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ターザン

トニー・ゴールドウィン声の主演(日本版 金城武) ケヴィン・リマ&クリス・バック監督作品。
とある夫婦が乗っていた船が沈没し、夫婦は小舟で脱出した。2人は男の子の赤ん坊を抱えていた。夫婦は辿り着いた島で、樹の上に家を作った。
ある日、子供をヒョウに食べられてしまったメスゴリラのカーラは、群れから外れ、樹の上の家に辿り着く。中に入ると、あの夫婦は死に、一人残された赤ん坊を見つけた。カーラは、まだ近くにいたヒョウから赤ん坊を守り、群れに戻り、仲間たちから反対されながらも、赤ん坊をターザンと名付け、育てることにした。
成長したターザンは、同じ群れのゴリラの子供・ターク達の遊び仲間に入れてもらうために、象の毛を取ろうとして騒ぎを起こし、群れの長であるカーチャックに叱られてしまう。カーラに慰められながら、ターザンは大人へと成長していった。
ある日、ヒョウに襲われて負傷したカーチャックに代わり、愛用の石槍で応戦するターザン。先端を折られてしまったものの、なんとか回収し、ヒョウを刺し倒した。安堵するのも束の間、ジャングルに号砲が鳴り響く。ゴリラたちが逃げる中、ターザンが調査に向かう。するとそこには、豪放なハンター兼ガイドのクレイトンと、ゴリラの調査に訪れたポーター教授と娘のジェーンがいた。

結末 ネタバレ注意

子猿を見つけたジェーンだが、泣かせてしまい、マンドリルの群れに追われてしまい、ターザンに助けられる。ジェーンは子猿が欲しがっていたスケッチを渡し、子猿を満足させ、そしてジェーンはターザンに興味を持ち始めた。
タークとその友達のランドはポーターたちのキャンプを見つけ、音楽を奏でて遊び、ジェーンはターザンとキャンプに戻り、ゴリラたちとの出会いに喜ぶが、カーチャックが現れ、皆を連れ帰った。
警戒を強めるカーチャックとは裏腹に、ターザンは翌朝もキャンプに行き、ゴリラとの繋がりを感じたジェーンはターザンを学習させ、ターザンは毎日通うようになる。
しかしカーチャックは厳しく、ターザンはジェーンとゴリラを会わせることができず、約束の迎えの船が現れ、ジェーン達は帰らなければならず、それが一生の別れと知ったターザンは、タークとランドにカーチャックの注意を逸らさせ、3人をゴリラの群れに会わせる。だがカーチャックが戻り、急いで3人を逃がすものの、ターザンは群れを追いやられ、カーラはターザンを樹の上の家へと誘う。そこでターザンは写真を見つけ、自分が人間の子と知った。
父の服に袖を通したターザンは、カーラこそ本当の母だと告げて、3人と船に乗る。だがクレイトンの裏切りでターザンはポーター親子と船長達と捕まる。
ターザンは雄叫びをあげ、ランドとタークが助けに現れ、脱出。みんなの元へ向かい、捕まりかけたカーチャック達を助け、ランド達と船員を捕まえた。カーラを助けるが、クレイトンの発砲でカーチャックが負傷。ターザンは向かい、逃げ、クレイトンは後を追う。
ライフルを壊し、木の蔓にがんじがらめになったクレイトンはナイフを振り回し、ターザンの制止も聞かず、突き進んで、足を踏み外して落ち、首吊りになった。
戻ったターザンは、カーチャックに息子と認められ、後を任され、そしてカーチャックは力尽きた。
ターザンは船と別れのあいさつをするが、ポーターの勧めでジェーンは小舟で島へ。そしてポーターも船長に、「自分達を行方不明扱いにしろ」と任せ、島へと残った。
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管理人の批評

1999年、アメリカ・ディズニーの作品です。
共演:ミニー・ドライヴァー グレン・クローズ
ディズニーは数多くの原作をアニメ化していることが多いですが、日本人にしてみると、この「ターザン」というのは、「シンデレラ」のように、ディズニーがアニメ化する以前から名前や設定を知っていた人が多いのではないでしょうか?
残念ながらここでは起源や由来についてはわかりませんが、ただターザンというものについては、アメリカからの実写ドラマや映画を観て、把握していたのではないかと思います。
一方で、一番しっくりときて落ち着くはずのアニメ化をようやくやってくれたのがディズニーだと言えます。その結果、ディズニーの得意な俊敏で魅力的な動きの動物達がたくさん出てくる素晴らしい作品になりました。
話の内容も『ポカホンタス』と比べるとかなりわかりやすい(ただ一方で、ほぼ史実のポカホンタスと比べるというのも無理がありますが)。登場人物が極端に少ないというのも、利点になっているのかもしれません。
あと全てのディズニー映画に言えることだと思いますが、全体的に色合いの統一感がとても見易く作用しています。黄色と緑を中心とした色遣いがこのターザンで話されていますが、長編アニメーションを観るうえでは、観客の目を疲れさせないというのもこだわるべき配慮・サービスだと思います。
この作品は幼い男児が家に居たら見せるべき作品の第1位だと思います。勇敢な男子に育つことでしょう。