「少林寺拳法がアメリカの元兵士に敗れた」ということを記事にしているホームページを見つけた。
何気に読んでみると、金儲けに走る中国拳法批判のようだったね。要するに中国の少林寺修行僧が脱線して、アメリカの元兵士と戦って負けたということのようだ。真偽のほどは定かではないが、少林寺拳法を修行している我々にとっては迷惑な話だった。
確かに少林寺拳法の根源は中国の少林寺に起因しているが、「少林寺の拳法」と「少林寺拳法」は別物なのである。前記のHP作者は、ご丁寧にも写真入でニュース紹介をしていたが、見れば見るほど少林寺拳法とはまったく違うことに気づかないようだね。少林寺拳法は、「日本で生まれた日本の文化である」ということを今からでも勉強してほしいものだ。
そういえば、薄ら少林寺拳法をかじった程度の元拳士が同調するコメントを書き込んでいたが...情けない。今更、武の意義と武道の本質や修行の心得などを言うつもりはないが、地位や名誉や金儲けのために、少林寺拳法の拳士が戦うことなど有り得ないことさえ理解できなかったんだね。他流派(〇〇空手)等を常に上に置いた勝てない練習をしていたからものにならなかったのだよ。やる前からも、やっている時もぶれているから続かなかったのだよ。いいかな、本物とは心技共にぶれないものだぞ。
ネット閲覧していると相変わらず少林寺拳法の記事に事欠かない。また批判する人間に限って「元拳士」が多いようだ。何れにしても、「ぶれた修行しか出来なかった人間の戯言」も風評被害と言うべきだろうね。
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