「だめだ!駄目だ!そんなやり方は空手だ!」
とは技術講習会でよく耳にする言葉である。
しかし、考えてみよう。
「技の違い(種類)はあっても、空手と拳法の攻撃方法の違いってなんだろう?」ということを。
私は、やり方は良いとこ採りでいいんじゃないかなぁ...と常々思っている。前にも記したことだが、拳法を修練している者の攻防とは、どんなやり方でも拳法ではなかろうかと。重要なことは、要するに理に適っているか否かだけなのである。気に入らないから否定するような考え方はそろそろ改めるべきでしょうね。
@腕を真っ直ぐに伸ばし切った状態で、その先につながっているのは大拳頭。だから大拳頭で突くべきなのである。
A足は踵につながっている。だから足刀は踵で蹴るべきなのである。
B蹴りの攻撃後、常に十字足退りをするのは勿体無い。蹴った足を前に下ろしてから状況判断をするべきである。
攻撃色を色濃くだすと、「空手の考え方だ」と決め付ける人がいますがナンセンスですね。
C拳立て伏せは、縦拳大拳頭でやらないと意味がありません。気をつけましょう。
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