2006年1月27日(土)
ヨガ
最近、毎週末、夫とヨガのクラスに行っている。眼科の先生に適度の運動をするように勧められていたのと
夫と一緒に出来る気軽なスポーツだったので、11月から行き始めた。
先生に緑内障のことを伝えると、眼にいいポーズなども多く取り入れてくれる。
ヨガのあとは肩こりも楽になっているし、とても気持ちがいい。
肩こりがひどい日は、視神経を圧迫してるのでは?と心配になってしまう。
ヨガの次の日は、笑うとおなかが痛くて、ちょっと辛いけど、おなかも引き締まるかなぁ・・・。
2006年2月4日(土)
定期検診
今日は都内までO病院の検診に出かけた。
行く度にますます混んでいる気がする。今日は2時間半待って、やっと自分の順番になった。
今日は前から気になっていた、2つの質問をした。
質問1
この病院に来て半年たちましたが、今後はどういった治療をしていきますか?

A。「キサラタンと定期的な視野検査で様子を見ていきます。」
質問2
目の体操というのは緑内障の人には有効ですか?

A。「骨に向かって指圧すると目の疲れが取れるので、されるといいと思いますが、目の玉は押さない様にしてください。」
次の検診は4月1日まで予約がいっぱいだった。
2ヶ月間診察があくなんて初めてなので、なんとなく不安になった。
2006年2月6日(日)
山林先生からのメール
以前から気になっていたキサラタンの体への影響を山林先生という、緑内障の専門医にメールで伺った。
なんと、先生は2時間後に返事をくれた。
お忙しいのに、会った事もない私のメールに答えてくれ、本当にすばらしい先生だ。


質問内容
昨年、緑内障中期と診断され、
現在キサラタンをつけています。33歳です。
先日結婚し、子供が欲しいと思っています。
点眼を続けて、血液中に溶け込んだキサラタンによって
胎児に影響を与えたり、妊娠中に点眼することによって、
胎児が奇形になったりするのではと、
心配です。
今、生理不順で通っている都内の婦人科の先生は
点眼では微量なので、奇形になる影響になる範囲では
ないとのことですが、婦人科の先生は「キサラタン」を
ご存じないと思うので、心配です。
キサラタンの添付文書に
「妊婦は有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること」
とあるので、どうしららいいのか分かりません。
お教えいただけないでしょうか?


お返事
キサラタンはプロスタグランディンという子宮筋収縮作用のある物質から開発された薬剤です。この物質は非常に強い眼圧下降作用があるのですが、この子宮筋収縮作用や炎症増強作用などがあったために、なかなか臨床使用ができませんでした。しかし研究開発の結果、これらの有害な作用と眼圧下降作用を分離することに成功した結果、現在では恐らく世界で一番使用されるようになっています。安全性は動物実験で子宮に対する影響は通常の濃度では出ないことが確認されています。しかしながら、動物でのデータはあってもヒトでのデータはありません。これは当たり前で、ヒトを対象にしての安全性実験など人道的にみても不可能だからです。実際は多くの眼科医がこれらのことをあまり知らないで使用しているのが事実ですが、我々緑内障専門医となりますと、このような科学的な情報を知っております以上、原則的に妊娠期間や授乳期間の使用は控えるようにしています。実際のところ、これが原因で胎児に問題があったという報告はありませんので、まず問題はないと考えますが、我々の対応はあくまでも可能性がゼロでない以上このような対応をさせていただいております。私の場合は、患者さんにこのような情報を説明して、現在の緑内障の障害程度(視神経や視野で判断)と進行の有無などを総合的に考慮して、そのまま継続使用するか、他の薬剤に変更するか、この期間だけ治療を中止するか、又は中止が困難な時には手術的治療を優先するかを選択しております。
それから、あなたの婦人科の担当の先生が「点眼液は微量だから大丈夫」と言われたそうですが、これは違います。例えばチモプトール点眼液というキサラタンに匹敵する有効な眼圧下降点眼液がありますが、この薬剤は一っ滴で心臓に作用して心臓のリズムを遅くします。ですから、健康な人では問題ありませんが元から心臓の病気を持っている方に使用する際には慎重にすることが必要です。点眼液はこのように1滴でも体内に移行して、微量でも薬理学的な作用を起こすものがあるのです。

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