おいしい抽出のコツ


主な抽出のコツ

珈琲を抽出するには、以下のようなコツを押さえて下さい。  
  1  煎りたての新鮮な豆を使うこと。
     珈琲は生き物、生鮮食品と同じと考えて下さい。煎りたてほど薫り高く風味も豊かです。
  2  欠点豆が含まれていない珈琲豆を使うこと。
     欠点豆がハンドピックされた、品質に良い珈琲豆をお求め下さい。
  3  焙煎後なるべく早く使い切ること。
     お買い上げしてから1週間から10日で使い切るようおすすめします。ご購入された珈琲豆は、冷凍庫等の冷暗所に保管すれば品質を長持ちさせることができます。
  4  適切な抽出器具を使うこと。
     良い珈琲豆を使っても、器具が間違っていればおいしさを引き出すことはできません。抽出法に合った良い抽出器具をお使い下さい。
         欠点豆とハンドピックについて


おいしく抽出するための基本

珈琲を抽出するための、知っておきたい基本項目をご紹介します。  
   
新鮮なお湯を使いましょう。お湯の適温は
82℃〜83℃です。

   
抽出器具はいつも清潔に保ち、使用後はさっと水洗いしましょう。

   
珈琲の粉の量は正確に。適切な量は、下記の分量表を参照して下さい。

   
珈琲の粉は、使用する器具に合った挽き方をしましょう。たとえば、
ペーパードリップなら中挽きが適しています。

   
器具の大きさに合った人数分の珈琲を抽出しましょう。

 
抽出した珈琲は、ガラスのサーバーでそのまま加熱できます。但し、沸騰させてはいけません。

 
   
抽出した珈琲はできるだけ早く飲みましょう。

 
抽出の作業が途中で止まらないように、きちんと準備してから始めましょう。

 


   分量表
   抽出に必要な珈琲豆の分量は、珈琲豆の煎り方により多少異なります。
抽出に慣れない間は、以下の表を目安にしてください。

※メジャースプーン、ドリッパー、サーバーは、当店で販売している器具を使用した場合です。
 
珈琲豆の煎り方  中煎り、中深煎り  
 抽出したい珈琲の量   1杯分   2杯分    3杯分 
 メジャースプーンによる
必要な珈琲豆の量
(1杯約 10g)
 1.0杯 1.8杯 2.5杯 
 サーバーの目盛りでみた抽出量
(ひと目盛り約 100c)
 1.5〜1.8 2.8〜3.0 4.0 
 ドリッパー、サーバーの規格  101 101 102 

珈琲豆の煎り方  淺煎り  
 抽出したい珈琲の量   1杯分   2杯分    3杯分 
 メジャースプーンによる
必要な珈琲豆の量
(1杯約 10g)
 1.0杯 1.5杯 2.0杯 
 サーバーの目盛りでみた抽出量
(ひと目盛り約 100c)
 1.5〜1.8 2.8〜3.0 4.0 
 ドリッパー、サーバーの規格  101 101 102 

珈琲豆の煎り方  深煎り  
 抽出したい珈琲の量   1杯分   2杯分    3杯分 
 メジャースプーンによる
必要な珈琲豆の量
(1杯約 10g)
 1.2杯 2.0杯 2.7杯 
 サーバーの目盛りでみた抽出量
(ひと目盛り約 100c)
 1.5〜1.8 2.8〜3.0 4.0 
 ドリッパー、サーバーの規格  101 101 102 





正しい抽出法(ペーパードリップの場合)

   濾紙の正しい折り方      
             
         濾紙の側面を折り曲げ、次に底を側面と逆の方向に折り曲げます。
         
         濾紙の側面と底を指先でならし、濾紙をドリッパーにフィットするように形を整えます。
         
         指先でドリッパーに濾紙を押しつけて、しっかりと密着させます。
最後に珈琲の粉を入れ、表面を平らにします。
         


   1回目の注湯
             
       抽出の3つのポイントに注意しなが、,1回目の注湯をします。

細くゆっくりと注ぎ、全体にお湯が染み渡ったところで止めます。

※目安は、サーバーに数滴落ちる程度までです。
         
     2回目以降の注湯
       1回目の注湯で珈琲の表面が『饅頭』のように膨らみます。ここで20〜30秒蒸らします。

蒸らしたあと、2回目の注湯をします。ドリッパーの中のお湯が落ちきる前に、次の注湯をしてください。 
       
      注湯の際には、珈琲の粉の縁を上げすぎないように注湯して下さい。

ここまでの動作を、予定の抽出量になるまで繰り返して下さい。
       
   加熱
       サーバーの珈琲の量が予定の抽出量に達したら、ドリッパーを外します。

サーバーの外側の水気を拭いて、素早く加熱して下さい。ただし沸騰させてはいけません。

沸騰する前にサーバーを火から降ろし、カップに注いでお召し上がり下さい。
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