「html」と「htm」、どちらもURLの末尾についているアレです。
スマホではURLそのものを意識することはほとんどありませんが、パソコンやタブレットではブラウザーの上の欄にURLが表示されるので、html と htm の使い分けになんとなくモヤモヤしている人もいるのではないでしょうか。
HTML(エイチティーエムエル)と HTM(エイチティーエム)、どちらも「HyperText Markup Language」の略です。
「HyperText Markup Language」はコンピュータ用の言語(Language)で、通常のテキストに加え「タグ」と呼ばれる記号(目印)を使って、ページ内に画像や動画を貼り付けたり、他ページへのリンクを張ったりすることができます。
URLの末尾に「.html」または「.htm」を付けることで、「このページは HyperText Markup Language というコンピュータ用の言語で書かれています」ということを表します。
つまり、皆さんが普段見ているWEBサイトの大部分のページがこの言語で書かれているということです。
このページももちろん HyperText Markup Language で書かれているので「http://www13.plala.or.jp/wakaran/htm.html」というURLです。
どちらも同じ言葉を略したものなので、単に「略し方の違い」ということになります。
「マック」と「マクド」の違いと同じですね(分かりにくい例えですいません)
どちらを使うかについても明確なルールはありません。
「htm」は大昔(MS-DOSというOSが主流だった時代)のファイル名の付け方のルール(ファイル名は英数8文字以内、拡張子は3文字以内)に沿ったもので、「html」より歴史は古いと言えますが、今では何となく「html」の方がメジャーです。
htmlとhtm、違いはありませんが、使い分けや混在は可能です。
どういうことかというと、
「test.html」と「test.htm」は別々の、独立したページとして認識されるということです。
こんな感じ。
test.html へのリンク test.htm へのリンク
このことを利用して、例えば「末尾html」と「末尾htm」で全く正反対の内容のサイトを作ったりもできますが、googleに詐欺サイト認定されると厄介なのでやめた方が良いでしょう。
そもそもURLは拡張子と何の関係ないように思えますが、HyperText Markup Language で記述した各ページのデータは、ファイルとしてwebサーバ上に置いておくものなので、
http://www.example.com/test.html
なら、example.comのwebサーバ上に「test.html」という名前のファイルがあることになります。
そのため、URLも拡張子のルールに一応従っています。
Windowsが出る前の大昔のOS(Operating System)です。
OSですが、エムエスディーOS(MSD-OS)ではなく、エムエス ドス(MS-DOS)と言います。
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