■ 生活習慣病
生活習慣病とは以前は成人病といわれていた病気です。最近は代謝症候群(メタボリック シンドローム)とも呼ばれて医学会では話題になっています。高血圧、高脂血症、糖尿病、肥満、痛風などを総称して呼びます。これらの病気は互いに密接な関係にあり、合併すると恐ろしい事がおこります。 『しかし、生活習慣病になっても自覚症状はなく、痛くも痒くもありませんし、特に生活する上で問題は起こりません。では、どうして医者はこれらの病気に対して「うるさく」言うのでしょう?』 生活習慣病は、たとえ症状がなくても少しずつ確実に全身の細い動脈を障害していきます(動脈硬化)。ついには太い動脈や脳の動脈、心臓の動脈、腎臓の動脈などに障害を起こし、死亡率の高い「恐い合併症」(1)脳梗塞・脳出血→手足の麻痺や言語障害、(2)心筋梗塞・狭心症・心不全→高い死亡率、生活制限と再発の恐怖、(3)腎不全→人工透析の生活、(4)眼底出血→失明などを引き起こしていきます。恐ろしいのは、一度これらの合併症になって命が助かっても、移植でもしない限り二度と元にはもどらないと言うことです。 生活習慣病の原因は、現代社会を生きていくためのストレスや、乱れた生活習慣、高カロリーな食事、飲酒、運動不足そして加齢等によって起きると考えられています。大きな要因は暴飲暴食、運動不足でしょう。そして、風邪の様に薬で完全に治ると言うことはありません。現代医学でも生活習慣病を治す薬はまだ存在しません。ですから、普段から食事・運動療法や必要なら薬で病気をコントロールして、合併症を防いでいく事が重要となってきます。合併症が起きてからでは遅いのです。 特に、生活習慣病を複数合併して持っている方は合併症が倍ではなく乗のスピードで進行していきす。ですから、症状がない時期からの治療が非常に重要となります。 幸いなことに初期〜中程度の状態では、血圧、コレステロール、血糖や尿酸値をコントロールする良い薬がたくさん開発されています。しかし、一番大切なのは、薬を飲んでいれば大丈夫なのではなく、原因となっている食生活や運動不足を正す事なのです。血圧や検査結果が正常となっていても生活が乱れていれば動脈硬化は進行していきます。治療目的は単に血圧や血糖を下げることではなく、あくまで動脈硬化の進行を防ぎ血管障害、脳梗塞、心筋梗塞、腎臓障害などにならないようにする事なのです。 生活習慣病の原因は、現代社会を生きていくためのストレスや、乱れた生活習慣、高カロリーな食事、酒やタバコ、そして加齢によって起きる持続的な体へのストレスが原因と考えられています。そして、風邪の様に薬で完全に治ると言うことはありません。現代医学でも生活習慣病を治す薬はまだ存在しません。ですから、普段からの食生活や薬物治療で病気をコントロールして、合併症を防いでいく事が重要となってきます。合併症が起きてからでは遅すぎるのです。 特に、生活習慣病を複数合併して持っている方は合併症が倍ではなく乗のスピードで進行していきす。ですから、症状がない時期からの治療が非常に重要となります。 幸いなことに初期〜中程度の状態では、血圧、コレステロール、血糖や尿酸値をコントロールする良い薬がたくさん開発されています。しかし、一番大切なのは、薬を使うことではなく、規則正しい生活と食事をする事です。いくらよい薬を使っても生活が乱れていれば効果は出ません。(生活習慣病と言われる由縁でもあります。) 当院ではこれらの事を元に生活習慣病の指導と治療を行っています。また、病気についての食事療法などの各種パンフレットをお配りして、治療の役に立てております。 糖尿病の説明プリントへ