を辞めて以前やっていたピアノ調律の仕事を始めています。詳しくは「柿渋(かきしぶ)」のページをご覧ください。
開業にあたり、いろいろ経費がかかっているので、この保険のお金を当てにしているのですが・・・。
いまだに、パソコンのキーボードFの突起物を認識出来ず、ブラインドタッチがやりにくい状況です。
襖の会社に残っていても、糊加減など微妙な感覚が必要な作業は出来ないでしょう。
バレーボールやピアノの調律には、影響がないので、それだけは助かっています。
って事で、中間報告まだまだ続きそうです。



2008.5.15中間報告 パートZ

本日行って来ました。
前回言われていた、給料の明細や、買ってもらっている物の明細などは、すでに送っておいたのですが、今回も進展なしです。
交通事故紛争処理センター(紛セン)の弁護士さんは、審査申し立てを勧めて頂いているのですが、前回書いたように、調律の事務所開設にあたり、電気製品などの支払日が迫ってます。
次回は7月7日。これ以上伸びるとまずい状態です。

紛センの弁護士さんから、もう一度保険会社と相談して、少しでも誠意を見せて貰うよう、相手の弁護士さんに言って頂いたようですが、次回も平行線になったら、こちらが折れないとしょうがないかなとも思っています。
そもそも、妥当な線が知りたくて、そして、ぼくと同じように、事故にあった人が、このページを見て少しでも参考になればと思い、紛センに来たのですが、色々話をしているうちに、妥当な線なんか金額で決められないのではないかと思ってきました。
次回出てきた金額が、保険屋さんにとって精一杯の金額なのでしょうし、それで良いのではと思っています。



2008.7.7最終報告

本日行ってきました。
ついに、最終報告となります。
長かった・・・。

4月5日の中間報告でも書きましたが、ピアノ調律の仕事を、再開しました。
順調に、お客様も増え、評価もたくさん頂くようになり、その評価を見て、また新しいお客さんからの依頼も来るようになりました。

ピアノの運送屋さんとの提携も上手く行き、ピアノをオーバーホールしたり、海外に送るために集められた日本の中古ピアノを、安く譲ってもらえるようにもなりました。
古物商の許可も下り、安くて良い、中古ピアノの販売も出来る様になりました。
そして、ピアノの練習もするようになったためか、指先のしびれが、だんだんましになってきました。

事故をして良かったとは、言いませんが、460万から金額が上がらなくても、何とか、事務所開設、独立のための費用、そして、ピアノを仕入れることは出来るだろうから、OKしようと思っていました。

結局、保険屋さんの弁護士が出してきた金額は、500万でした。
OKです。サインとはんこを押しました。

ぼくのように、事故をしたために転職して、そっちの方が、良くなるって事は、めったにないと思います。
幸運でした。ぼくの事をはげまし、助けてくれた、多くの友人のおかげです。

このページを書いてから、同じように事故に遭われた方から、たくさんメールを頂きました。
自分の事故だけでも大変なのに、ぼくの事を親身に心配して頂きました。

本当に有難うございました。

ぼくの事故の体験を書くことで、事故を起こしてしまった方に、何か参考になればと、書きはじめましたが、やはり、事故は起こさないに限ります。
長引く、痛みや、体の不調のつらさは、ぼくの文章力では伝え切れません。
くれぐれも、安全運転を心がけましょう。



あなたの事故の経験や、ご意見、アドバイス等ございましたらメール下さいませ。