【2024節分の日】恵方巻き丸かぶりの方角一覧(〜2100年)
毎年2月3日(2021年は2月2日でした!)の節分の日には、一年の厄を払うために「豆まき」を行うのが最も一般的ですが、最近は、豆まきと併せて、恵方巻き(太巻き)をその年の恵方(方角)に向いて丸かぶりする風習も全国的に行われるようになりました。
恵方巻き丸かぶりの風習、元々は大阪(関西)が発祥のようですが、最近では全国どこでも節分の日になるとスーパーやコンビニで恵方巻きが売られています。
太巻きなので色々な具材が入っていますが、具材は地方によって色々な種類があるようですね。
この恵方巻き丸かぶりの恵方(方角)、毎年節分前になると「発表」されるので、誰か偉い人が占い的な何かで「今年の恵方は○○︎!」と決めるのでは、と漠然と思い込んでいたのですが、実はあらかじめルールが決まっていて、来年(2025年)の恵方も10年後の恵方も既に決まっています。
恵方の決め方は、十干(じっかん)という暦に基づいて決められており、しかも、恵方とされる方角は16方位中、4つの方角しかありません。
十干(じっかん)とは【甲乙丙丁戊己庚辛壬癸】の10種類で、十二支(じゅうにし) 【子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥】の12種類と併せて干支(えと)を表すのに使うものです。
60歳を表す「還暦」とは、10と12の最小公倍数である60で干支が一回りして暦が元に戻ることを指します。
恵方は十干に基づき以下の表のように決められており、4つの方角を5年周期で一巡します。
【十干と恵方との関係】
その年の十干 | 恵方(16方位) |
甲(きのえ)・己(つちのと) | 東北東 |
乙(きのと)・庚(かのえ) | 西南西 |
丙(ひのえ)・辛(かのと) | 南南東 |
丁(ひのと)・壬(みずのえ) | 北北西 |
戊(つちのえ)・癸(みずのと) | 南南東 |
恵方は東北東、西南西、南南東、北北西の4種類で、南南東の頻度がやや多めとなっております。
また、同じ恵方が2年続くことはありません。
というわけで、今後干支が一回りするまでの恵方をまとめて一覧表にしました。
→ 西暦2100年までの恵方を追記しました。(2022.2.5)
もうこれで今後もずっとどの方角を向いて丸かぶりすれば良いか一目瞭然ですね。
※お正月の恵方参り(恵方詣)にもご活用下さい。
※西暦3000年の恵方を追記しました。
※「節分の日付」について備考にまとめました。
2021年は1897年(明治30年)以来、実に124年ぶりに節分の日が『2月2日』となりました!
実は節分の日は「土用の丑の日」とも微妙に関係があるんです。
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西暦 | 令和 | 節分の日付 | 十干 | 十二支 | 干支 | 恵方 |
2024年 | 令和6年 | 2月3日 | 甲 | 辰 | 甲辰 | 東北東 |
2025年 | 令和7年 | 2月2日 | 乙 | 巳 | 乙巳 | 西南西 |
2026年 | 令和8年 | 2月3日 | 丙 | 午 | 丙午 | 南南東 |
2027年 | 令和9年 | 2月3日 | 丁 | 未 | 丁未 | 北北西 |
2028年 | 令和10年 | 2月3日 | 戊 | 申 | 戊申 | 南南東 |
2029年 | 令和11年 | 2月2日 | 己 | 酉 | 己酉 | 東北東 |
2030年 | 令和12年 | 2月3日 | 庚 | 戌 | 庚戌 | 西南西 |
2031年 | 令和13年 | 2月3日 | 辛 | 亥 | 辛亥 | 南南東 |
2032年 | 令和14年 | 2月3日 | 壬 | 子 | 壬子 | 北北西 |
2033年 | 令和15年 | 2月2日 | 癸 | 丑 | 癸丑 | 南南東 |
2034年 | 令和16年 | 2月3日 | 甲 | 寅 | 甲寅 | 東北東 |
2035年 | 令和17年 | 2月3日 | 乙 | 卯 | 乙卯 | 西南西 |
2036年 | 令和18年 | 2月3日 | 丙 | 辰 | 丙辰 | 南南東 |
2037年 | 令和19年 | 2月2日 | 丁 | 巳 | 丁巳 | 北北西 |
2038年 | 令和20年 | 2月3日 | 戊 | 午 | 戊午 | 南南東 |
2039年 | 令和21年 | 2月3日 | 己 | 未 | 己未 | 東北東 |
2040年 | 令和22年 | 2月3日 | 庚 | 申 | 庚申 | 西南西 |
2041年 | 令和23年 | 2月2日 | 辛 | 酉 | 辛酉 | 南南東 |
2042年 | 令和24年 | 2月3日 | 壬 | 戌 | 壬戌 | 北北西 |
2043年 | 令和25年 | 2月3日 | 癸 | 亥 | 癸亥 | 南南東 |
2044年 | 令和26年 | 2月3日 | 甲 | 子 | 甲子 | 東北東 |
2045年 | 令和27年 | 2月2日 | 乙 | 丑 | 乙丑 | 西南西 |
2046年 | 令和28年 | 2月3日 | 丙 | 寅 | 丙寅 | 南南東 |
2047年 | 令和29年 | 2月3日 | 丁 | 卯 | 丁卯 | 北北西 |
2048年 | 令和30年 | 2月3日 | 戊 | 辰 | 戊辰 | 南南東 |
2049年 | 令和31年 | 2月2日 | 己 | 巳 | 己巳 | 東北東 |
2050年 | 令和32年 | 2月3日 | 庚 | 午 | 庚午 | 西南西 |
2051年 | 令和33年 | 2月3日 | 辛 | 未 | 辛未 | 南南東 |
2052年 | 令和34年 | 2月3日 | 壬 | 申 | 壬申 | 北北西 |
2053年 | 令和35年 | 2月2日 | 癸 | 酉 | 癸酉 | 南南東 |
2054年 | 令和36年 | 2月3日? | 甲 | 戌 | 甲戌 | 東北東 |
2055年 | 令和37年 | 2月3日 | 乙 | 亥 | 乙亥 | 西南西 |
2056年 | 令和38年 | 2月3日 | 丙 | 子 | 丙子 | 南南東 |
2057年 | 令和39年 | 2月2日 | 丁 | 丑 | 丁丑 | 北北西 |
2058年 | 令和40年 | 2月2日 | 戊 | 寅 | 戊寅 | 南南東 |
2059年 | 令和41年 | 2月3日 | 己 | 卯 | 己卯 | 東北東 |
2060年 | 令和42年 | 2月3日 | 庚 | 辰 | 庚辰 | 西南西 |
2061年 | 令和43年 | 2月2日 | 辛 | 巳 | 辛巳 | 南南東 |
2062年 | 令和44年 | 2月2日 | 壬 | 午 | 壬午 | 北北西 |
2063年 | 令和45年 | 2月3日 | 癸 | 未 | 癸未 | 南南東 |
2064年 | 令和46年 | 2月3日 | 甲 | 申 | 甲申 | 東北東 |
2065年 | 令和47年 | 2月2日 | 乙 | 酉 | 乙酉 | 西南西 |
2066年 | 令和48年 | 2月2日 | 丙 | 戌 | 丙戌 | 南南東 |
2067年 | 令和49年 | 2月3日 | 丁 | 亥 | 丁亥 | 北北西 |
2068年 | 令和50年 | 2月3日 | 戊 | 子 | 戊子 | 南南東 |
2069年 | 令和51年 | 2月2日 | 己 | 丑 | 己丑 | 東北東 |
2070年 | 令和52年 | 2月2日 | 庚 | 寅 | 庚寅 | 西南西 |
2071年 | 令和53年 | 2月3日 | 辛 | 卯 | 辛卯 | 南南東 |
2072年 | 令和54年 | 2月3日 | 壬 | 辰 | 壬辰 | 北北西 |
2073年 | 令和55年 | 2月2日 | 癸 | 巳 | 癸巳 | 南南東 |
2074年 | 令和56年 | 2月2日 | 甲 | 午 | 甲午 | 東北東 |
2075年 | 令和57年 | 2月3日 | 乙 | 未 | 乙未 | 西南西 |
2076年 | 令和58年 | 2月3日 | 丙 | 申 | 丙申 | 南南東 |
2077年 | 令和59年 | 2月2日 | 丁 | 酉 | 丁酉 | 北北西 |
2078年 | 令和60年 | 2月2日 | 戊 | 戌 | 戊戌 | 南南東 |
2079年 | 令和61年 | 2月3日 | 己 | 亥 | 己亥 | 東北東 |
2080年 | 令和62年 | 2月3日 | 庚 | 子 | 庚子 | 西南西 |
2081年 | 令和63年 | 2月2日 | 辛 | 丑 | 辛丑 | 南南東 |
2082年 | 令和64年 | 2月2日 | 壬 | 寅 | 壬寅 | 北北西 |
2083年 | 令和65年 | 2月3日 | 癸 | 卯 | 癸卯 | 南南東 |
2084年 | 令和66年 | 2月3日 | 甲 | 辰 | 甲辰 | 東北東 |
2085年 | 令和67年 | 2月2日 | 乙 | 巳 | 乙巳 | 西南西 |
2086年 | 令和68年 | 2月2日 | 丙 | 午 | 丙午 | 南南東 |
2087年 | 令和69年 | 2月3日 | 丁 | 未 | 丁未 | 北北西 |
2088年 | 令和70年 | 2月3日 | 戊 | 申 | 戊申 | 南南東 |
2089年 | 令和71年 | 2月2日 | 己 | 酉 | 己酉 | 東北東 |
2090年 | 令和72年 | 2月2日 | 庚 | 戌 | 庚戌 | 西南西 |
2091年 | 令和73年 | 2月2日 | 辛 | 亥 | 辛亥 | 南南東 |
2092年 | 令和74年 | 2月3日 | 壬 | 子 | 壬子 | 北北西 |
2093年 | 令和75年 | 2月2日 | 癸 | 丑 | 癸丑 | 南南東 |
2094年 | 令和76年 | 2月2日 | 甲 | 寅 | 甲寅 | 東北東 |
2095年 | 令和77年 | 2月2日 | 乙 | 卯 | 乙卯 | 西南西 |
2096年 | 令和78年 | 2月3日 | 丙 | 辰 | 丙辰 | 南南東 |
2097年 | 令和79年 | 2月2日 | 丁 | 巳 | 丁巳 | 北北⻄ |
2098年 | 令和80年 | 2月2日 | 戊 | 午 | 戊午 | 南南東 |
2099年 | 令和81年 | 2月2日 | 己 | 未 | 己未 | 東北東 |
2100年 | 令和82年 | 2月3日 | 庚 | 申 | 庚申 | ⻄南西 |
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3000年 | 令和982年 | ??? | 庚 | 申 | 庚申 | 西南西 |
西暦 | 令和 | 節分の日付 | 十干 | 十二支 | 干支 | 恵方 |
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⬇正月によく見かける 「あの本」
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【備考(節分の日付について)】
節分とは「季節を分ける」ことを意味し、立春、立夏、立秋、立冬のそれぞれ前日を表す言葉ですが、近年では「節分の日」といえば「立春の前日」を指すのが一般的です。
ちなみに「立春の前の約18日間」を「寒土用」といい、最近よく見かける「寒の土用の丑の日」はこの期間中にあります。
近年は「節分の日は2月3日(立春は2月4日)」が定着していましたが、立春の日付は天体の運行により若干変動するので、節分の日は今後、2021年以降しばらくの間は4年に一度「2月2日」となり、来年(2025年)も「2月2日」です。
2104年には約120年ぶりに「2月4日」となる予定です。
※掲載当初(2015年)、2021年の節分の日は「2月3日(立春は2月4日)」としていましたが、国立天文台の発表によると、2021年の立春の正確な日付は「2月3日 23:59」となるため、2021年の節分の日は「2月2日(立春は2月3日)」が正です。
お詫びして訂正いたします。
実際の天体の動きと計算値とは誤差があるため、今後、2054年も同様に節分の日が「2月3日」→「2月2日」に変わる可能性があります。(現在のところ、2054年の立春は「2月4日 00:06」です)
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