2005.05.29 EURO CUP 第3戦 セントラルサーキット

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天候: 雨かと心配したが、好天に恵まれ暑いぐらい。
人間贅沢で、雨が降らないと思ったらもう少し曇っていてくれた方がなんて思っていた。

今回のレースは「コース上のオイルに始まりオイルに終わる」
決勝は1周目赤旗中断で8周のレースとして再スタートとなった。

今回も荒れたレースとなりやした。
予選

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公式リザルト
タイヤの空気圧は冷間で、左後輪のみ1.6kg/cm2、その他は1.7kg/cm2に調整した。
温間2.0kg/cm2がベストセットだが、予選中盤でベストになるのが狙い。
タイムアタックは3〜5周目辺りに行う予定。

ラップコム(測定器)の電源を入れるも表示が出ない。
「うっそー!タイム無しか?」
と思ったが、事前に準備を怠ったのは自分なのですぐに諦めた。

第1戦と異なり参加台数が多い。
「これはクリアラップを取るのが難しそうだなぁ」
コースインしたのは後の方だったので、更に下がるか?抜かしていくか?

前後の車両を確認しながら、抜いて前に出て行くことにした。

すると3周目辺りからリアタイヤが滑り出す。
「えっ!もうタイヤ終わったん?」(ちょっとあせる27番)
「完全に終わる前にタイム出しとかなあかん」とアタックを開始するも虚しくグリップしねー。

でもすべるのが著しいのは左コーナー。
「おかしい。終わるなら左タイヤからや(右コーナー)」

バックストレートエンドのブレーキング時にオイルの匂いがする。
白煙が出ていないかバックミラーで確かめるが出ていない。
「気のせいか?」

よーく路面を見ると細い黒いラインが見える。
「これオイルちゃうか?誰かオイル撒いたな?しかも俺のライン上に」
リアタイヤのグリップはどんどん悪くなってくる。

タイムは判らないが、これ以上走っても伸びないのは明らかだったので、
チェッカーを待たずにピットインして、予選終了となる。

結果は2周目の1分39秒534で6位。

<走行後のエア圧>
左前:2.2kg/cm2(+0.5)、右前2.2kg/cm2(+0.5)、
左後:2.2kg/cm2(+0.6)、右後2.2kg/cm2(+0.5)
温間で四輪とも2.0kg/cm2に設定する。
インターバル
(オイル物語)
パドックに戻るとメカが
「オイル洩れてますよ!!」と。

「えっ........俺やったん? どおりでライン上に...」

戻ってくる仲間は口々に
「すぐタイヤがあかんようになった!!」と。

「......ゴミン。オ、オ、オ、オイルさんがね...ぽたぽたとね...」

結局オイルは5リッター程コース上に撒いてしまった。
(申し訳ありませんでした、エントラントの皆さん)
柳原メンテナンスで用意されていたのは、補給用の2リッター弱のみ。
netecの人を探すも、こんな時に来ていない。
色々聞いてもらったが持っていないと。
でもセントラルサーキットすぐ横のショップアクアにありました。
決勝
(1回目)
2005EuroCup2-f1.jpg2005EuroCup2-f2.jpg
6番手は3列目右側。
1分前でエンジンスタートだが、スターターSWを押してもセルが回らない。
5秒ぐらい押しつづけると何とか回りだした。
頼りない回転だが何とか火が入って、ほっとする。

そしてシグナルレッドからオールオフでスタート。
いいスタートが切れたので、難なく5番手スタートのエランの前に出れたが、イン側から8番手スタートのクレヨンポルシェがすんごい加速でぶち抜いていく。
「なんなん?あれ」
結局6番手でオープニングラップが進んでいく。

1周目が終わろうかという10コーナー(立体交差手前の下りの左コーナー)でポールスタートのヨーロッパがスピン!!コース上に停止。
少し混乱するも誰も接触することなく、交わしていく。
でも2周目のバックストレッチ走行中に赤旗中断。

元のポジションから再スタートとなり、レース周回数は8周となった。

セルが回るか心配だったのでエンジンを止めたくなかったが、2度目の忠告で仕方なくカットした。
決勝
(2回目)

2005EuroCup2-f3.jpg
2005EuroCup2-f4.jpg
公式リザルト
ポールのヨーロッパがリタイヤなので、実質5番手から再スタート。
1分前でエンジンスタートで、やはりスターターSWを押しても反応無し。
10秒ぐらい押しつづけると何とか回りだした。
何とか火が入るとピットロードにいたオフィシャルも安堵の表情を浮かべた。

そして再スタート。
今度もいいスタートが切れたのが、2番手コルチナが出遅れた。5番手エランは好スタート。4番手28番車がコルチナを交わすもののエランが先行。
そのイン側からまたまた、8番手スタートのクレヨンポルシェが一気に2番手に。
「だから、なんなん?あれ」
27番車も1コーナーでコルチナに並んだまま進入するもアウトポジションだったため、抜くまでには至らなかった。
よって1周目は、ポルシェ・ポルシェ・ロータス・ロメオ・ロータス・ロメオの順。
周回を重ねるとコルチナが3番手にあがり、P・P・L・L・R・Rとなる。(左上画像)

4周目最終コーナーで2位のポルシェがコースアウト。
3番手コルチナが道連れ。(左下画像)
ここでポジションアップ、P・L・R・R・Lとなる。
しかし、ポルシェのコースアウトは最終コーナーオイルまみれのおまけ付き。

次周最終コーナーの立ち上がりで横を向き失速、ポジションを1つ落とす。
この時点でP・L・R・L・R。
最終ラップに28番車、コルチナがエランを交わしP・R・L・L・R。

このままフィニッシュ。
カレラ・28番車・コルチナ・ロータス・27番車の順。

見せ場なく終了。結果は5位。またダメダメです。
本日の車両状態
2005EuroCup2-3.jpg
油圧計のホースが外れ、予選時にオイルを撒く。
4000rpm以下に落とすともたつく。(要キャブセッテング)


付録
(バッテリー物語)
先々週から復活を期待していたドライバッテリーだが、今回のEuroCupでついに行き絶えたか?

朝一、予選と段々と悪化し、決勝前グリッドにつこうとパドックでエンジンを掛けようとするとスタータースイッチを押してもしばらく反応無し。
少し間があって回りだす。
「やばいなぁ」と思いつつ、
「グリッド上で掛けるのが最後だから何とかあと1回もってくれ」と祈る27番。

1分前表示でエンジンスタート。
案の定、反応無し。
5秒間ぐらい押しつづけると何とか回りだし、火が入った。
「よくやった!!ご苦労さん、もうお役ごめんだから。」

しかし、無情にも決勝は1周目赤旗中断により再スタート。
「...」
再びグリッドにつくが、エンジンを止めたくなかったので、停止を命じられても無視してみた。
しかし別のオフィシャルがまたやってきて、停止を命じる。

「知んないよ、エンジン掛かんなくなっても知んないよ」とつぶやきながら停止する。

そんなことオフィシャルにとってはそれこそ「知んないよ」である。

そして1分前表示。
今度は5秒間ぐらい押しても反応無し。
「手を上げるか?」
迷いながら更に押しつづけるスイッチ。それしか術はない。

ピットロードで心配そうに見るオフィシャル。
一回オフにして、再チャレンジ。
10秒ぐらい経っただろうか、何とかセルが回りだした。
「回り出せばクランク1回転で掛けてやるぜ」
そして再び火が入る。
すぐに30秒前表示に変わった。
ピットロードのオフィシャルも安堵の表情が伺えた。
マグネットスイッチを動かすだけのエナジーも残っていなかったのか?
スターターリレーすら動いていなかったような気がする。
ん?スターターリレーを付けていたっけ?定かでない。
原因はバッテリーだけではないかもしてない。
次回のレースまでにバッテリー交換も含め、スターター系の点検が必要だ。

帰り支度で積載車パドックに向かおうとするが、もう全く反応無し。
スタータスイッチの裏を触ると配線が熱い。
みんなに押し掛けを手伝ってもらってサーキットを後にしたのだった。
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