決勝の戦略は、早々に完走狙いへ変更。
ヒート対策としてボンネットを浮かしてみる。
レブリミットもとりあえず7500rpmから7000rpmにして様子を見ることにした。
一度温度が上がると下げるのにかなりペースダウンしなければならないので。決勝では上げないようにするためだ。
予選のリザルトをみて、どの辺りまで持ちこたえれるか考えてみる。
5位のキョーヤマスパイダーが58秒314、
6位の亀トラスーパーが58秒490、
7位のコニサーGTV6が59秒923、ここまでが2分切り。
その後は2分1秒以上と少し差が開いている。後続のタイムをしっかりと覚える。
いよいよスタートだが、スターティンググリッドに着くも進行が遅い。
「何やってんねん!、いつもより台数多いねんからちゃっちゃとしーや!」とイラつく。
なぜならグリッドに着いてから既に3分が経過して水温は93度まで上昇していた。
そしてスタート。中速で一瞬吹けない。3番手の相方28番車は出遅れたので前に出たが、5番手のスパイダーが28番車の左側から鋭いダッシュで前に出られる。
オープニングラップ4番手で通過。
油温はまだ100度だが、水温が下がらない。なので6500rpmシフトを変更する。
2周目のバックストレッチエンドで、亀トラスーパーを抜き返して上がって来た28番車が難なく前に出る。これで5番手。後ろに亀トラスーパーとコニサーGTV6が見える。
水温は下がらず、油温が110度に上がってきたが、6500rpmシフトのまま。
後ろの亀トラスーパーとの差を観察する。
バックストレッチエンドで差がかなり縮まるが、その他は大丈夫そう。
でもあまり近づかれるとやばいので、バックストレッチだけ7000rpmまで回すことにした。ストレートは風も当たるので大丈夫だろうと思って。
これでペースは2分フラット、後続との差も保てる。水温86度、油温118度で安定。
追走車というのは、追いつけそうだとやる気が出るのだが、ある距離になるとあきらめ出すポイントがある。その辺りの距離で差を保ち、あきらめるを待つのだ。
車載計測器ラップコムの表示は2周目から6周まできっちり2分00秒**を示す。
±0.5秒で走り続けた。後続との差はそのまま、水温・油温もそのまま。
6周目の最終コーナーで黄旗2本振動!ジュニアZがコース上でスピンしている。
まだ動いていたが、イン側から難なく交わせた。
そして直後の1コーナーでも黄旗2本振動!黄色のスパイダーがスピンしている。
モスSにさしかかると赤旗!中断。
即座に右腕を突き出し、「終わり、終わり!!」
これ以上走っても、抜かれることはあっても、抜くことはなかっただろうから、エンジンのためにも助かった。
結果は6周でレース成立となり5位。(キョーヤマスパイダーはH200なのでクラス4位)
惨敗だー!