魚菜王国いわて

クリエイティブコモンズ

「クリエイティブコモンズ」という言葉をご存知でしょうか?
私が愛読?するいつだったかの岩手日報夕刊で、クリエイティブコモンズを紹介していました。
掟破りの全文転載をしようかと思いましたが、その新聞をすでに紛失し、残念ながらできません(笑)。
毎度おなじみのGoogleで検索しますと、荒川靖弘さんのページ「クリエイティブ・コモンズ」についてがヒットし、その関連ページ「クリエイティブ・コモンズ」は誰のもの?もあわせてご覧になれば、良く理解できると思います。
要するに、これまで書いてきた従来の著作権に対する私の不満を、一挙に解決してしまう新しい著作権です。
例えば、「クリエイティブ・コモンズ」についてのページの下のほうに、次のように書いてあります。

本テキストは Creative Commons の 帰属(by)ライセンスの下で公開しています。すなわちオリジナルのテキストが私「荒川靖弘」によるものであることを明示していただければ,自由に再配布・再利用が可能です。
(「『クリエイティブ・コモンズ』について」本テキストの著作権について)

何となく、リナックスのGPLライセンス(「著作権を否定してしまうLinux」参照)に似ていますね。
で、私のサイトは、クリエイティブコモンズのライセンスではどんなライセンスか?というと、saというライセンスです。
ところが、私はトップページで、「尚、当サイトに関する著作権は一切放棄します(笑)。引用部分を除き、すべてコピーしても差し支えありません。」としていて、最初の文言はクリアするとして、二つ目の「引用部分を除き」の部分は、どんなライセンスになるのか?というと、byとなります。
by-saというライセンスはありますが、私のような変なライセンスとなると、sa-byと表記するしかなく、これならば、最初からbyとしたほうがいいのです。

まあ、何にしろ、このような新しいライセンスは、インターネットを考慮したものであり、少なくとも、Web上にあるすべてのサイトは、クリエイティブコモンズを宣言すべきではないでしょうか。
これは、各新聞社に向けて、特に、です。
新聞・雑誌の著作権」でも書きましたが、ネットインフラという公的インフラを利用している限り、あんな「ネットワーク上の著作権」など削除すべきです。
知識・情報の共有という、ネット上のお互いの利益のために。
(2005年2月5日)



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