FMラジオを聞いていて「あっ、この洋楽聞いたことがある!」あるいは「初めて聞いた曲に恋してしまった!」という経験は誰しもあるだろう。
iPodをミュージックサーバーとして使い始めてから、ラジオで気に入った曲を集めるようになった。
現在はネットでほとんどの音楽を聞けるが、お気に入りの曲と出会えるかどうかは『ご縁』があるかどうかだ。人づきあいと同じように『ご縁』を大事にしようと思う。
せっかくオーディオという舟を手に入れたのだ。港の中でケーブル・インシュレーター等を変えて変化を楽しむよりも、
細かいことはあまり気にせずに音楽の大海原に漕ぎだして、まだ聴いたことのない音楽との偶然の出会いに感動したい。
話が大げさになってしまったが、私がよく聞くラジオは
・REDS WAVE(78.3MHz) 『Midnight Music Zone』
・TOKYO FM(80.0MHz) 『JET STREAM』 だ。
①REDS WAVE(78.3MHz) 『Midnight Music Zone(月曜日~土曜日の深夜1時~朝方5時頃)』は番組というよりも、
主に80年代の洋楽を年中同じ曲順でひたすら流しているだけなのだが、その選曲がすばらしい!
下記2つのアルバム「THE GREATEST 80's (2007年発売)」「The Piano Songs (2004年発売)」で選曲の90%をカバーできると思う。
上記のアルバムではカバーできない曲で、ラジオを聞いているうちに好きになった曲があった。
しかしホームページにはオンエア曲リストがないので、歌詞の一部を聞き取り歌詞でググってYouTubeで確認するという原始的な方法でやっと見つけた!
・Always / Atlantic Starr
・Hard To Say I'm Sorry / Chicago
YouTubeで聞くだけでは物足りず、やはりCDをiTunesにインポートしてリビングのオーディオで聴きたい。
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検索結果が多いときは画面左側の『アーティストで絞り込む』『フォーマットで絞り込む』を利用する。
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80年代発売のCDは「とりあえずCDにしましたー!」的なものが多く、現在の新録音CDと比べると解像度が低く、一音一音が不鮮明で、聴いても楽しくないものが多い。
CD登場時にレコード愛好家の方たちが「CDは音が悪い」と言っていた理由が今になってやっと理解できた。確かに音が悪い。
当時の私は高校入学と同時にラジカセからCDミニコンポにランクアップしたばかりで、「CDってヒスノイズがなくて、すげぇクリアー!」と喜んでいた。
90年代発売のCDになると解像度はだいぶ高くなったが、16bitの最大音量を活かしきれておらず、現在の新録音CDと比べると音量が控えめなものが多い。
2000年代発売のCDになると音質・音量ともに現在の水準とほとんど変わらないものが多い。
以上はざっくりとした傾向であるが、レーベルの方針・技術力によっても変わってくると思う。
なおデジタル・リマスター盤には
『Original recording remastered』『DIGITAL REMASTER』『24bit 最新デジタル・リマスタリング』『20bit K2 SUPER CODING』『SHM-CD(Super High Material CD)』
など、オーディオマニアの心をくすぐる言葉の記載がある場合が多い。
Always / Atlantic Starr / アルバム Ultimate Collection は近所のレンタルショップになかったのでタワレコで2013年に購入。 | |
Hard To Say I'm Sorry / Chicago / アルバム Love Songs は近所のレンタルショップにあった。 | |
タワーレコード オンラインの詳細検索で見つからないときは、
HMV ONLINEの詳細検索を利用している。
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そしてついに私だけの『洋楽セレクション the best』が完成した! 車でもiPodを聞いているが、ちょい乗りの際にiPodを家から持ち出すのは面倒なので80分CD×2枚に焼いた。 かつてCDからカセットテープにダビングする際に、うまくA面・B面に収まるよう曲順をあれこれ考えていた高校時代の記憶が蘇ってきた。 あの頃は手計算でやっていたが、今はドラッグ&ドロップすればiTunesが計算してくれる。いやぁ進化したもんだ。 しかしツールが進化しても自分だけのベストアルバム作りのワクワク感はあの時のままだ。
・Disc 2 tr12「A Whiter Shade Of Pale」はなんと1967年リリースだ。しかし現在でも古臭さをまったく感じさせない。ハモンドオルガンの音色が独特の曲調を醸し出している。
・Disc 2 tr19「Stars Fell On Alabama」はジャズだがアルバムに入れてみた。
FBS福岡放送のクロージングに使用されていた曲だ。
当時はこのクロージングが流れると「あー今日も終わってしまうのかぁ。」と寂しさを覚えたものだ。映像・曲ともに一日の終わりにふさわしいと思う。
・Disc 1 tr18「Wonderful Tonight」はKBC九州朝日放送のクロージングに使用されていた。
終電のテールランプが遠ざかっていく映像に「もののあはれ」を感じていた。