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インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説(2)

ハリソン・フォード主演 スティーヴン・スピルバーグ監督作品。
1935年、上海のクラブで歌手ウィリーのショーが終わり、オーナーの大富豪ラオ・チェーの卓にインディ・ジョーンズが現れ、途中、ラオの息子に奪われそうになった皇帝ヌルハチの遺骨を取り出し、取引を始める。
だがこじれ、インディはウィリーを人質にするが、うっかり毒入りの酒を飲んでしまう。ラオの持つ解毒剤と交換しようとするが、インディは味方のウェイターを殺され、肉の刺さった串でラオの手下を串刺し。突如起こった殺人に店内はパニックになり、インディとウィリーは転がったダイヤと解毒剤を探して床を這う。
攻撃をかわし、だがダイヤはこぼれた氷の中に紛れ、インディは解毒剤をつかんだウィリーを抱えて窓外へダイブ。布製の廂から、仲間の少年ショートラウンドが運転してきた車に飛び乗り、追ってきたラオ・チェー達とカーチェイス。反撃しようとするが、途中でウィリーが銃を失くしてしまい、なんとか飛行場へと逃げ切る。インディたちは用意された貨物用の飛行機に飛び乗り、ラオに別れを告げて扉を閉める。だがそこに描かれていたのはラオのマークだった。
疲れて眠っていると、ヒマラヤ上空でパイロットが脱出し置き去りに。叩き起こされたインディは、修復不可能と見るや、墜落寸前にゴムボートに乗って3人で脱出した。
崖から激流を下り、人が見えてきて、気付けばインドの山奥へとたどり着く。山奥の村の長に招かれ、村人にすがられ、インディはお告げ通り神の使いだとして、デリーとは反対にあるさらに山奥のパンコット宮殿に巣食う悪のマハラジャたちから、奪われた聖石「シバリンガ」を取り戻してほしいと頼まれる。一刻も早く帰りたいインディは嫌がるが、村の子供たちも誘拐されていること、そして夜、子供が一人命からがら戻り、絵と字が書かれた布を渡され、シバリンガが伝説の石であると知り、向かうことにする。

結末 ネタバレ注意

3人は象に乗って向かい、途中ウィリーは文句ばかり言って騒ぎ、インディ達は呆れながらキャンプをする。途中、悪魔像が置かれるのを見つけると、象使い達は怯えて引き返してしまい、仕方なく3人だけでパンコット宮殿へ。
豪華で美しい宮殿に着くと、首相のチャター・ラルに迎えられ、イギリス軍の大尉達も交えてパーティーへ。インディはあえて疑いをぶつけるが、幼き国王のザリム・シンの誓いに非礼を詫びる。
出される料理のゲテモノ尽くしに気絶したウィリーの部屋に果物を持っていくインディ。仲良くするつもりだったがこじれてしまい、互いに部屋で悶々としていると、インディは刺客に襲われ、ショートラウンドとムチで返り討ちにする。
ウィリーの部屋に飛び込み、チェックすると、隠し通路を発見。ショートラウンドと中へ入るが、うっかり罠を作動させてしまい、部屋に閉じ込められ、押しつぶされそうになり、外のウィリーを呼ぶ。ウィリーはたくさんの虫が這う地面を進み、クモ達が巣食う穴に手を突っ込み、解除スイッチを作動させる。2人が助かり、ウィリーも合流。だがまた罠を作動させてしまい、急いで奥へと進む。
奥の空間では、ザリムの前で儀式が行われており、一人の男が心臓を奪われ、磔にされて地下の溶岩へと入れられ、焼かれて殺された。そして3つのサンカラストーンが光を放ち、人がいなくなったのを見計らい、インディは石を回収。そのまま奥へと進むうち、ウィリーとショートラウンドは捕まってしまう。インディは奥で採掘をさせられている子供たちを見つけ、暴力を振るおうとする見張りに石を投げつけるが効かず、見つかり、捕まってしまうのだった。
子供たちは残り2つのサンカラストーンを探すために働かされ、マハラジャは英国キリスト教やイスラム教撲滅を企んでいた。
インディは人形を使った呪術による拷問を受け、悪魔の血を飲まされ、洗脳状態に。ウィリーの処刑を任されたインディは迫る中、ショートラウンドが抜け出し、たいまつをインディに近付け、正気を取り戻させる。インディは暴れ、マハラジャは逃げる。チャターを滑車の下敷きにし、ウィリーを助け、子供たちも救出。子供たちは宮殿の外へと駆け出す。
インディは見張りのボスである大男と殴り合うが、人形呪術により苦しめられ、見かねたショートラウンドが洗脳状態のザリムを組み敷き、大男は粉砕機に入れられ潰され、ザリムもたいまつを当てられて正気を取り戻す。
兵士達の銃に追われ、3人はトロッコに乗り込み、逃げる。追っ手を片付けるも、ブレーキが効かなくなり、インディが足で止める。すると水攻めに遭い、外に出て、崖から二手に分かれて上り、吊り橋を目指す。
インディは兵達に追われ、吊り橋に先に着いたウィリー達は捕まり、インディは挟み撃ちに。マハラジャ・モラがウィリー達とインディに近付き、インディは中国語で合図して、橋を切り落とす。
崖下にぶら下がり、兵士が落ち、ウィリー達がモラを蹴落とし、モラはインディにつかまり、石を奪い合う。モラが石をつかむが、インディが呪文を唱え、石はカバンを焼くほどの熱を発し、落ちてワニのいる川へ。そしてモラが怯んだ隙に、モラを叩き落した。
崖の向こう側から、兵達が矢を放ち、インディ達は危険にさらされると、インド警察や軍隊が到着。銃撃に敵兵達は逃亡した。
村に3人と子供たちが戻り、村は大騒ぎ。インディはシバリンガを返し納め、悪態を吐くウィリーを捕まえ、キスしようとして、象に水をかけられる。気を取り直してキスすると、今度は子供達に囲まれた。
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管理人の批評

1984年、アメリカの作品です。
共演:ケイト・キャプショー アムリッシュ・プリ ローシャン・セス リー・ハイ・カン
前作『レイダース 失われたアーク≪聖櫃≫』に続く、日本でも大人気の冒険活劇「インディ・ジョーンズ」シリーズの第2弾で、フジテレビの土曜日の映画枠などで何度か再放送されたため、記憶にあるという方も多いのではないでしょうか?
インディ・ジョーンズがヒットした要因は圧倒的スケールもありますが、全作に通じて漂うコメディ要素だと思います。そもそも宝探しといった冒険のような荒唐無稽な物を真面目に描くということが既にコメディになってしまっているので、バカをやってないよ、バカを増やそうとしてないよ、という見せ方があるのだと思います。
荒っぽく言ってしまいましたが、歴史的文化遺産というのは文献に残る物なので、数が限られ、ほとんどが発見されているか消失してしまっているかのどちらかなので、一攫千金というのは夢物語に近く、下手に煽れば、自然破壊や考古学的建造物への破壊につながりかねません。
SF物も同じように言えますが、宇宙は未知なので、何があるのか、そして何がないのかは断定して言うことができません。だからこそ壮大なロマンをいくつも見せ、監督は描くことができるのでしょう。これが深海になると、開発という生々しい現実が付きまとうので、どうしても真面目になってしまうのでしょう。実際に油田や宝石の金鉱などが見つかっていますので。
もっとも、アドベンチャーだからといって、スリルばかりでは観客もつらいだろうという監督の配慮もあるのでしょう。緊張と緩和。
インドの山奥とありますが、実際はスリランカにて撮影されました。スリランカと言えば茶葉で有名な紅茶党にはたまらない土地でもあります。
この作品も総合的には家族で楽しめる作品になっています。ラブシーンも明るいものなので。