表記ルールにはいろいろあるのでここでは、オクスフォードルールを紹介します。
(1)ルビ
総ルビ(全ての漢字にふる)のかパラルビ(一部の漢字に対してふる)かを決める。総ルビかパラルビは必ずどちらかに統一する必要がある。また、表記の仕方はグループルビ(単語全体に対してふる)のかモノルビ(個々の単語に対してふる)のかも決める。
(2)傍点・圏点
文字の強調のために使われる点のこと。 ・ ・ ・(・)は横組み、( 、)は縦組みで使用する。
(3)句読点
縦組みでは( 、。)の組み合わせ。横組みでは( 、。)/( ,.)/( ,。)のどれかの組み合わせ。混在はさせない。
(4)記号類
横組みだけで使用(セミコロン;/コーテーション‘ ’/ダブルコーテーション“ ”)するものと、縦組みだけで使用する(ダブルミュート゛゛)ものとがある。
(5)数字の表記
多くのレイアウトソフトでは欧文数字を縦組みに入力すると横向きになる。全角数字であれば縦に表記される。
(6)単位記号
1文字分でカタカナで構成された表記の仕方は区点コードなどの違いによって文字化けをする可能性がある。欧文で「kg」や「mm」と表記すると文字化けをしない。