今日は昨日の夜に足を踏み入れた、パリ・オペラ座へ再び、昼間のオペラ座見学に行くことにする。
　とその前に、今日のシャトレ座の公演はチケットを買っていないので、まず窓口へ出かけてみる。土曜日ということでマチネだ。流石にオーケストラ席は残っていないけれど、３階の右翼真中辺最前列を買う事が出来た。しかも１人４ユーロ！　約500円で観られるなんて、歌舞伎座幕見券の一演目並だよ。公的な援助がしっかりある国は良いなぁ、と羨ましくなる。

　公演チケットも手に入れ、いざオペラ座へ。流石にバレエの殿堂であると共に、パリの観光名所のオペラ座。たくさん人がいる。入って左手奥にある窓口で、見学チケット購入。そして豪華空間へ。空間恐怖症か、と思えるくらいの装飾の数々。入りこむと迷子になるという、地下の楽屋方面も見たいけれど、さすがにそこまでは公開してないか…。
　この日はオペラ座内でパーティーでもあるらしく、窓のある部屋が入れなくなってました。白いクロスを掛けた大きなテーブルが、いくつも用意されており、グラス等が置かれている。こんなところで行われるパーティーとはこれ如何に？　バレエ、オペラ関係のパーティーかな？　とか色々考えつつ見学終了。ショップをのぞきに行くことにする。しかし悲しいかな閉まっているぞ。こんなことなら夕べに買っておけば良かったなと、がっかり。

　ところで、旅行前にタイミング良く目にした新聞記事がありまして、それは「ガルニエ宮で養蜂」という「？！」なもの。ガルニエ宮では職員が屋上で養蜂をしており（養蜂の為の職員じゃなくて趣味ではじめたもの）、その蜂蜜がガルニエ名物という事でショップで売っている。味はパリ市内の様々な花の蜜を集めて出来ているので複雑な味がする。といった記事。実際ショップへ行くと、あるじゃないですか、蜂蜜が。オペラ座印（というのも変だけど、ガルニエ宮の正面を図案化したもの）がついた蜂蜜が売っておりました。おお、これに違いない！　しかし、お値段が高い！　一壜たしか８か９ユーロ、という事は日本円で千円くらい。壜も大きなものじゃない。話しのネタに買うにはちょっとお高い、しかも複雑な味というのがひっかかって、買うのは止めておきました。次の機会があれば買ってみても良いかも…。

　ガルニエ宮を出て、とりあえず免税店ものぞいて見ようかと思い、オペラ座近くの店に入ってみる。…買うものがない。ひとまわりしてとっとと退散。やっぱり私達には縁のないお店だったねと、もともと行くつもりだったタイヤで有名なミシュランのお店へ行く。
　オペラ座からルーブル方面へ歩いて数分のところにあるミシュランに到着。友人へのお土産と自分用に、ビバンダム（愛称・ビブ）のグッズを購入。キャラクター好きなのよ〜。
　ミシュランの店員のお姉さんは、会計の時に「ギフト？」と尋ねてくれて、一つづつキレイにラッピングをしてくれた。自分用の物もあったのだけど、ま、いいか。

　シャトレ座へ行く前にホテルへもどって、昼食に昨日買った中華惣菜の残りを片付ける。まったくシャトレ座に近いホテルにして大正解だった。ちょっと時間が空いたら戻って休めるしね。

　さて、時間も調度良くなりシャトレ座へ行く。４ユーロの席は３階とはいえ、舞台がすごく近い。右翼なので上手側がちょっと見えないのが難点だけれど、５００円に文句を言っちゃバチがあたるってもんです。そして配役表をみれば、シェヘラザードにザハロワの文字が！　ブラボー！　
　と興奮のうちに幕が上がるのだった。

　興奮の公演が終わって外に出る。でもまだ明るい。いままでが夜中だったから変な感じ。時間があるからMONOPRIX（モノプリ）へいく。もう、このスーパーマーケットにはすっかりお世話になっております。そして地下の食料品売り場へ直行。激安ケチケチ旅行なので、職場へのお土産もココですませてしまおうなんて魂胆だったりするのだ。
　前にも書いたけれど、デザート類の充実はもちろん、お菓子棚もすごく充実している。なるべく日本で見ないお菓子を買おうといろいろ物色。スーパーマーケットといえども流石パリ。フォションのクッキーの詰め合わせとか、マキシムのお菓子とか、普通に棚に売っているぞ。うーん、日本で買うとどの位お値段が跳ね上がるのかな〜？　ああ楽しい。免税店よりも、スーパーマーケットの食料品売り場の方が楽しいわ。ウキウキと見まわりながら、ジャムだのチョコレートだのとお土産を買いこむ。

　あとは夕食を食べてホテルに帰ろう。