空想具現化(くうそうぐげんか)
>PC『月姫』『歌月十夜』(TYPE-MOON)【用語】
マーブル・ファンタズム(marble phantasm)。空想を具現化する能力の事。マーブルとは、おはじき等によるダンゴ現象に由来する名称であるようだ。
自然、世界の触覚である精霊が持つ能力で、自己の意思を世界と直結させて、世界を思い通りに変貌させる事ができる。
具体的には、世界に接続する事で数多の事象が発生する確率に干渉し、偶然中の偶然ともいえる現象を意図的に発生させるというもの。
精霊の規模によって具現レベルは異なり、加えて干渉できるのはあくまで自然のみ。人間やその他自然から独立しているものに干渉する事は出来ない。人間以外の動物には有効。ただし、『月姫』においてロアを消し去ったように、ロア本人に干渉は出来なくとも、廊下の大気に無数の断層を創り出すことで微塵切りにする事ができる。あの場合には床にまで断層を創るという意思が足りなかったためにアルクェイドは敗れたが、本来は万能と言って良い能力である。
『月姫』では世界中にある別世界ではない異界、隠れ里や常春の国は、その異界の主である精霊が描いた空想世界と考える。それ故に、人間が迷い込む事ができる。
千年城もアルクェイドの空想具現化によって創られたものである。
現在この能力を使用できるのはアルクェイド、変身後のアルトルージュスミレのみ。
食屍鬼(グール)
>(TYPE-MOON)【用語】
吸血鬼に血を吸われる際に血を送り込まれ、生命活動を停止しても死に切れなかった死体。
埋葬されてから数年経つと、脳髄が溶け、魂が肉体という檻から解き放たれる。墓に眠る死体を食って肉体を復元した食屍鬼は、リビングデッドと呼ばれるモノになる。
グールになれる確率はおよそ1%である。
グランスルグ・ブラックモア
>(TYPE-MOON)【俗称】
死徒27祖の第16位。黒翼公。鵬。
「月飲み」とも呼ばれる死徒。もとは人間が魔術探求の末に吸血種になったもの。死徒でありながら死徒に対してのみ強力な能力を有する。
あまりにハタ迷惑なので、教会に封印されている。今では別の正体を持ち、その姿は直径数キロという巨大なカラスであるらしい。
魔術でもある固有結界、ネバーモアを操る。
紅赤朱(くれないせきしゅ)
>PC『月姫』『歌月十夜』(TYPE-MOON)【用語】
人でない血との混血である者が、自己に眠る血を最大限まで引き出してしまった時の呼称。きまって蜃気楼のような靄に包まれる。理性を失い、こうなってしまうとヒトには戻れなくなる。
遠野家を主座とする一族は紅赤朱と呼ぶが、他の一族では先祖還りと呼ぶらしい。