平成19年 第1回 横手市議会 3月定例会 一般質問 ( 1 )    
平成19年 第1回 横手市議会 3月定例会
会期 : 平成19年 2月26日 〜 3月20日
『 平鹿町地域の農業の方向を考える 』
  講座に出席しました。    
堀田 賢逸 / 一般質問 前文
《 市町村合併の経緯と合併後の感想 》
横手市は平成17年10月 1日、横手市・平鹿郡8市町村が一体となって合併し、人口10万
を超える ’ 秋田県第二の規模 ’ の市が誕生しました。
合併することにより 行政と財政の効率化、スリム化が図られ、市町村長、助役、収入役等は
8人必要だったのが 1人となり、市町村議会議員は144名が34名になりました。
今年度の職員退職者は 53名、新規採用は 7名であり職員数減による人件費のスリム化が
一番早く現れることとなりました。

次に、合併から1年5ヶ月経った今でも 「 横手市役所は何処にあるのですか? 」 と聞かれる
と 「 どんな用件ですか?」 と聞かなければなりませんし、 「 市長は何処にいるのか?」 と言
う事もよく聞かれます。福祉関係は 大森庁舎と大雄庁舎、建設は 十文字庁舎、水道は山内
庁舎と分庁方式で行っているため、その非効率さが市民に叫ばれるようになりつつあります。
このような 分庁方式の問題では各部を統括する必要がある 市長 が 一番不便に感じている
のではないかと思います。
議会ではどうかと考えてみると、私の所属している 厚生常任委員会 では説明員として常時
20人はいます。平鹿町の議会では委員会の説明員として、福祉保健関係/福祉保健課長、
社会教育関係/社会教育課長それぞれ一名で対応し、不明な点があれば係りを電話で呼び
そんなに時間もかからず解決したものでしたが、組織が大きくなったいま比べることに無理が
あることは否めませんが、一つの庁舎にすべてが入っていれば説明員の待機時間が大幅に
節約できると思います。
このように新庁舎の必要性を論じる場合、合併協議会では新庁舎についてどのような話し合
いが持たれたのか、それが重要であります。

今回の一般質問にあたり 私なりに合併協議会について調べてみました。
私の調査によると 合併協議会は4つのブロックに分かれていました。
名称は全部 ’ 横手平鹿合併協議会 ’ という名称でしたので、自分が合併協議会の流れを
理解しやすいように 最初の任意協議会を   助走
             二回目の法廷協議会を  ホップ
             三回目の法定協議会を  ステップ
             四回目の法定協議会を  ジャンプ と決めて話を進めたいと思いました。

助走の 任意協議会は 6市町村で 平成15年 3月31日 スタート。
審議は 8回で 、1〜4回までは 6市町村の委員もそれぞれ3名ずつでしたが、5回目からは
5名になりました。最終回に 一つの町が脱会し 5市町村 となりました。
☆ 議事録のページ数は 163ページ ☆

ホップの 法廷協議会は 5市町村で平成15年 9月25日 スタート。
審議は 4回と少なく終わりました。
☆ 議事録のページ数は 110ページ ☆

ステップの法廷協議会は 6市町村で平成16年 1月22日 スタート。
2つの町が出たり入ったりしましたが、最後は 8市町村全部が入り、審議回数も25回と断然
多く 一番中身の濃い協議会だったと思います。
☆ 議事録のページ数は 919ページ ☆

ジャンプの法廷協議会は 8市町村全部の参加で 平成17年 3月 3日 スタート、いわゆる合
併に向けての総仕上げとなりました。
☆ 審議回数 9回、議事録のページ数は 169ページ ☆

このように合併協議会は平成15年3月31日にスタートし、平成17年9月22日の最終法廷
協議会まで 2年と6ヶ月かかりました。
それまで 月一回ないし 二回の 協議会の合計回数は 46回、議事録の ページ数は 1361
ページにもなりました。関係者の皆様には本当に頭の下がる思いであります。

このような経緯の後 平成17年10月23日に行われた新市の市長選挙では 現在の五十嵐
市長が 31、886票、約44%の得票を得、めでたく当選されたわけです。
今流に言えば 「 その時歴史が動いた 」 わけです。

                                  ( 2 ) につづく

『 平成19年 第1回 横手市議会
  3月定例会 』 一般質問 ( 2 )