『 平鹿町地域の農業の方向を考える 』 講座に出席しました。    

日時 : 平成19年 1月12日 ( 金 )
     午後 3時から午後 5時まで
場所 : 旧平鹿町中央公民館
講師 : 阿部 健一郎 氏
    ( 醍醐出身、秋田県立大学 /
     生物資源科学部客員研究員、
     農学博士 )

『 第17回 市民と集う 看護フォーラム 』
  に出席しました。
テーマ : 『 平鹿町地域の農業の方向を考える 』
1、 平鹿町地域の農業の過去と現在
2、 統計で見る秋田県農業の動き
3、 平鹿町農業をとりまく諸条件と農業振興の方向
4、 平鹿町農業振興計画基本調査報告書
5、 品目横断的経営対策は 担い手づくりに有効か
6、 WTO ( 世界貿易機関 ) は日本農業を壊すもの

「 地域農業と食をどう守るか 」 をサブテーマに以上の内容の話を 一時間半に渡り熱く語り
ました。 残りの三十分は 質問の時間でした。

☆ 集落営農には 良い面 ( 小さい農家を守る ) と 悪い面 ( 農家を減らす )がある、
   やり方しだいである。
☆ 40年間この仕事をやってきたが、自民党農政は農業をつぶしていく方向だったと思う。
☆ 米単作は現在の米価水準では稲作経営を維持することは難しい。
   野菜、果樹、畜産等を組み合わせた複合経営の方向が望ましく、販売に関しては JA
   の取り組み強化が絶対必要です。
☆ 「 米の価格がどこまで下がるのか 」 との質問には、解らないが 中国の値段4000円
   とそれに日本の米を食べたい人の分 4000円を足すと 8000円が考えられる。
   しかし その値段では農家は皆失業である。
   秋田県は農業をやめると働く場所が無い、失業対策として米の値段を 15000円ほど
   にしておく必要もあるのではないか。

「 受講者 50余名の出席 」 と、この種の講座としては大盛況でしたが 農家がいかに悩ん
でいるかの現われと感じました。
輸入農産物の増加に加え、認定農家としてやるか、今までどおり自立した形で農業を進め
るか大きな選択を迫られていることなど ’ やってみなければ分からないことが多く ’ 大変
な問題だと感じました。
平成19年 第1回 横手市議会
 3月定例会 一般質問 ( 1 )