*       平成16年(2004)1月6日
 退院後初めての診察 腹の具合は良くない(ずっと下痢ぎみである) また大健中湯を服用することになった 貧血の薬も服用することになった(Hbが改善されていたのは手術の次の日だけでありその後は7.2程度であった−先生は術後のデータをみていない−がっかり) 腹の具合はもう少し様子を見よう 今後の治療については次回の受信日1/20に決めることにした
 

*       平成16年2月10日
 直腸がんに新しい薬が保険適用(厚生労働省の承認)になったということで抗がん剤を変えることにした 「TS−1」という薬で3年程前から胃がんに使用されてきた薬であるが昨年12月中旬に承認された 奏効率(腫瘍の断面積が半分になる患者の割合)は5FUより若干良い 成分は5FUとほぼ同じである 内服薬であるため点滴の苦痛がない 副作用は5FUとほぼ同じであるが骨髄抑制が若干強い 服用する量は100mg/日(25mg×2カプセルを朝晩2回)である 基本は28日服用して7〜14日休みが1クールである 当然血液検査を定期的に実施し副作用が現れたら服用を中止せざるをえない CEAが上昇を続けている今は色々な手をためしてみるしかない TS−1の効果をみてまた手術を検討してみよう
 

*       平成16年2月17日
 
定例の胃カメラ検査を実施した 十二指腸潰瘍の跡があるといわれたが他は異常なしであった TS−1を服用してから1週間目の血液検査を実施した 白血球の減少はそれほどでもなかった ヘモグロビンは減っていなかった また来週検査を実施する 最近は腹の調子が良い やはりガスが出てくれないとだめなのである
 

*       平成16年3月1日
 骨のシンチグラム検査を実施した 臀部が痛い 最近痛みが強くなってきたようにも感じる 右坐骨神経障害もあるのではないか? ピリピリ感も以前より強くなってきたような気がする それぞれ気のせいかもしれないが? CTで検出できないとなればやはり骨も疑いたくなる 検査の結果を待とう それともH先生からの回答のように小さなものが数多く存在するのか? はっきりさせたい 死にたくない
 

*       平成16年3月9日
 骨シンチグラム検査の結果「右側の仙骨と腸骨の境目あたりに転移の疑いがある」とのことだった またはっきりとした結果はでなかった でもPET検査の結果とも一致している箇所(膀胱上部右後方)なのでまちがいないのではないだろうか PET検査が骨でも検出できるかどうかはわからないが・・・ 今日CEAの測定も行ったので結果を待とう TS−1は無事1クールを終えることができた 副作用らしきものはあまり感じなかった 2週間の休薬期間に入る
 

*       平成16年3月23日
 TS−1投与2クール目を開始した CEAは上昇継続 臀部の痛みを訴えたところMRIを行うことになった 骨部はCTよりMRIの方がいいらしい
 

*       平成16年3月29日
 
MRI検査実施