『 平成19年 第1回 横手市議会
  3月定例会 』 一般質問 ( 3 )
平成19年 第1回 横手市議会 3月定例会 一般質問 ( 2 )    
 一般質問
 1. 横手市新庁舎建設と合併協議会の関係について
   @ 合併協議の合計回数は46回、そして 2年と6ヶ月もかかった合併協議会は 市長に
     とってどう言う存在であったのか 感想をお聞かせください。
   市長答弁 ( 要約 )
     平成の合併は 地方自治体運営の大きな曲がり角に立つ中で、私どもの地域が大き
     なイニシアティブをとりながら対応し押し進めた歴史だと思います。
     合併協議会の一員として、また会長として参画させていただいたことには ’ 歴史の
     中で仕事をさせていただいたという特別な感慨 ’ を持っております。
     大変な2年6ヶ月であり、様々な矛盾を現在も抱えており、その克服には相当長期間
     を要すると思われますが、結果として 1市5町2村 での合併ができたことがなにより
     も良かったことではないかと思います。
   
   A 検討委員会の委員は100人前後とか、合併協議会の倍以上であります。
     そこでこの委員会についてお尋ねいたします。
     1、性格はどのようなものなのか。
     2、市長としてこの委員会に臨む心構えはどんなものか。
     3、何のためにこのような規模にするのか その理由
       以上三点をお聞かせください。
     また、合併協議会で決まった 「 付帯決議 」 は次のような文章となっています。
     『 合併後の新庁舎は住民の利便性の観点から合併関係市町村間のアクセスを考慮
     し、新市の将来像である 「 豊かな自然、豊かな心、夢あふれる田園都市 」 を実現す
     ることが出来る場所に建設する。具体的な位置は新市の均衡ある発展に寄与出来る
     よう地理的中心地で、新市建設計画のまちづくりのゾーニング図にある国道107号線
     と重なる 広域交流連携軸周辺 の 平鹿郡内 に十分余裕のある敷地が確保できる場
     所とする。 』 とあります。この 「 付帯決議 」 を検討委員会にどのような形で提案する
     つもりなのか質問します。
   市長答弁 ( 要約 )
     庁舎建設の必要性を含めた検討を行っていただく予定にしている。
     位置付けとしては ’ 諮問機関 ’ 的なものとし、検討委員会で取りまとめていただいた
     ご意見を参考に ’ 仮に庁舎が必要であるとの結論が出された場合 ’ には市長として
     議会に提案させていただくことになります。
     庁舎建設は あらためて申し上げるまでもなく市にとっては大変重要な政策となります。
     各地域や各種団体などより多くのご意見を伺う事が必要であると考え、構成を100人
     規模とした次第です。また 私が委員会に加わるという事はございません。
     この検討委員会で出されました結論につきましては これを重く受け止め 最大限尊重
     するとともに、より専門的な検地からの検討も加えながら最終的に 私が判断して皆さ
     んにお示ししてまいりたいと思う次第でございます。
     市の事務所の変更は地方自治法の規定により ’ 議会出席議員の3分の2の同意が
     必要であることから最終的には市議会において決定されるべき事項となります。
     検討委員会につきましては ’ 最大限尊重するよう合併協議会の中で確認されており
     まして、その合併協議における経過も含めて検討委員会に詳しく説明させていただき
     たいと考えております。’

   B 施政方針の中で 「 ごみの処理統合施設等の整備について 」 提案がありました。
     「 平成27年度の稼動に向け、施設基本計画を策定するために、建設用地の選定に
      入る 」 としております。  この問題も合併協議会で話し合われ、平鹿町議会から
     「 ゴミ、し尿処理施設も新庁舎とセットで引き受ける、そうすることによって新庁舎の
      冷暖房もゴミ処理施設の熱が利用できる。」 などと話し合われた経緯があります。
     この件について どのようなお考えなのか質問します。
   市長答弁 ( 要約 )
     旧平鹿町町議会としての提案というふうにお聞きいたしております。
     同時に その時点では住民に対する説明等はいまだ行っていないか 理解が得られる
     よう説明に努めるというふうにお聞きいたし確認いたしているところであります。
     特にこの種の ’ 処理施設の建設 ’ に際しましては市全域からのアクセスの問題や
     効率性などの問題と合わせまして環境問題の観点から地域住民の合意形成が大き
     なウェイトを占めております。このゴミ処理施設の建設ついても早急に取り組む必要
     性を申し上げておりますので、施政方針でお示しいたしましたとおり、平成27年度の
     稼動に向けて基本計画の策定と建設用地の選定に入る事といたします。

   C 横手の東の方は 横手清陵学院付近で行き止まりの感じがする。
     今後開発し、町を大きく発展させるには西を向くしかないのではないか。
     西側といっても市内に近づくほど地価も高く、開発されてしまった場所は発展性がに
     疑問を感じる。市内には道路も狭く消防車や緊急車両も入れないような場所もあるよ
     うだし、本人が望むならそういう場所から今後発展が望める場所に移ることも可能で
     はないか。すでに開発されてしまった場所より、開発可能な場所を選択する考えはな
     いかお聞かせください。
    市長答弁 ( 要約 )
     新しい立地についてどう思うか、というような 具体的な地域名 を挙げてお尋ねがござ
     いました。ルールに従えばお答えしなくとも良い訳ですけれども、少し考えを申し上げ
     たいと思います。ただし検討委員会に予断を与えるような事もあってはならないと思い
     ますので、一般論としては 昨日 14番 / 阿部 信孝議員がご質問の中で提案がござ
     いました。そういう考え方もあるという事がございまして、あらゆる考え方を排除しては
     いけないのかなと思っております。
     堀田議員のご提案も大きな選択肢として考えてゆく必要はあるだろう。
     新しい市の街作りはどうあるべきかという観点で考える議論でありますので全ての議
     論を排除する事はできないと思います。
    特例債の活用について ( 要約 ) / 財務部長 高橋 健幸
     横手市にとりまして 事業を行う場合に 特例債の活用は 現時点では有利な条件だと
     思っております。10年間で発行出来る上限は 約540億円でありますが、いくら有利
     といいましても その事業費の約35%は自己負担ですので 現在の 横手市の体力
     ( 起債の実質公債費 19.1% ) をかんがみますとすぐに建設するのは無理があ
     ります。現在 財政計画を作成中でありますので 実質公債費比率あるいは他の事業
     との係わりの中で もし建設という事になれば10年間の特例債を活用した建設に向か
     わざるを得ないと思います。現在各事業の 10年間の財政シュミレーションを作成中
     でありますので、全体事業の中での庁舎建設という事になろうかと思います。


                                 ( 3 ) につづく 
『 平成19年 第1回 横手市議会
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