2006.04.16 EURO CUP 第2戦 セントラルサーキット
(3時間耐久レース)

画像

天候:曇り時々晴 天候は時折晴れ間も覗かせながら何とかもった感じ。

決勝序盤に雨が降り出した時は少し焦ったが、路面を軽く湿らせるに留まった。
予選

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公式リザルト
予選はオーナーが操り、参加台数20台中13番手(クラス1位)のポジションを得る。
タイムは(1分47秒471)。
参加車両からすると順当な所。

実は予選はまだ慣らし中でREVは上限6000rpmにするようチューナーから指示が出ていた。

また、昼間に行われた”エキサイティングラン”に走行可能との事だったので、各人の練習がてらに走行した。

時間は30分とのことだったの、走行順にドライバーチェンジの練習も兼ねて、行った。
1人インラップ・アウトラップを含む3周と少ない走行となったが、それすら前走の赤旗による影響のあおりを受け、第4ドライバーまで走行がまわらなかった。

これらで燃費を推測するのだが、予選をフルタンクで7周走行。
その後エキサイティングランを交代で9周走行したので計16周。
給油するとおよそ16〜17リッター入った。

『燃費悪ー!1周1リッター必要か?』と28番さん監督が愕然しながら電卓を叩く。
(45キャブはやはり食うのである)

監督はそれまでの走行タイムから周回数を90周と予測。
電卓片手に給油タイミングを算出し、
『3走目と5走目の前(2回目と4回目のピットイン)に給油を行う!』と指示が出る。

ルールでは一人連続30分以内、ピットイン時はどんな理由でもドライバー交代が必要。

『基本的に1スティント10〜15周に設定、SCが入ればピットインする』と監督から通達。

時計は15時、天候は雲の流れが速く怪しい。
スタートドライバーは29番さん。
(その後、Sぶちゃん、27番、堺の段付さん、オーナーの順)
そしていよいよスタートとなる。
決勝





公式リザルト
スタートは変則ルマン方式。
コースのピット側へ斜めに車両を整列させ、スタンド側から別のドライバーが駆け足でやってきて、ボンネットにタッチした時点で、エンジン始動、スタートとなる。
スタートドライバーは29番さん。駆けっこするのはSぶちゃん。

29番さんはスタートで2台抜き序盤11位で走行するが、地力に勝る145やゴルフ、プジョー等とバトルをしながら、14位でセカンドグループに食らいつく。
まずまずの展開である。
予定通り10周でピットインし、2番手Sぶちゃんに交代。

Sぶちゃんは初めてのマシン、久しぶりのサーキット走行とは思えない快走を見せ、徐々にタイムを縮めていき、予選タイムより2〜3秒速い44〜45秒台で周回する。
この快走をみて、監督は周回をMAX15周まで引っ張る判断を下す。

3番手は私27番が搭乗、同時に給油を行う予定。。
給油は与えられた20L携行缶でのみ行うルールなのでタイムロスは否めない。

するとSぶちゃん走行13周目ぐらいだったか、トップ快走のプジョーがコースで停止したとアナウンスが流れる。
ピットすぐ脇に待機していたSC(インテグラ)が動き出した。
『SCや!ピットインさせろ!』号令が飛ぶ。

チームにとってはドライバー交代時期だったので、絶妙のタイミングでのSCとなり、20L給油を行って再スタートしてもコース後半までにSCの列に追いつくことが出来た。

搭乗前にピット内のモニターで同一周回の車両を把握していた。
直前には同時にピットアウトした同一周回車両ゼッケン5番プジョー106、その前これまた同一周回の147がいる。

ローリングスタートで再開後、1コーナーで5番プジョー106と147をどさくさに紛れて抜いてみた。
前にはさらに同一周回の145がいたが、追走するも徐々に離されていった。

乗っているドライバーの力量がわからないので、ドライバーによっては予選で4〜5秒離されていた車両であっても勝負が出来る場合がある。

15周近く走行しただろうか?役割を終えて4走目の堺の段付さんとバトンタッチする。
この辺りで総合10位を行ったり来たりというポジションであった。

5走目のオーナーとのドライバー交代時にルーティーンの給油を行う。
余裕で全部20L入った事を聞き、28番さん監督絶句。

予定ではこのまま最後まで給油無しだが、ガス欠の恐れが出てきた。

そんな不安を抱えながら周回を重ね2時間になろうとした時、上位を走行していたBMが大クラッシュ!!2度目のSCが入る。

当然ピットインのサインが出され、5度目のドライバー交代。
スタートドライバー29番さんが再びステアリングを握る。
SCが入った時の早め早めの動きにより、この時点で9番手に浮上。
シングルフィニッシュも視野に入ってきた。

クラッシュした車両がコース真ん中に停車し、ガラスやオイルが巻き散らかされているらしく、処理に時間がかかり、なかなか再開されない。
結局30分近くSCが入ったおかげでガス欠の危機は解消されようとしていた。

29番さんはSC先導が続いていたが、残り約1時間での搭乗となったため、30分2回で区切るのはリスクが伴う。
SC周回ペースが4分と遅く、タイミングを間違えればどちらかが30分オーバーでペナルティーとなる可能性がある。
また、交代するならSCが入っている間が望ましいが、モニター越しにもうすぐ再開が始まろうとしているのが伝わってくる。

残り40分を切って監督が動く。
『ドライバー交代や!』
Sぶちゃんと交代するとタイミングよく2周目でレース再開となった。

ドライバー交代はもう1回やることになるので、27番にアンカーの大役が回ってきた。
約20分弱のスティント、スプリント1回分ぐらいある。
Sぶちゃんの走りでマシンの状態を推察するが、ここにきて、本日のベストラップ43秒が出ている。
マシンには問題なさそうである。

予定通り、残り20分弱でジュリエッタがピットインしてきた。
この時点で順位は総合8位。
30分近いSC周回で燃費はかなり改善されていたはずだが、(安全タンクではない)ノーマル燃料タンクでは、何処まで吸い上げれるかはわからない。

『車体を振りまくっても絶対ゴールさせるから』と言い残し、最後の仕事に向かう。

マシンの状態は、信じられないほど問題はなかった。
さすがにタイヤ(特に左フロント)のパフォーマンスは落ちていたが、ブレーキの踏み代も変わりなく、1回目の搭乗と何ら変わりはない。
逆に燃料が軽くなって、コーナーでの挙動は良くなっていた。

アウトデルタ製のLSDは素晴らしく、踏めばグイグイ曲がってくれる。
1.8ユニットもカム的に6500rpm頭打ちの感じだが、外で聞いている排気音とは異なり、気持ち良く回ってくれる。

いつもと背負っているものが違い、妙なプレッシャーを感じながら、無事3時間耐久レースのチェッカーを受けた。

総合8位、予想以上の成績、なんとも言えない感動と連帯感が耐久レースの面白さである。
本日の車両状態 エンジンは好調。6500rpmで頭打ち。
ブレーキは最後まで踏み代変わらず。
ノンスリ、めっちゃいい感じ。
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