2005.06.26 ARC関西第2戦 岡山国際サーキット

天候:晴れ時々曇り 梅雨だというのに いー天気だこと。
雨は嫌だが、こう暑いと曇りがいいとわがままをいう人間を他所に
天の神はあざ笑う。
プラックティース

2005ARC_kansai2-pt1.jpg
今回も設定があったので走った。20分5000円也。
(実は雨だと走らないつもりだったので、あえて当日エントリーとしてみた)

主目的はキャブのジェッティング。とりあえずM/J:185、A/J:190でスタートする。

プラックティースだというのに、スタート順の先陣争うが始まるほどみんな気合が入っている。何故に?
出走台数は確かに多い。
最後尾付近からスタートして、クリア調整をしながら徐々にペースを上げていく。

すると3周も走ると、水温:92度、油温:125度と異常事態。
「やばいな」とクーリングをしながら様子を窺う。

バックスストレッチで5速に入れようとするが入らない。(またまた異常事態)
何度か入れようと試みるも弾き返される。
無理に押し込んで抜けなくなった嫌なので、あきらめて回転を落とすことにした。

1周クーリングすると水温:82度、油温:115度まで回復したので、アタックをしてみるが、引っかかったためタイムは出ない。
しかも1周アタックで水温:92度、油温:125度に逆戻り。

残り時間が少なくなったのであと何周アタックできるか微妙だったが、もう1度ゆっくりクーリングして温度を下げることにした。(どの道これではアタックできない)

「あと1周だけ走らせて!」と願いながら最終コーナーを加速する。
チェッカは出ていない。「ラッキー!」
でもまたまた引っかかったので1分57秒254。

(一応ヒストリックではトップだがこんなタイムに意味は無い)

スタート前はエア圧は左後を除き冷間1.7kg/cm2、左後のみ1.6kg/cm2。

<走行後のエア圧>
左前:2.0kg/cm2(+0.3)、右前2.1kg/cm2(+0.4)、
左後:2.0kg/cm2(+0.3)、右後2.0kg/cm2(+0.4)
温間で四輪とも2.0kg/cm2に設定する。
予選




公式リザルト
予選時のヒート対策としては、燃焼温度を少しでも下げようと燃料を若干濃い目にしてみた。
オーバーヒートの兆候が出にくい序盤でタイムを出さねばならない状況だった。
出走も出来るだけ前の方がよかったので、ピットロード先陣争いにも参加した。

クリアラップは理想的に作れたので、2周目からアタックを開始するが、中速の立ち上がりでバラツキ失速する。

2周目:57秒622、 3周目57秒060。

この時既に水温:92度、油温:125度、スローダウンを余儀なくされる。
この後、アタック、スローダウン、アタックと繰り返すが、3周目のタイムを超えることがなかった。

何度か5速にも入れようとしたが、やはり跳ね返されて駄目だった。
ブレーキのストローク変化も再発していた。(今回は何も対策していないので当然)

結果は、3周目のタイム1分57秒060で4位。

<走行後のエア圧>
左前:2.0kg/cm2(+0.0)、右前2.0kg/cm2(+0.0)、
左後:2.0kg/cm2(+0.0)、右後2.0kg/cm2(+0.0)、変化無し。
決勝





公式リザルト
決勝の戦略は、早々に完走狙いへ変更。
ヒート対策としてボンネットを浮かしてみる。
レブリミットもとりあえず7500rpmから7000rpmにして様子を見ることにした。
一度温度が上がると下げるのにかなりペースダウンしなければならないので。決勝では上げないようにするためだ。

予選のリザルトをみて、どの辺りまで持ちこたえれるか考えてみる。
5位のキョーヤマスパイダーが58秒314、
6位の亀トラスーパーが58秒490、
7位のコニサーGTV6が59秒923、ここまでが2分切り。
その後は2分1秒以上と少し差が開いている。後続のタイムをしっかりと覚える。

いよいよスタートだが、スターティンググリッドに着くも進行が遅い。
「何やってんねん!、いつもより台数多いねんからちゃっちゃとしーや!」とイラつく。
なぜならグリッドに着いてから既に3分が経過して水温は93度まで上昇していた。

そしてスタート。中速で一瞬吹けない。3番手の相方28番車は出遅れたので前に出たが、5番手のスパイダーが28番車の左側から鋭いダッシュで前に出られる。

オープニングラップ4番手で通過。
油温はまだ100度だが、水温が下がらない。なので6500rpmシフトを変更する。

2周目のバックストレッチエンドで、亀トラスーパーを抜き返して上がって来た28番車が難なく前に出る。これで5番手。後ろに亀トラスーパーとコニサーGTV6が見える。

水温は下がらず、油温が110度に上がってきたが、6500rpmシフトのまま。
後ろの亀トラスーパーとの差を観察する。
バックストレッチエンドで差がかなり縮まるが、その他は大丈夫そう。

でもあまり近づかれるとやばいので、バックストレッチだけ7000rpmまで回すことにした。ストレートは風も当たるので大丈夫だろうと思って。
これでペースは2分フラット、後続との差も保てる。水温86度、油温118度で安定。

追走車というのは、追いつけそうだとやる気が出るのだが、ある距離になるとあきらめ出すポイントがある。その辺りの距離で差を保ち、あきらめるを待つのだ。

車載計測器ラップコムの表示は2周目から6周まできっちり2分00秒**を示す。
±0.5秒で走り続けた。後続との差はそのまま、水温・油温もそのまま。

6周目の最終コーナーで黄旗2本振動!ジュニアZがコース上でスピンしている。
まだ動いていたが、イン側から難なく交わせた。
そして直後の1コーナーでも黄旗2本振動!黄色のスパイダーがスピンしている。

モスSにさしかかると赤旗!中断。
即座に右腕を突き出し、「終わり、終わり!!」
これ以上走っても、抜かれることはあっても、抜くことはなかっただろうから、エンジンのためにも助かった。

結果は6周でレース成立となり5位。(キョーヤマスパイダーはH200なのでクラス4位)

惨敗だー!
あとがき
トラブルを抱えての走行だったので辛いレースだったが、集中力を切らさず、ペース・順位を維持できたのがよかった。
「自分で自分をありもりゆうこ」

黄旗は、セントラルの電光表示板に比べて、人間が振っている岡山国際はやはり緊迫感が違うし、感情が伝わる。赤旗も認識しやすい。
表彰式 なし。やっぱり表彰台は遠のいたのだ。
本日の車両状態 オーバーヒートは深刻。このままでは8/21のARC第3戦は走れない。
中速からの加速でバラツキ、失速する。
ブレーキは踏み代が変わる問題が再発する。
5速に入らない。
エンジンが掛かりにくい。


付録
(エンジン始動物語)
前レースでセルが回らなくなったが、バッテリは生き返って元気になり、セルも元気よく回るようになった。(何故?)

しかし今度はエンジンが掛からない。いや掛かりにくい。

朝から始動にてこずる事、てこずる事。
一度エンジンが掛かると止めたくないほど。
決勝直前、コースインする前に車検場付近で整列する。
オーバーヒートを抱えていたため、炎天下でエンジンを掛けていたくなかったので、ギリギリまでピットで待機する。(スタッフ泣かせ?)

そして車検場付近に行き整列すると即エンジン停止。水温・油温を上げたくないのだ。

そして今度はピットレーンへ誘導されるが、この時またエンジンが掛からない。
スタッフが早くと促す。
「もーちょっと、待ったりや」、しばらくして掛かった。
「ふー!心臓に悪いわ」
ピットロードに並ぶと即エンジン停止。
「まだ5分ぐらいあるなぁ」
コースイン2分前ぐらいで
「また掛からんかったらやばいから、今から掛けとこか?」
とエンジン始動を試みるも、やっぱり掛からない。

「やばいな、やばいな」 それでもエンジンは掛かりません。

「ショ・バ・ク!ショ・バ・ク!」と応援するも初爆はありません。

「まじで、やばいな?」とトライを続けて1分以上経ったでしょうか?
やっとエンジンに火が入りました。

「ふーーー!スタートより緊張するわ、ほんまにもー」
だけど今度はオーバーヒートが...(決勝本文参照)。
帰り仕度で積載車まで乗って行こうとするが、やっぱりエンジンは掛かりません。
「うんとしょ、どっこいしょ」
まだまだエンジンは掛かりません。

プラグを交換しました。
「うんとしょ、どっこいしょ」
やっぱりエンジンは掛かりません。

最後に何とか掛かりました。
「何なんやー!!ほんまに!」

おしまい!
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