力の伴わざる正義は無力なり
正義の伴わざる力は暴力なり
 
   宗 道臣(そう どうしん)
Column

少林寺拳法の特徴
 
 拳禅一如
 力愛不二
 守主攻従
 不殺活人
 剛柔一体
 組手主体
 
道場での心得
 
 脚下照顧
 合掌礼
 作務
 服装
 態度
 言葉
 
修行の心得
 
 修行目的の確立
 修行の順序
 基本を学ぶ
 理を知る
 数をかける
 修行を片寄らせない
 体力に応じて修行する
 永続して行う
 
| Back | Index | Next |

2010/06/18
拳の三要の再確認
 有段者なら誰でも知っているべき「拳の三要」。
しかしながらどれ程の拳士が実践していることだろうか。
 
【拳の三要】要約
技 … 基本を理解して身につけること 
術 … 基本の組み合わせ方や用法を学ぶこと
略 … 自分の英知を活用して独自の境地を開発すること
 
 昨今、実践力が級拳士と何ら変わらない有段者が多いことは嘆かわしい限りである。ただ違う所を強いて言えば、スピードと正確さくらいのものだろう。また立派な科目表に「連反攻」と明記されていても、せいぜい決まりきった連反攻(上・中・蹴り)。数打ちゃ当たるもいいが、反撃状態に一番即した攻撃を工夫して実践しろと私は言いたいのだ。一撃か二撃で終了というような連反攻がすこぶる良い。それには素早い状況判断による体重移動を学ぶと良いね。引かない、退らない、そして打ち込み(突き・蹴り・肘・膝)。
 そもそも技術修得とは練習ではない。訓練という認識でやるべきだね。故にそこから応用力が開花するのである。必ず技から略まで行けとは言わないが、術+α(応用実践力)までもって行かないと使えないものです。例えば、上段突きを上受けしている次元では話にならないことが分かるでしょうか...ということである。正直、少林寺拳法の技術は、高度であるが故に練習になってしまう観がある。(弱点かもしれない)やはり職業でもない限り技術の完全修得は難しいことでしょう。しかしながら、常日頃から基本技術の応用を実践(努力)していることが成果につながるものなのです。
 

2012/4/28 筑波にて
Home Profile ● 武道 Column Life Column Link Page 開祖語録 Collection