コンテ1
2016/9/16
鉱物の産地
地元の人に従って行動しよう! たくさん石採りを楽しんで下さいね。
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瀬場谷(別子山村)
瀬場谷(別子山村)
 東赤石山の南斜面にありエクロジャイトが有名である。八間の滝までに露頭がいくつか見られ、谷川にはよく落ちている。ただし、登山道から谷川へは高低差があるので降りにくい。また、沢登りは岩が濡れていて流水量もそこそこあるため滑りやすくお勧めできない。
 柘榴石以外に金紅石・チタン石・角閃石・緑簾石などがある。また、橋のたもとに2001年の国際エクロジャイト学会の石碑がある。なお、当然ながら石碑を損壊しないこと。
 石碑の近くに下に降りられるコンクリ階段がある。ブッシュや竹藪を過ぎるともう河原である。大きな岩がごろごろしていて歩きにくい。また、水量が多いため採集できる場所が限られる。エクロジャイトの大岩がいくつか川中に転がっている。風化した見た目は褐色または灰色であるが、ハンマーで割ると濃い緑色の地にザクロ石が含まれているのがわかる。

  1.瀬場谷への入口(2016年8月撮影)
  

  2.銅山川本流に架かる古い橋
  

  3.エクロジャイト会議を記念する石碑
  


 瀬場谷の中流にある八間の滝の下流で見つかった巨岩をヘリで運び出し、それを加工してこの石碑を造ったと旧筏津山荘の方から伺ったことがある。今はその山荘も取り壊されて跡形もなく、知己がいなくなったのは寂しい限りである。木の枝を蒸し焼きにして炭化させたものをかき混ぜ棒にして、熱いコーヒーを飲んだことが昨日のように思いだされる。この石碑の破片を頂いたのもそのときである。欲が出て一番大きな物をもらった。
 県道の橋の下にはエクロがいくつか見られる。褐色や灰色をした母岩を割ると、内部は緑色でざくろ石の粒子や鉱脈がある。また、ルチルもこの下で見つけている。やや本流側でキースラーガーや5cmを超える角閃石の結晶を拾った。



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