[今回のわからん]

「ソーダ」と「サイダー」と「ラムネ」

●「ソーダ(soda)」と「サイダー(cider)」

ソーダ(soda)は、「炭酸水全般」を意味し、元々は、二酸化炭素が自然に溶け込んだ鉱泉(二酸化炭素泉)の水を瓶詰めしたものを指します。
現在は、高圧の炭酸ガスを水に溶け込ませることで工業的に大量生産されています。

一方、サイダー(cider)は、元々は「リンゴ酒」の意味ですが、日本では、日本初のサイダー「三ツ矢サイダー」が柑橘系の味付けであったため、ノンアルコール・柑橘系風味の清涼飲料水を指す場合が多いです。
柑橘系の味付け+アルコールの入ったものは、日本では「サワー」となります。
また、世界ではアルコールも炭酸もどちらも入っていない「リンゴジュース」を「サイダー」と呼んでいる国もあるようです。

定義が国や地方によって異なるので、飲む前に確認した方が良さそうです。


●じゃあ「ラムネ」は?

ビー玉で栓をする、独特の瓶に入った「ラムネ」は、もともと「レモネード」が語源のようです。
レモネードは、レモンを入れた炭酸飲料の意味ですが、レモンを入れない国もあります。(ややこしいですね)
ノンアルコール・柑橘系風味の清涼飲料水という意味では、「サイダー」と同じ物ですが、「あの独特の瓶に入ったものだけがラムネ」と広く認識されているようです。

液体では無い「ラムネ」(ラムネ菓子)は、食べたときにシュワシュワする感じがラムネに似ているから、ラムネ菓子なのだそうです。



[今回のまとめ]
  • 日本では ソーダ > サイダー
  • 国によってはサイダーが単なるリンゴジュースの場合も
  • 「ソーダ味」「ラムネ味」ってよく考えると変な表現

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