□ 果樹選果場へ光センサー導入なる
横手市果樹振興議員連盟(会長 堀田賢逸)では平成24年10月12日、JA
増田選果場を視察し、市役所十文字庁舎で果樹集出荷状況の聞取りな
どを行った。
横手市果樹振興議員連盟は横手市が果樹産地なので勉強して頑張って
いこうと言うことで結成されています。参加者は職員を入れて16名
でした。
JA増田選果場と醍醐選果場に平成24年8月31日、光センサーが導入さ
れました。買取り価格は増田3個と醍醐2個と合計5個で1億7640万円
(税込み)です。
その中で1億6800万円の三分の一5600万円が県の補助、十二
分の一1400万円が市の持分、国の補助 はありませんので残り1億
640万円はJAの持ち出しとなっています。
導入された光センサーはりんご、もも、なし等の糖度、熟度、蜜入り、
褐変がわかる等果実全体の内部品質の隅々まで計測可能な高品位選別
システムです。
何年か前に「ふじりんご」収穫前に降雪があり、りんごが凍り、その
影響でりんごの内部に褐変が生じました。簡単に言えば内部が腐って
黒っぽい茶色に変わったわけです。
それで消費者から返品や苦情が続出し多くの損害が発生したことがあ
りました。
それに対応するため県、市が補助を出すことを決め光センサー導入に
至りました。
今年の6月定例議会で秋田県の夢プランである産地収益力向上推進事
業として補正予算が組まれたものです。
糖度で選ぶ、葉取らずりんごなどの有利販売にもつながることが考え
られます。
選果場への導入は8月31日からなので、実際使って見てどうなのか、
議員連盟としては非常に興味のあるところですので視察したわけです。
果樹集出荷状況の聞取りでは今年の受粉時期の天候が影響し結実が悪
かった、など報告がありました。大雪で枝が折れてから2年目、市場
からは一日も速い復旧を希望する声があります。農家からは消毒の補
助が助かっているとの声があります。