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書庫の中のノート

工 房 日 誌 2006年3月

2006年 3月30日

日常生活が停止しています。読書も執筆もなし。生存証明のために、工房日誌をつけています。あと半月くらいしたら、何ごとかができる状態になるだろうと思います。今の私は「物語工房」の和木浩子ではありません。単に年度末の勤め人。

ところで、3月12日付けの「工房日誌」で書いた『暁の円卓』についての「言いたいこと」を「本が好きだもん試読編」にアップしました。第21号の「本が好きだもん」に載せた記事です。

2006年 3月26日

昨日終わった読書会は『The MANZAI』が課題図書でしたが(3月16日日誌参照)、あっというまに時間が過ぎ、大変盛り上がって終わりました。
だいたい読書というのは楽しんでするものですが、この本はかなり楽しく読めました。とくに初めて読んだ「2」が。でも、ほかの人たちは課題図書になっていない「2」の方は読んでいませんでした。だから、私は「2」についてしゃべりたいのを我慢して、ときどき頭の中で「あれはどっちだったかな」と考えながら、発言していました。

笑いの効用、という言い方をすると堅くなるけれども、世の中がつらくなってきた分、「1」よりも「2」の方で、笑いの大事さを切実に感じました。
「おかしくて笑ってる時に、人を傷つけたりはせんやろ。(中略)他人を愉快に笑わせるなんて最高やないか」(ピュアフル文庫「2」のP.230)

2006年 3月20日

昨日の午後4時ころから、プロバイダのサーバの障害で、この「物語工房」にアクセスできない状態が続きました。昨日の夜までずっとそのままで、今朝のぞいてみたら治っていました。
白い画面が出てきたときには、ちょっとあわてました。せっかく来てくれた人がもう店じまいしたのかと勘違いしたらどうしようかと思いましたよ。
まだ当分の間は続けるつもりです。今後ともよろしく。

2006年 3月18日

まだ印刷はしていませんが、「本が好きだもん」21号はほぼできあがりました。執筆中の原稿の方も、書きかけだった章がだいたいまとまりました。なんとか3月と4月の繁忙期をしのいで、自由に創作活動ができる時期に逃げ込まなくては。
立ち止まると歩けなくなってしまいそうなので、どんな時期でも少しずつ書かなくては、読まなくては、活動しなくては……と思っています。

2006年 3月16日

次の読書会「子どもの本を読む会」の課題図書はあさのあつこさんの『The MANZAI』になっています。図書館に行けば初めに出た岩崎書店の単行本もありますが、たいてい貸し出されていて、なかなか巡り会えそうにありません。文庫本が出ているので、自分で買うことにしました。

入手したのは、12月に出たばかりのピュアフル文庫です。いっしょに3月2日刊行のピュアフル文庫『The MANZAI 2』も買いました。もう一通り、同じ出版社のカラフル文庫でも同じく「1」と「2」が刊行されています。
「1」は久しぶり、「2」のほうは初めて読みます。

物語の基本は変わっていないと思いますが、ところどころ「これは最近加筆したな」と思う箇所に行き当たります。松井稼頭央がメッツに行ったなんて、1999年(岩崎書店版の刊行年)以前に分かってるわけがない(…本筋には関係ないおしゃべりですが)。
このあたりは実に融通無碍です。肩肘張らずに、10代のための楽しい読み物に徹しています。

2006年 3月12日

昨日のことでしたが、ついに『暁の円卓』全巻を読了しました。「訳者あとがき」により比較的短い期間で執筆しているのを知り、その仕事ぶりに驚きました。情熱だけでは書けない、非常に調べ物の多い作品だと思うのですが。
内容については、言いたいこと(不満)がいっぱいあるので、また改めてエネルギーがあるときに書きます。
内容についての不満はともかくとして、ありとあらゆる分野について詳細に資料を調べ、これといった破綻もなしに大長編にまとめ上げていることは、尊敬に値すると思います。
私にとってこの人の作品は、紹介を見てつい読みたくなり、終わりまで退屈することはなしに読み上げ、そして、書かれている内容に関しては反感と不満でいっぱいになる、という結末が多いです。

2006年 3月8日

またもや繁忙期、3−4月に突入しました。少し前から突入しています。
さすがに「工房日誌」も、平日は書きづらくなってきました。本の話題もあんまり提供できません。昼休みもほとんど読書してないので。
次の「本が好きだもん」は無事に出せるのかしら。かなり心許ないです。

2006年 3月5日

MOドライブのセットアップ終了。データは無事でした。
本体はとてもコンパクトになったけれども、動作時の音が結構うるさいです。気にするほどのことではないかもしれませんが、どうして後退するのでしょう。同じメーカーなのに。ケーブルの長さも前と違ったので、置き場所を移動しました。
とりあえずこれでしばらくはMOを使っていけます。

でも、パソコン本体に備わっていないドライブに頼り切るのは危険かもしれません。こういう製品が取り扱われなくなったら、蓄えたデータが読み書きできなくなります。今のうちに、ほかの媒体も試してみたくなりました。

2006年 3月4日

やっとめぐって来た休みの日、「悪魔のささやき」(2月28日の「日誌」参照)を退けて、古いMOドライブを修繕するつもりで、電器店に出かけました。やっぱり、物は大事にしなくちゃいけません。

先に店頭に並んだMOドライブをチェックしてみると、安い製品で売値が1万5千円少々。3〜4年前に私が買ったときよりもずっと性能は良くなっているのですが、値段は6千円くらい下がっています。インターネットで調べたときにはいろんな製品がありましたが、店頭には選ぶほどの商品(品数)は並んでいませんでした。MOドライブの市場自体が縮小傾向にあるようで……。

さて、カウンターに壊れたMOドライブを持ちこみました。ところが、店の人によると、修繕には最低でも7千円はかかる、それ以上だと思うとのこと。
それじゃ、新品を買う場合の半額ではないですか。別の製品を修繕してもらったときの見当で、6千円くらいの修繕料を覚悟していたのですが。新品の3分の1ならともかく、半分とはねぇ〜。)
さらに別の詳しい人に問い合わせてもらうと、これまでの例から類推してして1万円以上かかるのではないかという答えが返ってきました。メーカーに見積もってもらってから修繕を取りやめると、それはそれでキャンセル料が発生するそうです。しかも、修繕には少なくとも2週間はかかりそうだということです。
このお店では日頃からあまり売りつけようとせず、高い商品より適切な商品を勧めてくれるので、その情報やアドバイスには信頼をおいています。)

さすがにこれは買った方が得だと悟りました。消費電力を比べると、旧製品よりもだいぶ省エネになっています。データ暗号化の機能も搭載されているようです。「悪魔のささやき」は「天使の忠告」だったかもしれません。修繕のつもりだったのに、突然の買い物となりました。
家に帰ったのは夕方だったので、まだセットアップはしていません。明日はMOのない生活から解放されます。

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