あわ〜ストーンU

いしにっき

 ここには、石の活動で僕らが体験したり見聞したダークな出来事を書いてます。「気ままに訪問記」が光明のような内容なら、この「いしにっき」は暗闇の部分にスポット当ててます。これらは単なる悪口ではなく調べた事実を述べてるだけです。もしブログやBBSで意見述べるおつもりなら、きちんと内容全部を読んでからにして下さい。また、これから始めるビギナーの方や地権者の皆さんにはぜひ読まれて、これらの事件に巻き込まれないよう注意しましょう。
 なお、アルファベットとイニシャルは必ずしも一致するとは限りません。また、ここに登場する複数の呼名が同一人物または団体や業者を指すこともあります。
6.いろいろなトラブル(博物館)

1.個人側から博物館へ寄託の強制
 自分が所有する標本を博物館などに寄贈する人が増えてます。それはよい傾向だと思います。その一方で、高価な標本や自分の思い入れがある物は、おいそれと他者に渡せません。その気持ちは僕もよくわかります。だから、自分で後生大事に持っておくか子孫や友人に委ねるか、どうしてものときは信頼できる業者を通じて販売するかくらいです。また、運が良ければ博物館に寄託してもらえるかもしれません。寄託とは、所有権は自分に残したままで博物館に預かってもらう方法です。煩わしい管理を無料で博物館に押し付けられるので個人にとって有利なやり方です。でも間違わないで欲しいですが、寄託するかどうか決めるのは博物館側です。

 ある頭の良いYさんが急に仕事先を変わることになりました。Yさんは熱心な石収集家で貴重なコレクションを持ってます。でも新任地までそれら持ってくことできません。そこで、つながりのあった博物館に石を寄託したいから家に来てくれと連絡しました。ところが、いくら待っても受け答えした学芸員が来ません。軽くあしらわれたと思ったYさんは、思わずブログに書き込んでしまいました。「
これだけ貴重な標本があると知ってるのに、なぜ学芸員は見に来ないのか。私なら何を置いといても駆けつけるぞ。」某県立博物館を名指ししてたので、相手の学芸員が誰か特定されてしまいました。

 
博物館側から見て寄託のメリットは、それが客寄せになるかどうか=儲かるかどうかです。また、何十周年とか大きな学術イベント企画がありどうしてもそれ入手しなければ格好つかないとき、寄贈は無理でも期間限定で貸し出す依頼をすることあります。そして、行く末で寄贈が期待できる相手には積極的に交渉します。一方で、デメリットはあくまで個人の所有物だからいちいちお伺いを立てないといけないこと。博物館所有物より管理に気を使うこと。特に相手が相当気難しい人なら面倒が増えること。・・要するに使いにくいということです。

 さて、この名指しされた博物館側や学芸員の考えです。まず、Yさんの持ってる標本と同レベルを所有してます。確かにYさんの標本を無償でもらえるなら有難いが、どうしても欲しいわけではない。また、標本を寄託すればその管理や使途などにYさんの横やりが必ず入る。ブログに先のようなこと書き込む人だから果たして信用できるんか。これらのこと考えて天秤にかけ、結果デメリットが多いと判断されたようです。なお、学芸員周辺からそれとなく話を聞いて書いてます。

 何年か経ってYさんと博物館の関係も少しは改善されたかもしれません。しかし、今でもわだかまりが残っててお互いが相手を完全に信用できてません。結局その人柄なんでしょうね。
Yさんも博物館の立場にも立って提案してれば別の道を進めたでしょう。でも今までずっと自分の都合を相手に押し付けてきたんです。そのうえにブログで相手をののしるといった行為を犯してしまいました。身から出たサビ、いや自業自得でしょうね。記事だけ見て素晴らしいと思った人が実はこんなヤカラだったなんて、知らずにリンクされた高校生たちはどう思うでしょうか。


2.石を寄贈したとき博物館の態度
 Eさんが西日本のA博物館にある珍しい石を寄贈しようかと持ち掛けました。博物館ではその石がどれほど価値あるかわからんので、すぐに返事できなかったそうです。Eさんはそんなこともわからんのかってちょっと不快になりました。でもA博物館は積極的に資料を集めてるので、数日中にご返事させてもらうと話が付きました。そして、5日後にその学芸員から連絡がありぜひいただきたいとのこと。Eさんはそれを上げました。博物館からお礼の手紙が届きました。

 Hさんが西日本のG博物館にある珍しい石を寄贈しようかと持ち掛けました。博物館ではその石がどれほど価値あるかわからんので、すぐに返事できなかったそうです。Hさんはそんなこともわからんのかってちょっと不快になりました。G博物館は地元では有名ですが、学術的というより金銭的価値の高い物を集めてます。学芸員からそのうち返事しますよって返事が返ってきました。それから1ヵ月、音沙汰なしでした。無償で寄贈しようとするHさんの行為は厚意以外の何物でもありません。それなのにこの仕打ちは何なのでしょうか。仮でも約束したためずっとHさんは返事を待ってました。でも待ちきれずにようやくGの学芸員に連絡を入れました。すると、ぜひいただきたいとのこと。ものすごく不快になってたHさんでしたが、流れがそうなってたんでやむなく寄贈しました。学芸員からその場で簡単なお礼を言われただけで終わりました。

 何でもかんでも寄贈してくれても、もらった物はおいそれと捨てられません。だから、
もらう前に博物館が価値を調べてから返事をするは当たり前です。上げる側にとっては貴重な物だと知ってるから、そんなことわからんのかって思うのも当たり前です。そこまでは両者の立場を互いに理解すれば問題ないです。しかし、EさんやHさんが上げた石は、種類は異なるけどどっちも桜井54選の1つで古典的標本です。つまりこのワールドではそれなりに有名な石ってこと。ネットでも調べることできます。A博物館の5日もちょっと遅いけど、G博物館の1ヵ月放置っていったい何様なんですか。しかも、受け取り時の学芸員の対応は最悪で、業者に石を見積もらせたところウン万円の価値があるとわかったからもらうって言ってました。・・それって今は売られてしまったんじゃないですか。


3.見る目のない館長は不公平さに気付かない
 地域の博物館を盛り上げるため自分の標本を寄贈する人がいます。貴重な物や珍しい物、博物館が所有してない物はとてもありがたいそうです。当然のことですが彼らは無理やり押し付けるでなく、博物館側が欲しいと言った物だけ提供してます。だから、博物館サイドの取るべき態度として、もらった限りはどんな石でもある程度は平等に扱うべきだと思うんです。ところが、T博物館のT館長はその禁忌を破ってしまいました。

 地元産の化石を大量に継続的に寄贈してたMさんという人がいました。化石が趣味で、県内各地に出向いては産地を発見したり化石を採集してました。懇意にしてる館員を通じて、展示用や保存用大型化石やイベント用の化石入り小石など長年にわたり提供してました。その間館長からお礼を言われたことも何かもらったこともなかったそうです。でも、そんなこと気にせず自身の活動を続けてました。

 ある日、Sさんという人が金を含んだ石を寄贈しました。すると、喜んだT館長はお礼状を送りました。しかも名前付きで展示までする惚れ込みようです。Sさんはとても喜びました(これについてはSさんには何も責任はありません。)。問題はその後です。寄贈してくれたことに対してお礼状を送るとか送らないとか博物館の勝手ですから、それに異を唱えるのは筋違いかもしれません。でも一方にはお礼してもう一方には何もしないってどゆこと?何か釈然としないんは僕らだけでしょうか。

 
金銭的価値としても、Sさんの金1個はMさんが寄贈した化石全ての総額にはまったく及びません。また、長年にわたるイベントでの化石提供や講師としてのMさんの実績は並大抵のもんじゃありません。つまり博物館への貢献度はMさんの方がはるかに大きいんです。それに対して館員から口頭ででお礼を言われたことあっても長年の労苦や寄贈について博物館から感謝状1枚もらってませんそれなのに、たった1個の金に対する態度とその何十倍ものことをしてきた活動への態度と、あまりにも差がありすぎませんか?

 Mさん曰く、「頭ではわかってるけど不快感は否めないなあ。」
 僕らもその不公平感を打消すことができません。僕らとしてもこの博物館にこれ以上の石を寄贈するのは控えようかと思い始めてます。だって、まるで金しか価値がないような態度だし、標本の本当の価値がわからんような人のいるとこに上げたって意味ないでしょう。このケースでは、
Mさんだけでなく他の寄贈者全員をないがしろにしてるよう思いました。

 後日、このT館長の周辺からMさんにも感謝状を出そうという話が出ました。Mさんは特に返事せず無視した態度を取ってます。そんなこと今さらでしょう。T館長は金の化石でも寄贈してもらうつもりでしょうか。端から見てれば情けない人たちです。





PAST INDEX FUTURE
戻る

Last updated: 2015/8/30
めーるするときは名前・住所・TEL・所属団体を明記してください。

めーるはこっち ◎を@に変える。