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■料金と診療内容

診療料金

自由診療のみ(保険適用しません)。
初診料無し

料金は、1回3000円と4000円の2種類(消費税込み)のみです。
それぞれの時間には電気治療10分が含まれます。
施療時間35分:3000円
施療時間50分:4000円
往診の場合:上記料金+往診料1000円+交通費実費


診療内容

院長一人の責任施療で、じっくり、ゆっくりお話をうかがって、毎度おなじみの肩こり、腰痛、スポーツ外傷の外、現代の生活習慣病とも言える各種症状に対して、お一人おひとりにあった、鍼・灸、また指バリを駆使した治療を施します。鍼灸の施術は必ず事前に施術部位や方法など詳しくご説明して、ご了解いただいた上で行います。

私の診療
鍼について
灸について
指バリについて
その他よくあるご質問について

私の診療

1.私は最初に柔道整復師の勉強で外傷ケガに対する療法を学び、次に鍼灸師の勉強で慢性疾患等守備範囲の広い疾患に対する療法を学びました。柔道整復師5万人・鍼灸師13万人のうち、両方の資格を具備する施術師は、かなり少ないパーセントと聞いています。
理学療法(干渉波・電気治療器・赤外線・超音波・温罨法・冷罨法等)、柔整マッサージ・指圧・カイロのブロック療法・キネシオテーピング・操体法・鍼・鍼パルス・灸頭鍼・皮内鍼・灸知熱灸・隔物灸等、数多くの施術スキルの中から、個々の患者さんにもっとも合っていると思われる療法を選んで施術いたします。

2.柔道整復師として
骨折、脱臼、捻挫、挫傷、打撲で開放性でないものに対して整復・固定・後療法を施します。これらは、ほとんど軽症で、歩いてくる人が多い。スポーツ・交通事故の他、うっかりはずみで負傷する。例えば、5センチの段差でもつまづいて骨折する事がある。子供は脱臼はめったになく、なるとすれば骨折になります。例外として、肘内障は肘関節の亜脱臼だといわれます。同じ引っぱるにしても手首ではなく手を引っぱるようにした方がよい。
この間一瞬緊張しました。肩関節の前方脱臼を訴える患者さんが来た。ところが自分でシャツを脱ぎ始めたので、なぁ〜んだと思いました。
実際は慢性の肩懲り・腰痛の患者さんも多い。捻挫等は、急性時はRICE(R:挙上 I:冷却 C:圧迫 E:安静)を施す。その他後療法は、温罨法・柔整マッサージ・理学療法・運動療法により2〜3週間位での治癒を目指します。

3.鍼灸師として
診察(四診)
一、望(神技): 視診(顔色・爪の色・舌診・意識状態・その他)
二、聞     : 聴く・嗅ぐ・息遣い・発声等
三、問(問診): 主訴をよく聞く
四、切(触診): 脈・腹診・血圧等
各種テスト:デルマトーム・ROM・MMT・反射テスト、整形外科的テスト

診断は、弁証論治して証を立てる。診断即治療
施術は、例えば慢性の腰痛のある中年男性の場合、 全身の虚弱症状があり、無力感、鈍痛・疲れると増悪・横になると軽減・脈沈・細弱。→ 腎虚証:腎を補い、経絡気血の運行を改善する。治療法は、足の太陽膀胱系や足の少陰腎経のツボを使います。


▼鍼について
1.鍼とは、どんなものか?
鍼そのものの説明:寸6の3番(最も一般的なサイズの鍼)長さ50mm/太さ0.2mm(参考:注射針(皮下注射用25G)外径0.50mm/内径0.32mm・人の髪の毛の直径0.08mm(1日0.3mm1ヶ月で1cm伸びる)
材料:金(1本1,000円)酸化しない。
銀(1本100円)酸化する。
ステンレス(1本20円〜50円)酸化しにくい。金に比べて少し刺入痛あり
鍼パルス灸頭鍼オートクレーブ全てOK。原価は安いが、治療費は技術料です。
消毒:ディスポーザル鍼(エチレンオキサイドガスで滅菌)それ以外(オートクレーブなどで滅菌)現在は消毒に非常に神経を使っている。これは施術者が自分を守るためでもあります。
刺入法:管鍼法(江戸初期杉山和一検校により、考案された)表皮から深さ5mmまでの間を一瞬にして通す事により殆ど刺入痛を感じさせない方法です。
刺鍼術:色々ある。単に刺鍼し放っておくものから、震わせたり、回したり、少しずつ深度を変えてみたり直刺・斜刺・横刺にしたり、電気をかけたり灸と組み合わせたり、患者を診て応変に強弱を変える(浅刺・深刺)
鍼の事故:滅多にない〜気胸・折鍼(新聞ダネになります)
たまにある〜渋鍼・脳貧血・違和感・出血等
いずれにせよ事故や副作用がおきる可能性は非常に軽度といえます。
鍼の効用:1996年世界保健機構(WHO)が49疾患を鍼の適応症として発表した。運動器系に限らず、消化器系・呼吸器系・循環器系・疼痛性疾患・泌尿器産婦人科系・その他メニエール・うつ病・アレルギー疾患等
1998年NIHアメリカ国立衛生研究所が発表。鍼が有効な3疾患(治ったではなく、治る!!)成人の術後や薬物療法時の吐き気、嘔吐・妊娠時のつわり・歯科の術後痛。代替的医療に役立つ11疾患〜頭痛・腰痛・月経痛・喘息等。
各学会の研究:鍼は自律神経に直接働きかけます。そして、結構人体に都合の良い様に働いてくれます。
調整作用 鎮静(疼痛・痙攣)/興奮(知覚鈍麻・運動麻痺等)
誘導作用 患部誘導(局所の血行障害)/健部誘導(局所の充血・炎症)
免疫作用 自律神経失調症・アレルギー
ex.交換神経の亢進症状(ストレスで↑)手足の冷え、汗を掻く、物が眩しく見えるそれらの症状がある時に合谷・足部へ刺鍼します。

2.鍼はどうして効くか?
・西洋的な説明
微小な局所への組織損傷(無菌性の微小な炎症)/オータコイド(局所ホルモン)/軸索反射/負傷電流の発生
これらにより局所への血流改善。修整物質の集合・免疫作用の活性化が生じ、全身自己治癒力がアップする。前揉・後揉・鍼パルス。Aβ効果(さする効果)Aβ>Aδ.C。しかし、これでは局所的なメカニズムを説明できても東洋医学の経絡経穴の説明はできません。
東洋的な説明
古代中国の思想『天人合一思想』『陰陽五行説』
人体=小自然 周囲=大自然 これらは繋がりがあり、調和が大事。気の流れがうまくいっていれば、病気にならない。『通即不痛』といいます。これらの理論・思想に基づいて出来上がったのが経絡経穴による治療法なのです(これらは解剖学的所見はありません。血管や神経とは違うのです。)
経絡は、人体における気の流れのルート。経穴は、その中でのポイントとなる箇所です。そして人間の様々な病態に応じてどんな経絡のどんな経穴をどの様に取ってどの様に組み合わせ、更にどの様に刺鍼施灸するかを開発したのです。ここではあえて、経絡経穴の説明は致しません。上記の『天人合一思想』『陰陽五行説』と同様に大変難解至極な内容で、いくら勉強しても追いつきません。深みにハマルばかりなのでしません。
とにかく、昔の感受性豊かだった人々が永年の経験と臨床から得たもので自己治癒力の回復・改善を目的とした治療法なのです。先ほど、腎虚証の腰痛の時話しましたが東洋医学では診断・即治療なのです。治療法で迷う余地はありません。むしろ治療法が先に開発され、どんな病気にそれが効くかを研究してきたからです。お医者さんが、色々検査をした挙句治療法は別問題というのとは違います。西洋医学は300年、東洋医学は4000年です。膨大な量の『治った』の積み重ねからなる体験医学なのです。科学的説明(EBM)という訳にはいきませんが、効果があって且つ副作用が殆ど無いという事がこれだけ長い歴史生き残ってきた理由なのです。それどころか、近年は代替医療としての存在価値が大きくなっており、混合診療を認めようという動きが現実のものとなっているのです。


灸について
お灸は熱く、痕が残るから困るという方には、温灸というお灸があります。痕がつくお灸(透熱)に比べて効き目は少し劣りますが、気持ちの良いお灸です。一度お試しくださることをお勧めします。


▼指バリについて
鍼・灸が怖いとお思いの方には、柳然堂流指バリをお勧めします。東洋医学で言う「ツボ」に、鍼のかわりに指圧することです。ただの指圧ではありません。経絡経穴の理論に沿って、ここぞというところを圧します。ぜひ、一度お試しください。


その他よくあるご質問について
・施術をお受けになる際の服装については、当院は特に患者服の用意はしておりません。鍼灸施術の際は最小限患部を露出していただく必要がございますので、その際困難とならないようご配慮下さいますようお願いいたします。
・診療回数は、週に1〜2回で3週間くらいを一つの目安としてください。
・必要な場合は病院をご紹介いたします。
・往診も致します。
・鍼灸師、柔道整復師は国家資格です。



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