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ヤイユーカラパーク VOL44 2003.06.21
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連載 西本願寺 連続差別事件へ
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西本願寺札幌別院・連続差別落書き事件

2002年12月26日、教区基推と話し合いをもちました。懸案の「組長会」との会談が実現できぬまま、今後どうしていくのかを話し合いました。

3月で終わる年度内に、本山・基幹運動本部を交えての話し合いをもつことが確認されましたが、何度か日程調整の打合わせが行なわれただけで、結局実現せぬままに、新年度を迎えました。

その新年度、教団は機構を大きく変換しました。基幹運動が大幅に退行する危惧を感じさせる、反動的ともいえる“構造改革”と人事の採択です。その中で、『森』と前運動本部長との約束は、当然のように反古にされました。

教団の動きに伴って、北海道教区のなかにも変化が生まれてきました。教区基推のこれまでの努力を無にするような委員会構成や人事が行なわれ、教区会議長だったM氏に、差別ハガキが送られてきました。

『グッハハハ/痛快じゃのう/教区会をおちてめでたい限りじゃ/のぼせ上がってるから哀れなことになるんじゃ/エッタとつるんで動き回ったおまえに未来はないのじゃ/エッタヤローもきさまも てってい的に追いつめてやるぜ/アバヨ』』

さらにUさんのお寺の地下駐車場壁面に、赤いスプレーで以下の文言が大書されました。

『ココハケガレタ/エッタ寺』

‘94年、札幌別院に最初の差別落書きが行なわれた状況に戻ったのでしょうか? いやそれ以上です。Uさんと家族は、テロが直接自宅を襲ってきた恐怖感に襲われています。親鸞の教えを説くテロリスト……。黒衣の集団が抱える差別意識の根深さと根強さを、改めて実感しました。

しかし、教区僧侶のすべてが、旧態のままでよしとしているとは思いません。私たちが率先して戦線を再構築し、闘いを続けていかねばならないと、決意を新たにしてるところです。関心のある方は、ご参加ください。