2004.10.24 Ciao Italia セントラルサーキット

アイコン2004CiaoItalia

天候:快晴
気温:肌寒い
前日仕事のため、徹夜で一睡もしていない状況で望んだレースとなった。
しかし、意外と元気である。これが仕事と遊びの差である。
例年はチャオイタにあわせてニュータイヤ投入なのだが、今回はユーズドタイヤ。
すなわち、去年のチャオイタ前に装着したタイヤだ。別に投げているわけではない。
理由は1つ、”まだ使える”だ。
フリー走行
8:00〜8:30

2004ciaoitalia1.jpg
朝、気温はかなり低い。タイヤの空気圧は、前回ARC最終戦時に温間2.3kg/cm2にセットしたままなので、冷間1.7kg/cm2まで下がっているが、あえてこのまま走行する。
グリップしねー!って感じでタイヤを暖める。タイヤも古くなるにつれ、温まりが遅くなる。また、気温・路面温度が低いことが拍車をかける。
タイヤが温まってきても何故か跳ねる。路面が悪くなっているのか?インフィールドセクション(6〜8コーナー)で特に感じる。
エンジンはすこぶる調子がよい。良すぎるので少し不安になり、ジェッティングのため、走行20分弱でピットイン。フリー走行はこれで終了。
プラグをチェックすると結構薄い感じ。予選に向けM/JはそのままでA/Jを10番下げる。
(→M/J:190、A/J:180)
LAPCOMがうまく拾えなかったので、記録できた中では1分38秒1だった。
タイヤの空気圧は、2.1kg/cm2までしか上昇していなかったが、予選時は、気温・路面温度共上昇するであろうと考え、そのままで予選に望む。
予選
12:10〜12:20


公式リザルト
今回は前の方でピットアウトする作戦だったが、並ぶと5番目だった。前にいる3番車・28番車は、(速いので)問題は無いが、他の2台は、1〜2周目で処理することにする。
タイヤの温まり具合を考えると、タイムアタックは3周目以降と睨み、クリアラップ確保に取り掛かる。
タイヤの温まり具合が悪かったので、2周目もタイヤ暖気のため捨てて、3周目よりアタックを開始する。3番車と28番車は、見えなくなった。
3周目に抑えのタイム37秒5が出て、4周目にもう少しタイムを削ろうとした矢先、6コーナー(インフィールド入口)でオイルらしきラインを発見した。が、オイル旗の表示はない。ヘアピンまで行くとオイル旗が出ていたのでアタックを中断する。
対象車両は、最終コーナー立ち上がりに白煙を出して停車していたので、コースの半周にオイルが撒かれたことになる。(もっと早くに止まってくれ〜と心の叫び)
チェッカーを待たずにピットに戻って、予選終了となる。
結果は3周目のタイムで3番手となるが、前2台は35秒台だった。(共に2周目)
コース上のオイルが無かったとしても、感覚的には0.5秒つめれて36秒後半がやっとってとこだったので、これで良しとする反面、決勝に向けて絶望感が漂う。
プラグをチェックするといい感じだったので。決勝に向けてはジェッティングはM/J、A/Jは共々そのままとする。(M/J:190、A/J:180)
走行後のタイヤ空気圧は、2.1〜2.2kg/cm2だったので、決勝に向けエアを入れて、温間2.3kg/cm2に調整した。
決勝
14:55〜

2004ciaoitalia.jpg

公式リザルト
スタート前の展開予想は、こうだ。
タイヤの温もり方が、前2台に比べて劣るので、序盤のペースにはついていけないだろう。序盤に離された分を後半に取り戻せるか?がポイントになる。
戦略的には、スタートダッシュで前の2台を交わして、序盤の劣勢を補いたいところだ。
その後、抜かれるだろうが、後半の差は最小限にできるか?

いよいよスタート。3分前、1分前、30秒前、5秒前、シグナルレッド、ブラックアウト!
ベストなタイミングだったので、ポールの3番車より出だしは速い。
相方の28番車もいいスタートだったので、3番車より前に出たように見えた。
3番車の右側から28番車との間に入ろうと思ったが、車を横にスライドさせてしまったので、少し失速してしまった。
3番車が28番車を警戒して、右に寄せたので、左のアウト側から再トライする。
1コーナー、失速した分3番車に届かない。アウトから進入して28番車の前に出る。
これで2番手。

グリップしないタイヤでトップの3番車を追走する。
3番車もグリップしないタイヤを忙しなく修正舵を当てながら逃げていく。
ここはプッシュする場面なので、タイヤに負担がかかっていも行く場面。
1周目は何とか追走できたが、2周目で既に離され始めた。
また、後ろの28番車がインフィールドで差をつめて来る。

そして、2周目最終コーナーでインに飛び込んで来る。来るのは気配で判っていた。
だから、最終コーナー入り口で1周目よりさらにアウト側にポジションを取る。
「締めるつもりはないよ」という意思表示だ。
この動作によって相方の28号車は、迷い無くインから抜きにかかることができる。
ここで迷われるとお互いがロスすることになる。
さすがだ、ズバっと来た。こうでなくちゃ。

ラインがクロスする。アクセルオンのタイミングは、こっちの方が速いが、あえて控えて28号車の後ろに着く。メインストレートエンドでも抜くそぶりは見せない。
そうすることで相方は、ベストラインで1コーナーを駆け抜けることができる。

ここで戦略的にはこうだ。
スタートで3号車の前に出ることができた場合は抑える走りをするが、できなかったので自分より速い28号車を抑えることに意味は無い。3号車が楽に逃げるからだ。
目的は同じだ。3号車より前に行くこと。
タイヤはまだ完全にグリップしていない。それなら28号車に3号車を追走してもらい、2台が絡んでペースが落ちることを期待する。
そのためには、差を最小限(ワンミスで届く位置)に留めておく必要がある。

2周目:38秒34、
3周目:39秒36、
4周目:37秒65、タイヤグリップが完全に発揮する。ここから我慢のレースが始まる。
5周目:37秒90
6周目:37秒76、タイヤにに負担をかけずに、ペースを守る。
7周目:37秒71
8周目:38秒24
9周目:38秒15
10周目:38秒00
11周目:38秒00
毎周、最終コーナー立ち上がり時に差をチェックする(実際にはいろんな場所でチェックします)が、差が開いていく。(絶望、差を維持できない、自分のペースより速い)
しかし、3号車と28号車の間隔は縮まっていく。(届け〜っと心の叫び)
最終ラップで届くか?その頃インフィールドセクションでは前を行くの車両が見えなくなっている。

12周目(最終ラップ)、奥のヘアピン前でイエローフラッグ!(実際には信号です)
「何かが起こった!」近づくと28号車の姿、スピン?3号車は?単独か?
体制を立て直して、私の前でリカバリーする28号車。順位はかわらず。
この時点で、28号車の前に出ることに意味は無い。
むしろ、スピン1回分でも前に出れないほど離されていたことが問題であり、反省すべき点である。(もう0.5秒速いペースで維持できなかったのか?)
2台連なって、コントロールラインへ向かっていき、フィニッシュとなる。
12周目:37秒67。(公式記録では1分37秒646でベストラップとなる)

3位。このレースでクラス順位は関係ない。(違うクラスと思って戦っていない)
完敗である。
レース後 走行後のタイヤ空気圧をチェックする。左後のみ2.6kg/cm2、それ以外は2.4kg/cm2だった。次回?に向けエアを、温間2.4kg/cm2に調整した。

私のタイヤ空気圧に関する考え方は、”メンテナンス&モディファイ”のサイトで後述する予定である。
表彰式

CS-3クラス表彰式

CS-3クラス
総合表彰式

レースの画像があれば、誰かください!!
戻る    次へ

トップ アイコン
トップ

ライン