山頂に登った後の映像から公開します。
なお、登る途中の過程は回りが暗く、映像に残せる状況ではないため公開しません。
道路状況については、下山時の画像も公開しますのでそこから想像して下さい。
なお登山時は音声のみは収録できていますので、後日何らかの形で公開する可能性があります。
頂上近くにある簡易トイレ
登る前に
行きたくなくてもトイレは必ず行きましょう。
写真の頂上付近までトイレはありません。
そのトイレも、、、入るには勇気が、、、。
中はいったいどうなっているんだろう??
夜が明けたら、写真のようにトイレの回りは
記念写真で盛り上がってるし、夜明け前は
ここのトイレの存在すら気づかなかった。
帰国後(と言うか、さきほど。)録画したビデオを見ながら確認した”時間的背景”を以下に書きます。
暗くて何も写らなくても、ビデオテープはまわしています。
1:30頃 起床 (ちなみに昨日は夜9時に就寝して4時間は眠れたかな。)
2:10頃 カフェで目覚ましのコーヒーを一杯。「さあ、行こう!!」
2:35 バスで約20分。登山道の入り口に到着。
2:40 登頂開始〜。まずは10分ほど比較的平坦な道を進む。
2:50 セント・カテリーナ修道院を過ぎたあたりに最初の”らくだ”ステーション。
自信のない人は無理せず”らくだ”に乗った方がいいかもです。なぜなら”らくだ”から
見える視界は非常に高く、見える景色も非常に広くてすばらしい時間を堪能できます。
歩いて登る場合、景色を見ている余裕はありません。狭い道路をラクダに轢かれないように
廻りに注意しながら、さらに転ばないように石ころの多い足元にも気を使わないといけない
のでとてもとても、景色なんて見てる余裕は、、、。
☆らくだの乗り方講座・・・ラクダが立ち上がるときと座るときに注意。後ろ足から急に立ったり
前足から急に座るので、注意しないと投げ出されます。”命の棒”をしっかり握ること。
さらに、ラクダによっては大きくグラグラ左右に揺れながら歩きます。その場合は”揺れに
体をまかせること”です。慣れないと落ちそうで怖いですが絶対落ちません。無理に逆らうと
かえって危険。らくだも機嫌が悪くなります。らくだも人を見る???
”柳に風”の状態がラクダも歩きやすいようです。あとはゆっくり回りの景色を堪能しましょう。
3:30頃 第2らくだステーション。ここから乗ってもOK。
で、ここらへんから傾斜もやや急になってくる感じ。
4:30頃 第3らくだステーション。(ここが8合目。)らくだはここまでです。ここからは自力で
登らないと行けません。ここから石の750段です。
ここからがきつい。傾斜も一気に急になります。
5:00頃 9合目に到着。あと100〜150段ほどで頂上だが、日の出までまだ時間もあるし、さらに
頂上付近は常時突風も吹いているため、今は無理して登らない。
5:30頃まで時間をつぶしたり、カフェで温かい飲み物を飲もう。
5:30 最後の登頂開始。
5:50 登頂。あとは日の出を待つ。
6:29 日の出〜。おー、すばらしい〜。
6:40頃 下山開始。おー、寒ーい。
8:40頃 セント・カテリーナ修道院到着。トイレに行ったりコーヒーを飲んだり。
9:00 ”修道院”がやっと開館。そのまま観光。う、うつくしいー。
と、、、こんな感じ。
☆シナイ山登頂に必要な持ち物講座・・・(1〜3月くらいの場合)
@ 完全な寒さ対策が必要
セーター。
ウィンドブレーカー上下(風が異常に冷たく強い。)
あったかい帽子。
A スニーカ。
B 懐中電灯は必ず(あるいはペンライト)
C てぶくろ、マスク、耳あて、ホッカイロなど
そしてこれが重要 ⇒ できるだけ荷物を持たず、なおかつ軽装で。
(つまり体重をできるだけ軽くしたい。重い分だけ登るのに負担に。)
どうしても寒い場合、頂上付近で毛布等を貸してくれます。ただし、これが異常に高ーーーい。
わたしのばあい・・・元来暑がりの私は、9合目までは比較的軽装スタイルで。
ところが9合目で風の強いことに気づき、さらに寒いことにも気づき
バックパック(これが重ーい。)を開いて、あるもの全部を着込みました。
上は7〜8枚、下は4枚のもっこもっこのかっこう。それでもさむーーーい。
1. 2. 3.
1. 午前5時50分。ついさきほどまで真っ暗。ようやく東の空に赤みがさしてくる。
2. 午前5時57分。数分しか経ってないのに、刻々と変化する東の空の色。
3. 午前6時7分。 かなり明るくなってきた。重なっている山々の違いも見えてきた。
この段階で、日の出までまだ30分ほどある。欧米人だと思うが、みんなで賛美歌(?)を合唱している。
大きな声でみんなで合唱。敬虔な信者たちだろうか?宗教観のまったくない私には全然わからないが、
人間の宗教心というものは偉大な感じがした。こちらもなぜか厳粛な気持ちになる。一人でこんな場所に
は登って来れない。アメリカ人、ヨーロッパ人、中国人、日本人、その他さまざまな人と一緒に登って来た
から、頂上にたどりつけた。言葉は通じないが、この場にいる人はある意味の一体感がある。
みんな見ている方向は、まだまだ日が昇らない”東の空”を見ている。少しずつ景色が変わってくる。
4. 5. 6.
4.上の1と同時間。まだ暗くて、回りも良く見えない。
5.上の2と同時間。だんだん明るくなってきた。
6.上の3と同時間。ん???いやな予感が、、、。なんとなく下が見えない。ヤバイかな?
7. 8. 9.
7.私の目の前にはヨローッパ人のカップルが。前が”白いズキン”の男性、後ろが”赤い髪”の女性。
8.で、ちょっと前を見ると、、、、、絶壁ーーーーー。
9.わーーーー、あぶなーーーーい。おちたら、絶対ただですまないぞっ。
10 11
10 あぶない、あぶない。一人が滑ったら、みんな一気に滑り落ちそうだ、、、。
11 ん?おじちゃ〜ん。危ないよー、滑るよー。
12 ほらー、おじちゃん!三脚が落ちかかって、、、。
13 14 15
13 だいぶ明るくなって、、、、、わっ、こ、怖ーーーーーっ。垂直に真下が、、、。
14 で、この花崗岩が、よく滑る、、、。
15 ちょっと、ビデオカメラを前に出すと、、、。怖くて見られない。
16 17 18
16 目の前の花崗岩(赤御影石)を拡大。本当によく滑る材質です。
17 午前6時28分。ほんとうに日の出の直前。うーっすらとオレンジの点が???
18 モスク側から日の出の瞬間を待つ人々。ご来光はもうすぐだ。
19 午前6時29分。ついに日の出の瞬間。
20 あたりは急激に明るくなってくる。いやぁ早い。
21 危ないよー、そこから落ちたら、まず命ないよ。
ちょっと”お父さん?”どこを写してんのさ??今は”ご来光”を眺める時間だよ??
って、、、、そういうワタシは、どこを写してんのさ??
22 う、う、う、うつくしーーーーいーーー。
23レンズを通った光が見事な同心円を作る。
24もうまぶしくて、太陽そのものを写せない。
25日の出と反対の西の空。 月が沈もうとしている。
26太陽に照らされた部分だけが赤茶色に染まっていく。
27茶色と黒のコントラストが見事な芸術模様を作っていく。
28 29 30
28 だいぶ明るくなってきて、見えるコントラストも色が変化してくる。
29 さっきから、ずっと同じ方向を見ている”おじちゃん”の帽子。おじちゃん、たぶん感動、、、。
30 わーっ、もう帰り始めてる人多いしー。はやっ。
31 32 33
31 頂上の教会側。そろそろ帰り支度か、、、。
32 人の高さほどの高い場所から飛び降りる。みんな元気いいねぇ。。
33 教会の壁と無造作に積まれた岩。下からここまで上げて来たのだろうか?そして余ったのかな?
34 35 36
34 3日前に降った雪もまだ、解けていない。3日前に登った人は寒くて寒くて地獄を見たとか見ないとか。
35 みんな、帰ろうとしているな。そろそろ私も帰るか。
36 さきほどまで私の座っていた場所。名残惜しそうにまだ帰らない人も多い。
37 38 39
37 おっ、わたしと同じようにビデオを撮影しているおねっちゃん!でもファインダー覗くと疲れるっしょ??
私みたいに方向を決めずに、ただ撮りっぱなしは楽だよー。
38 下山途中。混雑していてなかなか先に(下に)行けない。ま、ゆっくりでいいよー。
39 人も多いし、足場もこうだから時間が降りるのにかかる。
40 41
40 ゆっくりゆっくり降りる。急がなくていいよ。滑るから。
41 正規(?)の道路は左側(みんな歩いている)だが、急ぐ人(?)は、
右にはみ出てスタスタと降りていく。でも滑ったら痛い。
42 43
42 9号目が近づくと、おみやげやさんが見えてくる。
きれいに加工したアラバスター製のタマゴを売っている。
43 9合目が見えてきたーーー。
でも、もう足が、ヘラヘラ笑って、、、。カックンカックン状態。
さて、ここでもう一度、上の1番か4番の画像を見てほしい。日の出前は真っ暗で廻りが見えない状況で登るため、「こんな急な坂だったのかぁ。」とか「危ない道だなぁ。」とか下山しながら発見する。