天候:曇り時々晴 | 天候は時折晴れ間も覗かせながら何とかもった感じ。 決勝序盤に雨が降り出した時は少し焦ったが、路面を軽く湿らせるに留まった。 |
予選 公式リザルト |
予選はオーナーが操り、参加台数20台中13番手(クラス1位)のポジションを得る。 タイムは(1分47秒471)。 参加車両からすると順当な所。 実は予選はまだ慣らし中でREVは上限6000rpmにするようチューナーから指示が出ていた。 また、昼間に行われた”エキサイティングラン”に走行可能との事だったので、各人の練習がてらに走行した。 時間は30分とのことだったの、走行順にドライバーチェンジの練習も兼ねて、行った。 1人インラップ・アウトラップを含む3周と少ない走行となったが、それすら前走の赤旗による影響のあおりを受け、第4ドライバーまで走行がまわらなかった。 これらで燃費を推測するのだが、予選をフルタンクで7周走行。 その後エキサイティングランを交代で9周走行したので計16周。 給油するとおよそ16〜17リッター入った。 『燃費悪ー!1周1リッター必要か?』と28番さん監督が愕然しながら電卓を叩く。 (45キャブはやはり食うのである) 監督はそれまでの走行タイムから周回数を90周と予測。 電卓片手に給油タイミングを算出し、 『3走目と5走目の前(2回目と4回目のピットイン)に給油を行う!』と指示が出る。 ルールでは一人連続30分以内、ピットイン時はどんな理由でもドライバー交代が必要。 『基本的に1スティント10〜15周に設定、SCが入ればピットインする』と監督から通達。 時計は15時、天候は雲の流れが速く怪しい。 スタートドライバーは29番さん。 (その後、Sぶちゃん、27番、堺の段付さん、オーナーの順) そしていよいよスタートとなる。 |
決勝 公式リザルト |
スタートは変則ルマン方式。 コースのピット側へ斜めに車両を整列させ、スタンド側から別のドライバーが駆け足でやってきて、ボンネットにタッチした時点で、エンジン始動、スタートとなる。 スタートドライバーは29番さん。駆けっこするのはSぶちゃん。 29番さんはスタートで2台抜き序盤11位で走行するが、地力に勝る145やゴルフ、プジョー等とバトルをしながら、14位でセカンドグループに食らいつく。 まずまずの展開である。 予定通り10周でピットインし、2番手Sぶちゃんに交代。 Sぶちゃんは初めてのマシン、久しぶりのサーキット走行とは思えない快走を見せ、徐々にタイムを縮めていき、予選タイムより2〜3秒速い44〜45秒台で周回する。 この快走をみて、監督は周回をMAX15周まで引っ張る判断を下す。 3番手は私27番が搭乗、同時に給油を行う予定。。 給油は与えられた20L携行缶でのみ行うルールなのでタイムロスは否めない。 するとSぶちゃん走行13周目ぐらいだったか、トップ快走のプジョーがコースで停止したとアナウンスが流れる。 ピットすぐ脇に待機していたSC(インテグラ)が動き出した。 『SCや!ピットインさせろ!』号令が飛ぶ。 チームにとってはドライバー交代時期だったので、絶妙のタイミングでのSCとなり、20L給油を行って再スタートしてもコース後半までにSCの列に追いつくことが出来た。 搭乗前にピット内のモニターで同一周回の車両を把握していた。 直前には同時にピットアウトした同一周回車両ゼッケン5番プジョー106、その前これまた同一周回の147がいる。 ローリングスタートで再開後、1コーナーで5番プジョー106と147をどさくさに紛れて抜いてみた。 前にはさらに同一周回の145がいたが、追走するも徐々に離されていった。 乗っているドライバーの力量がわからないので、ドライバーによっては予選で4〜5秒離されていた車両であっても勝負が出来る場合がある。 15周近く走行しただろうか?役割を終えて4走目の堺の段付さんとバトンタッチする。 この辺りで総合10位を行ったり来たりというポジションであった。 5走目のオーナーとのドライバー交代時にルーティーンの給油を行う。 余裕で全部20L入った事を聞き、28番さん監督絶句。 予定ではこのまま最後まで給油無しだが、ガス欠の恐れが出てきた。 そんな不安を抱えながら周回を重ね2時間になろうとした時、上位を走行していたBMが大クラッシュ!!2度目のSCが入る。 当然ピットインのサインが出され、5度目のドライバー交代。 スタートドライバー29番さんが再びステアリングを握る。 SCが入った時の早め早めの動きにより、この時点で9番手に浮上。 シングルフィニッシュも視野に入ってきた。 クラッシュした車両がコース真ん中に停車し、ガラスやオイルが巻き散らかされているらしく、処理に時間がかかり、なかなか再開されない。 結局30分近くSCが入ったおかげでガス欠の危機は解消されようとしていた。 29番さんはSC先導が続いていたが、残り約1時間での搭乗となったため、30分2回で区切るのはリスクが伴う。 SC周回ペースが4分と遅く、タイミングを間違えればどちらかが30分オーバーでペナルティーとなる可能性がある。 また、交代するならSCが入っている間が望ましいが、モニター越しにもうすぐ再開が始まろうとしているのが伝わってくる。 残り40分を切って監督が動く。 『ドライバー交代や!』 Sぶちゃんと交代するとタイミングよく2周目でレース再開となった。 ドライバー交代はもう1回やることになるので、27番にアンカーの大役が回ってきた。 約20分弱のスティント、スプリント1回分ぐらいある。 Sぶちゃんの走りでマシンの状態を推察するが、ここにきて、本日のベストラップ43秒が出ている。 マシンには問題なさそうである。 予定通り、残り20分弱でジュリエッタがピットインしてきた。 この時点で順位は総合8位。 30分近いSC周回で燃費はかなり改善されていたはずだが、(安全タンクではない)ノーマル燃料タンクでは、何処まで吸い上げれるかはわからない。 『車体を振りまくっても絶対ゴールさせるから』と言い残し、最後の仕事に向かう。 マシンの状態は、信じられないほど問題はなかった。 さすがにタイヤ(特に左フロント)のパフォーマンスは落ちていたが、ブレーキの踏み代も変わりなく、1回目の搭乗と何ら変わりはない。 逆に燃料が軽くなって、コーナーでの挙動は良くなっていた。 アウトデルタ製のLSDは素晴らしく、踏めばグイグイ曲がってくれる。 1.8ユニットもカム的に6500rpm頭打ちの感じだが、外で聞いている排気音とは異なり、気持ち良く回ってくれる。 いつもと背負っているものが違い、妙なプレッシャーを感じながら、無事3時間耐久レースのチェッカーを受けた。 総合8位、予想以上の成績、なんとも言えない感動と連帯感が耐久レースの面白さである。 |
本日の車両状態 | エンジンは好調。6500rpmで頭打ち。 ブレーキは最後まで踏み代変わらず。 ノンスリ、めっちゃいい感じ。 |
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