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 陶磁器の骨董の分野は、この他にもいろいろあります。
小物入れ等、いろいろ、なんでもあり、面白いものも多々あります。
陶磁器以外のものも、少しですが持っています。どれもお気に入りです。

 

Deckeldose Meissen Um 1940
蓋のついた器, マイセン, 高さ:5.5cm, 直径9.0cm。伊万里写し。

伊万里というより、色彩としては、伊万里(朱と青が主)と九谷(黄、緑、紫等が混じる独特のもの)の混合のような気がします。いずれにしても、東洋趣味の器。絵柄も、東洋風ですが、どこか西欧的です。こういう図柄は、日本にも中国にもないでしょう。(雰囲気は、東洋風ですが。)

 

上から、蓋を眺めたところ。
東洋風の色使い(古伊万里の赤絵と九谷と、浮世絵などで使う、原色が交じり合ったような)が素敵です。

横から見たところ。

裏側。蝶が描かれています。蝶の色合いも素敵です。

蓋を開けて、上から見たところ。
口の部分には、黄色の縁取り。

 
 
古伊万里 赤絵 鳳凰蓋物 江戸中期。
カッパ橋の骨董屋で揃いで購入。鮮やかな鳳凰がお気に入り。
(残念ながら、お店の人のミスで、一つの蓋の縁に欠け、ヒビが入ってます。早く金継ぎとかで直してやらないと・・・)
器の模様のアップ。(2方向から。)
器の模様(鳳凰)のアップ。この鮮やかで闊達に描かれた鳳凰が好きです。蓋にも鳳凰が描かれています。
器の模様、他方向から。鼓と植物模様、でしょうか。
蓋と器の高台。両方とも”富貴長春”の銘が入っています。器の下の部分の染付部にも、金彩で模様が描かれています。
蓋の内側の模様。方々に(製作時の)欠けや焦げがあり、一級品ではないと思いますが、隅々まで行き届いた、力の入った品のような気がします。

 
マルコリーニ期マイセン(?)の柄の果物ナイフ
ロムドシンのセールで入手。
マルコリーニ期とは1790-1810(?)年頃。赤く濃い紫が特徴。
 実は、このナイフ、マイセンだと言う確証、また、マルコリーニ期だという確証はありません。
果物ナイフの柄は、マークが中にあるので、分解しないと判別が不可能なんだそうです。しかし、絵の細かさ、繊細な出来、また、裏の方に描かれているバラが、マルコリーニ期マイセンのカップにあるものとそっくりだということ、花の色がこの期に特徴的なこと、などから、マルコリーニ期マイセンではないかとのことです。
刃の方は、かなり純度の高い銀とのことです。刃や、刃と柄のつなぎ目のところの作りも、しっかりしています。
柄のアップ
刃の付け根に黄ばみ、ニュウがあり、また、持ったときに手に当たってしまう部分の花絵がこすれて取れています。また、柄の元の部分の、白磁の地模様と花絵の境には、金彩が入っていたのが、殆ど剥げています(下の方、くるりと巻いたような模様の部分に、ぽつんと一つだけ残っています)。
でも、花絵は細かく見事で、間違い無くマイセンのような気がします。愛されて使われてきた品。お気に入りです。

 
 
マイセン1930年頃スープカップ。上のスープカップはもう少し新しいらしい。大ぶりで、見事。(スープカップが壊れて、注文しなおしたらしい。新しく作られたカップの方が物は良い(下皿2級、カップ1級)とのこと。)
スープカップのアップ。

 
下皿とカップを別々に撮ってみました。

 
 
マイセンの花柄カップトリオ 1930年以降、2級
紫のチューリップが美しい、お気に入りです。
(実は私は、紫色がとても好きです。上のスープカップもそれで気に入った。)
カップと下皿を別々に撮ってみました。
ケーキ皿のアップ。
下皿のアップ。
カップのアップ。(この色合い、大好き!)

 
 
ヘレンドのカフェサービス(モーニンググローリー)4点セット(ミルクピッチャーが2つ)。1941-1948年。
ブルーの朝顔が爽やかで、金彩もきれいです。器の形もヘレンドらしくシャープで繊細。
最近、骨董、現代物共にデミタスカップを結構買ったので、カフェポットのすっきりしたのが欲しくなり、購入しました。これも結構お気に入り。

 
 
マイセン 風景画と花絵のボウル 1924年以前 2級品。
e-bayのオークション外取引で入手。マークはボタン剣ですので、1924年以前ですが、おそらく20世紀初頭か、19世紀半ばかそれ以降だと思います。ボタン剣に2本の削り線が入っているので、2級品。そういえば、花絵も風景画も全体に粗いかも。でも、全体の構成、配色などが大胆できれいでお気に入りです。内側縁にも金彩がありますが、ちょっとかすれています。
 
ボウルの横4面の写真。青地に花絵と、港と船、塔の風景画が交互に描かれています。この構成、結構、お気に入り。周りの金彩もきれい。

 
 
ドレスデン 金彩足つき小物入れ 1918-45年
yahooオークションで入手。マークから、磁体はフッチェンロイター、絵付けがAbteilungというところとのことです(売主さん談、自分でも確認)。
金彩がとてもきれいで豪華、花絵も、ちょっとプリント風にも見えますが、なかなかきれいです。
真上から。花絵がきれい。
横から(1)。紫の小花が描かれてます。
長くてスマートな足も可愛く、金彩も造型も、足先まで行き届いて施されています。
横から(2)。反対側。こちらはピンクの小花。
長軸方向の横(とゆーか)にも、小花が描いてあります。(青とオレンジ。)
蓋を取ったところ。内側の白磁と表の金彩の対比がとってもきれい。
蓋を取ったところのアップ。
裏側とマークのアップ。
上の楕円の中は、フッチェンロイターのマーク(1918-45年)。アンダーグレーズ(釉薬の下に描かれている)になってます。
下が、Abteilungという絵付け工房のマーク。
(Abteilung Dresdenと描かれている。)オーバーグレーズ(釉薬の上に描かれている)になってます。
マークは、ふたの裏にも描かれていて、それの方が鮮明です。

 
 
ドレスデン オープンタイプ足つき塩入れ 1890年頃
e-bayで、マイセンとして出ていた、可愛い足つきの塩入れです。ロココ調の宮廷画と、縁の浅緑の模様、器の形が可愛いです。縦7.5cm、横5.5cm。
マイセンとして出ていましたが、マークが(この年代の)マイセンマークではありません。それで、ドレスデンだろうと思っています。
(この頃のドレスデンで、右のマークを私用しているところがあるので。)
いずれにせよ、可愛いのでお気に入り。
裏の足とマーク。このAとRを組み合わせたマークは、最初期(1730年頃)のマイセンで使われていましたが、19世紀後半頃、ドレスデンの一部のメーカーでも使われていました。おそらく、この年代のドレスデンだと思います。(売り手は、1890年代のマイセンとして出していました。)
どちらにせよ、可愛いのでお気に入りです。
(可愛くて出来が良く、気に入ったなら、それでいいというのが私の方針で。)

 
 
ウラングラス ボンボン入れ 1920年。

ウラングラスというのは、ブラックライトという光を当てると光るガラスで、現在は作られていないそうです。
丸っこいシンプルな形、それでいてそれぞれの線や面がシャープなところが素敵です。
ウラングラス特有の色合い(薄いグリーン)も素敵。


 
 
折り畳み式 ドールハウス(ドイツ)
家具と外装:1900年、食器類:
1930年頃
(ハウス、というより、ドールルームと言うべきでしょうか。)
バカンスなどの旅行にも持っていけるようにされたものらしいです。
細かい食器類(パイ型とか、スプーンやグラス)なんかも、きちんとできていてお気に入りです。
私はドールハウスが好きで、アンティークのものを持つのが夢でした。

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