アナログイラスト デジタルグラフィック レイアウト パッケージ DTPノート
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 1.レイアウトのポイント

(1)余白率
一般に余白率が高いというのは余白が少ないことをいう。つまり、余白率が高いというと情報が満載で、にぎやかなイメージを与える紙面になる。余白率が低いというと、情報量が少なく見えるが、格調の高さや気品があるレイアウトになる。

(2)版面率
情報を載せる部分の割合。余白率と同じく、高いとにぎやかで情報満載なイメージ。低いと上品なイメージになる。

(3)グリッド拘束率
拘束率が高いと理知的でかたいイメージを与える。低いと自由なレイアウトになる。

(4)ジャンプ率
紙面における図版や文字などの要素と要素との大きさの比率。ジャンプ率が高いと活気やメリハリなどが感じられるレイアウトになり、低いと落ち着いたイメージを与える。

 2.文字の扱い

(1)雑誌での適切な文字の大きさ(目安)

大見出し

32級〜44級

書体はインパクトのある書体。

中見出し

16級〜23級

囲ったりしてグラフィック的に処理を加える。本文と書体を変える。

リード

16級〜20級

本文と書体を変える。ボールドやイタリックにしてもいい。

小見出し

11級〜13級

書体を変える。

本文

11級〜13級

行間は本文の大きさの1.5倍がきれい。

キャプション

8級〜10級

行間は1〜2級程度がきれい。

*ちなみに、1級=0.25mm 4級=1mm  1pt=0.3527mm

(2)1行あたりの適切な文字数(目安)

新聞

12文字程度

文庫本

35〜40文字程度

雑誌

15〜20文字程度

*一行あたりの文字数が多くなると可読性が下がるので注意する。
*一行あたりの文字数が多い場合、行間を広めにとることで可読性の低下を緩和することができます。

 3.表記ルール

 表記ルールにはいろいろあるのでここでは、オクスフォードルールを紹介します。


(1)ルビ
総ルビ(全ての漢字にふる)のかパラルビ(一部の漢字に対してふる)かを決める。総ルビかパラルビは必ずどちらかに統一する必要がある。また、表記の仕方はグループルビ(単語全体に対してふる)のかモノルビ(個々の単語に対してふる)のかも決める。

(2)傍点・圏点
文字の強調のために使われる点のこと。・・・(・)は横組み、( 、)は縦組みで使用する。

(3)句読点
縦組みでは( 、。)の組み合わせ。横組みでは( 、。)/( ,.)/( ,。)のどれかの組み合わせ。混在はさせない。

(4)記号類
横組みだけで使用(セミコロン;/コーテーション‘ ’/ダブルコーテーション“ ”)するものと、縦組みだけで使用する(ダブルミュート゛゛)ものとがある。

(5)数字の表記
多くのレイアウトソフトでは欧文数字を縦組みに入力すると横向きになる。全角数字であれば縦に表記される。

(6)単位記号
1文字分でカタカナで構成された表記の仕方は区点コードなどの違いによって文字化けをする可能性がある。欧文で「kg」や「mm」と表記すると文字化けをしない。

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