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■16-2:アメリカ・60年間のプロパガンダ■

16:アメリカ・60年間のプロパガンダ◆初期のファイル:16-3/16-2/16-1

アメリカと日本の「プロパガンダ」。

『アメリカ・60年間のプロパガンダ』

60年以上続けられている国家間の共同欺まん戦略。
「日米同盟」と「6カ国協議」というすべての欺まん事情。
赤字アメリカ国債は、「将来的に可能であればということで…。そして、こちらからは催促などしません。また、売ることもありません」と伝えた世紀の気狂い生命体小泉君。その言葉を「永遠に返す必要がない。もらったのだ」と満面の笑みをたたえながら、ホワイトハウスで言い触らしたブッシュ。
この情報にしても、なぜかいまだにメディアには登場しない。マスコミは、知りながらも「知らぬ存ぜぬ」を決め込んでいるようだ。あれから、どれくらいの時間が過ぎ去って行ったのか。
現在、行われている「6カ国協議」……アメリカにおだてられて屋根まで登った日本は、そのアメリカに、またしても「はしご」をはずされている。
「合意文書案」には、当初「高濃縮ウランによる核開発の放棄&核兵器廃棄」が明記されていたが、アメリカも了承の上で削除されていたことが18日(25日になって発表しているメディアもあった)に発覚している。
更に、「高濃縮ウラン…」に関する文言を削除した上で、「重油:計100万トン相当の経済、エネルギー、人道支援を行う」ということで合意している。
そして、日本には「拉致問題」もある。メディアでは威勢よく、拉致問題が解決しなければ「直接援助はしない」と言いながら、「間接支援を行っている」のが現実である。実質、意味などない。
この「直接援助」と「間接援助」の違いに関して、「ツッコミ」を入れられたお子ちゃまカルト宗教大先生の安倍君は…「しどろもどろ」で「直接と間接は違いますよ」とだけ、顔を引きつらせながら発狂するのが精一杯であった。
拉致被害者の御家族の方々は、本気で期待などしているのであろうか。自民党に、公明党に、この国の政府に。

「2007-06-06:追記」
この世界の現実。

戦後62年間経過しても、いまだに返還されない北方領土。日ソ不可侵条約…日本は、戦争中止の仲介役として、ソビエト連邦共和国(現:ロシア)へ何度も打診を続けていた。その日本の動きをつぶさにアメリカ側に垂れ流していたソビエト。当初、実験のために「ドイツへの原爆投下」をもくろんでいたアメリカの状況は…ドイツ無条件降伏によって焦りに焦っていた。それは、実験を確実のものとするための焦りであった。その状況もやり取りしていたアメリカとソビエト。ソビエトは、日本との話を長引かせた。その間、着々と準備を固めるアメリカ。
そして、不可侵条約などなきがごとく、いきなり日本へ侵攻してきたソビエト。アメリカは、原爆投下…しかも2種類の原爆を、それぞれが影響を受けない地域へ…。その後、国内の売国奴を結集して、放射能のデータ収集に勤しんだアメリカ。
これら一連の悪魔の行為に対して、日本は抗議もしていない。どの国も謝罪すらないばかりか、いまだにワシントンなどでは「美化」されている始末。
条約を蹴倒し、侵略し、制圧した地域は、本来であれば速やかに「返還」されるべきものである。これが実行されない場合には、国際連合が舵を取る。そこに国際連合の存在価値があるはずなのだが、現実には知らぬ存ぜぬ。ソビエトは、これだけでは飽き足らず、「シベリア連行」を強行し、数多くの日本人を強制労働の中で殺し続けた。
そして、日本(アイヌ民族)古来の領土である「北方四島」は、いまだに返還されてはいない。
せんだっても、ロシアのラブロフ外相が北方四島を視察している。これを指示したロシアの暗殺魔プーチンは…ロシアによる実効支配は「第2次世界大戦の結果だ。議論の余地などない」と言い放ち、「平和条約」締結後の「歯舞」「色丹」の2島引き渡しを定めた1956年の「日ソ共同宣言」に従えば、「国後」「択捉」の2島は「ロシア側に残る」と重ねて発狂している。これに関しては、確かに日本側の無能な外交にも原因があることは否めない。だからこそ、「少なくとも2島は『ロシアのもの』だから返還することは絶対にない」と公式に言い放っているのである。
ここで登場してもらう。『国際連合』…何か「仕事」があるのではないのか。そして、「同盟国だ」と心にもないことを言い放っている『アメリカ』…62年間も苦しんでいるその同盟国の問題を口にしたことすらないのではないのか。
アメリカとロシアの関係…表面上では、お互いに敬遠しているような関係を装っているものの、実は仲良しクラブで顔なじみである。隣接するそれぞれの町を支配しているボスが、「金づるの日本」をいたぶっているだけでしかない。この「いじめ」には、国際連合の常任理事国も参加しているのだから、たまったものではない。
そういう現状の中で、「ミサイル防衛」を売り込みに勤しむアメリカと、さらなる対抗としてのロシアの兵器・武器の売買制度が進行している。ロシアのプーチンは、「アメリカが、東欧にミサイル防衛(MD)施設を建設した場合、ロシアの核兵器の照準を欧州の標的に向けることもある」というオマケの警告を発している。周辺諸国は、どっち付かずは許されない状況へと追い込まれる。アメリカにしがみついて「システム導入」を決めるか、それともロシアの「防衛・戦略システム」を導入するか。
もうかるのは、ほぼ「2カ国」だけになる。これに、「イギリス・フランス・中国」がおこぼれをちょうだいすることになっている。
そんな中で、再びロシアに連行されている日本の漁船。いつまで続くのか…この苦しみは地域の人々を直撃している。年々「漁獲量」は減少し、生活は苦しくなるばかり。少しでも多く捕獲して、「家族を養いたい」と切に思いながらの作業。そこへロシアの国境警備艇が参上し、「ついて来い」「抵抗すれば撃つ」と絶叫しながら連行していく。その状況を今日まで永遠に「お見送りしている」我々国民を守るべき国家である「日本」の無責任な姿勢。
日本国代表、日本人代表の首相…安倍君。名前を記述しただけで、力が抜ける…この脱力感は、ある意味ですさまじい。
農相が自殺して…吐き出した言葉が……「慙愧(ざんき)に堪えない」という意味不明な発言。「慙愧とは:恥じ入ること、恥ずかしい」という意味である。この場合、「農相が自殺したことが恥ずかしい」という意味になる。このデタラメな言葉の使い方でさえ、閣僚共は「最近は反省の意味でも使われており、問題はない」と擁護している。それすら、聞いたことがない。
しかも本人の安倍君は、ばか夫人共々、競馬で的中させたとはしゃぎまくっていたのだから、笑い話にもならない。一方では、走る馬でばくちをし、当たったと喜びを満喫。その一方では、説明責任を果たさせないように仕向けながら農相を自殺させた安倍君。
以前にも記述しているが、「従軍慰安婦問題」でも『強制性を裏付ける証拠はない』と発言した瞬間から、全世界で批判されている安倍君。「首相の資格ナシ」という烙印だけではなく、「日本という国の信用と、国家として存在する上での威信」を粉々に破壊しているのである。日本では全く取り上げられないが、世界中の世論が強力に反発しているのである。『二枚舌』更に『恥知らず』とののしられている首相は、現在「ブッシュ」と「安倍君」くらいである。少し前までは「ブレア」もそうであったが退陣したので省略する。
その安倍君は、現在「国内」においても、年金問題で「民主党に責任転嫁をしたため」に、火だるまとなりつつある。50年以上の政権与党にその責任のすべてがあるにもかかわらず、「菅直人が悪い」という意味不明な発言であると同時に、「選挙だけが目的」の発言を連発している。
確かに「基礎年金番号導入を決めた(1996年:閣議決定)」のは、当時の厚相(現:厚労相)だった「現在」民主党の菅直人代表代行である。が、「基礎年金番号付与の作業をしたのは、極悪人である小泉純一郎君」である。
何よりも、『それ以前からの問題』である年金の問題。そして、重要なことは…歴代の社会保険庁や厚生労働省などの全職員、そして政権与党の自民党の首相を含めた全議員共に責任を取らせること。更に、重要なことは『国民に対して全責任を取れ』ということである。北方領土しかり、年金しかり…キリがないのでここでやめておくが、この国の官僚と政治家は、真っ当な仕事をしていない。

「2007-06-18:追記」
日本政府のデタラメな主張も「告発・機密文書・通話資料」などによって、ことごとくくつがえされている。

以前から記述している『アメリカ核搭載艦船の寄港(入港)&通過』に関して、さらなる「発言」や「証拠」が噴出している。これで、日本政府が「戦後62年間」ずっとデタラメを主張してきたことがゆるぎないものとなっている。
これまで明記してきた情報は軍関係(日本ではない)から得たものであり、それなりの確信があってこそ文字にできたものである。
せんだって、元首相の中曽根康弘君(この人物自体は、近年における売国奴の先頭を突き進んだ気狂いのトップランナーである)が、「在任中の1980年代、核兵器を搭載したアメリカ海軍の艦船が、日本領海を通過していた可能性が考えられる」と語っている。もちろん内閣総理大臣経験者が、「アメリカの核搭載艦船が日本領海を通過(?)したこと」について言及するのは初めてである。
が、「通過」で終わらせているところがデタラメである。また、心にもない『非核3原則』を持ち出して、「絶対に認められなかった」と言い放っているものの、「知りながら許した」ということがぶっ飛んでいる。
占領国日本、アメリカの51番目の奴隷州日本を、『我が物顔』で出入りするアメリカ艦船が「核を搭載しているのかどうか知りません」では通らない。
それなりの情報をもらい、『事前の警戒態勢が必要になる』ことは、非常にごくごく当たり前のことである。
そもそも「アメリカの公文書」には、「1963年、日米の『核持ち込み』の定義について、こう記載されている。「陸上への搬入や貯蔵」に限定し、核搭載艦船の通過や寄港は『持ち込み』に当たらないと確認」というふうに。
現状でもアメリカ政府は、核搭載艦船(&潜水艦)を出入りさせているし、「肯定も否定もしない」政策を採っている。ただ単純に、日本にある「非核3原則」の看板がある以上、日米両政府は正式に認めないということでしかない。それが、現実である。これまでにも、何度も何度も『核のシッコ』が港や周辺海域にまき散らされている。
現在、防衛大臣である久間章生君も「狭い海域」や「一部横切る」という形の場合は「やむをえない」という言い回しを使いまくって擁護する発言を連発させている。
結局は、官僚や政治家は事実を知っていながら、知らない振りをしている「輩」が多いということである。
更には、『沖縄核密約:沖縄核持ち込み合意』に関する『通話記録』も発見されている。これは「アメリカ国立公文書館」で発見されており、『確実な物証』である。
1969年の沖縄返還交渉時。当時、首相であった佐藤栄作君の密使となり、『日米の核密約』を仕組んだ若泉敬氏(元京都産業大教授:故人)の著作「他策ナカリシヲ信ゼムト欲ス:文芸春秋刊(核密約の存在を暴露した記述内容)」を明確に裏付ける資料が、アメリカ国立公文書館で発見された。当時、大統領補佐官だったキッシンジャーとの「通話記録89点」など。
いまだに「密約はなかった」と言い張っている日本政府のごう慢な詐欺体質が、これで改めて確認された。
この国の政府という官僚は、『大うそつきと泥棒の集団』であることは、明々白々である。それと結託している与党:自・公連立の鬼畜共。
国民は、立ち上がらなければならない。総決起しなければならない。我々の国を、我々の生活を、我々の人生を、我々の命を、我々の権利を……取りもどさなければならない。これは、ごく当たり前のことであり、ごく普通のことである。それが、『生きる』ということである。

「2007-07-01:追記」
この発言は、『人間としての本質』に直結する重大なものである。

昨日の6月30日、千葉県柏市、麗沢大の講演で……「原爆投下はしょうがない」と言い放った日本国防衛相の久間(旧魔)君。
この生き物は、「イカレテいる」としか言い様がない。現在もなお、「戦争を終わらせるために必要だった」とアメリカ政府のプロパガンダに洗脳されたままの『発言&主張』を繰り返している「エノラ・ゲイ(Enola Gay)の元搭乗員(元乗組員)」と『同類&同レベル』である。
毎年、夏が来ると被爆者と元搭乗員をテレビ画面に登場させて、意見を交わさせることにも痛々しさしか伝わってこないのだが…。洗脳されている下等な生き物である元搭乗員を「説得」しようとすることには『何も意味などない』。ばかを相手にしている暇などないはずである。ほかに建設的な行動や選択肢はある。そのほかの意味のある行動に全力を尽くすべきだと感じる。NHKなどのテレビ局もそういった被爆者達を説得することこそが、人間としての責務である。視聴率を上げるためには何でもやればいいと考えていることこそが、下等な生き物であることを指し示しており、証明していると言える。
現状でも法的に全くと言っていいほど、救済されていない被爆者達。戦争と原子爆弾の犠牲者である。日本政府の間抜けな外交と欧米の悪意満載の思惑の犠牲者である。戦争やあらゆる武器もそうであるが、その中でも特に…この地球上で絶対に使用してはならない原爆を使用したアメリカ。以前にも記述しているが……原爆が落とされた後は、日本政府とアメリカ政府で『密約』が交わされ、被爆者達の治療ではなく、『データ収集』だけが行われた。現在も爆心地から何キロ離れているから『補償(認定)範囲外』だと主張を繰り返している政府与党。戦後62年間、何も変わってなどいない。
これが政府与党なのである。しかしながら、直接的に関係がない一般の人々は『無関心』を続け、そしてその政府与党に投票し続けてきた。これが日本人である。そして、今「金(年金)の問題」になって初めて少しだけ考え始めたというだけでしかない。年金の問題がクリアーされれば、またしても自・公連立に投票するばかが増えるのだろう。これが日本人である。ここまでばかな人種ではないと思っているのだが…実にむなしい。そういう中で、現在も自・公連立や政府与党を支持している者達は、完璧に『クソ以下』である。その命すら絶ってしまっても問題はないとまで言い切れる。生きている価値などみじんもない。
防衛相の久間章生君:「長崎に落とされ悲惨な目に遭ったが、あれで戦争が終わったんだという頭の整理で、しょうがないなと思っている。それに対してアメリカを恨むつもりはない」と。

更に:「日本が負けると分かっているのにあえて原爆を広島と長崎に落とし、終戦になった。幸い北海道が占領されずに済んだが、間違うと北海道がソ連に取られてしまった」と。

更に:「アメリカが旧ソ連の日本への参戦を食い止めるため原爆を投下した側面がある」と。

更に:「勝ち戦と分かっている時に原爆まで使う必要があったのかどうかという思いは今でもしているが、国際情勢、戦後の占領状態などからすると、そういうことも選択としては有りえるということも頭に入れながら考えなければいけない」と。

これらの発言は、正常な人間のそれではない。あまりにもばかばかしいので、いちいち突つかないことにするが……とにかく『被爆国の閣僚』としての考えや発言としては、全世界で許されないものであることは確かである。
被爆者達や戦争犠牲者達が、絶対に許しはしない発言である。もはや日本人でも人間でもなく、アメリカ人(全般という意味ではない)というイカレタ生き物の化身である。これは、政府与党だけではなく、財界やマスコミなどに深く浸透しているということが現実であることを国民は知る必要がある。
これに対し、安倍晋三君:「アメリカの考え方について紹介したと承知している」と言い放ち、『問題はない』と発狂した。
問題はないと言い切るカルト大先生。
更に:「いずれにせよ、核を廃絶していくのが日本の使命であり、国連においても日本は主導的な役割を果たしている」と。
劣化ウラン弾などの製造をセコセコと加担している現実はどこへ隠してしまったのか。国民が何も知らないと思ったら大間違いである。日本政府は、これまで核兵器の使用と存在を容認する政策を取り続けていることは、もはやだれでも知っていることである。知らない人はお勉強を…。
現在も苦しんでいる被爆者達。その現実が理解できない人間は、人様の前で物を言うことなど許されない。ましてや政治家であるということなど、なおさらのこと許されはしない。究極の非常識、教養も知性も全く感じられない狂った暴言。
今、この日本に必要とされる本物の政治家とは、謙虚であると共に、国民の様々な苦痛を自らの苦痛と感じ、『政策・行政・法案』を打ち出せる人物である。自・公連立のように、常に国民をダマす詐欺師ではなく、苦悩でのたうち回る国民のために『戦う&闘う』人物である。人間の心が理解できない鬼畜共が政治の中心にふんぞり返っている世界は、早々に打ち倒さなければならない。正常な人間が、正常な政治を行う世界を国民は望んでいる。

「2007-07-05:追記」
国内外で飛び交う火種、今日も治まらず。

国内では、昨日の7月4日に衆院決算行政監視委員会が開かれたにもかかわらず、『与党が審議拒否をする』という『前代未聞』の事態が発生している。結局、与党は現れずに委員会も御破算で終了。当初、安倍君は「出席しますよ」「お答えしますよ」と豪語していたが、当日になって雲隠れ。野党は、「年金記録不備問題」「久間君の暴言問題」を追究する予定であり、やる気満々であったが肩透かしを食らった状態。ここでも、「何のための会議延長だったのか」という大きく根本的な問題に行き着く。あまりにも国民を愚ろうしている自・公連立である。『投票率を下げる』ことしか頭にはない。国民は何としてでも、『1票』を突き付けてもらいたい。
更に、アメリカでは……アメリカ政府の「ロバート・ジョゼフ核不拡散担当特使(前国務次官)」が、『アメリカ政府お決まりの暴言をまき散らしている』。7月3日、広島、長崎への原爆投下について:「原爆の使用が戦争を終わらせ、連合国側の数十万人の命だけでなく、数百万人の日本人の命を救ったことにほとんどの歴史家が同意すると信じている」と発狂し、正当化できると強調した。
しかし、歴史家などの意見は実際には全く逆で、『原水爆や核兵器は人類の敵である』という意見なのである。どれだけアメリカが、『実験(Experiment)の目的を隠ぺい』しようとも、『ごまかしの正当化』を続けようとも、真実の情報は世界中へとたどり着いている。
この「ロバート・ジョゼフ」の発言に対しても、非難が巻き起こっている。「非常に無責任、残忍な科学技術の使用だった」「アメリカが核不拡散を主導する権利はない」……などの意見が噴出している。
以前にも明記しているのだが、「これまでアメリカは、この日本に対して原爆を使用し、一般市民を無差別に虐殺したことへの謝罪は、ただの1度もない」のである。
そのアメリカに戦後62年間占領されたままの日本。戦後の直後から長い間、『日本国内の財政:30〜35パーセント』がアメリカ軍へと吸い取られていた。現在でも『思いやり予算』などと称して、湯水のごとく『日本国民の財産が吸い取られている』のである。
こんなにも虐げられている我らが母国日本。この現実を知りながら、クソの役にも立たない「右翼団体」。ばかが集まっているだけの「暴力団」と何も変わらない。『愛国心』などとほざくのは、百年早い。
この国は、なぜこんなにもめちゃくちゃなのか。国民に『本物の意識』が必要である。人間が人間として生きていく世界の構築へ向けて。
それから、「従軍慰安婦問題」でもアメリカだけではなく、かつて日本が侵略した国々でも「火種」が絶えない。人々の中には、「アメリカがそういうことを言える立場なのか」という言い方で切り返している者達がいるようだが、それは「浅はか」としか言い様がない。確かに、「そうである」のだが…自国の兵士達が行った残虐行為は消えてなくなることはない。「罪を認め、心から謝罪をしていくこと」を絶対に忘れてはならない。それがなくなれば、再び過ちを繰り返すことにもつながりかねないのである。それが人間の愚かさである。己の国が、己の軍隊が行ったことを認め、謝罪していく。そのことと、アメリカやロシア(旧:ソ連)、ほかの国々が行った残虐行為とは『別』なのである。罪を認めず、謝罪もせず、反省もなければ、現在のアメリカやロシア、イギリスやフランスなどに成り果ててしまう。イカレタ「アングロサクソン」のまね事をしたいのであれば、日本人であることを放棄しなければならない。
また、アメリカでは「イラクで14歳の少女をレイプし、家族共々に射殺した元アメリカ兵」に対して、アメリカ検察当局が『死刑を求刑する』ということが明らかになっている。今回の死刑求刑は異例であるが、この元アメリカ兵は事件が発覚する前に除隊していたということもあり、民間法廷で審理が行われていることなども、何らかの影響を与えているのかもしれない。
この事件についても以前に記述しているが……ほかにも、それこそ数え切れないほどに同様の事件が発生していることを知らなければならない。
ほとんど訓練も受けずに派兵される州兵など…。そもそも、「軍隊に入隊させるため、国や政府が何を行ってきたのか」ということを考える必要がある。荒れた社会、貧困の世界、仕事すらありつけない状況……1つの選択肢として『軍隊』が目の前に出現する。裕福で、不自由なく生きている者達が「一般の軍隊」とはいえ、まず「入隊」することは考えられない。必然的に、生活に困っている者達が集まってくる。しかも、オツムがなくても多少は体力的・身体的に何とかなるだろうというレベルの者達が集まる。その中には、荒れた者や過去に犯罪を繰り返した者達も入っている。運よく、逮捕歴がなければ、「完全な白」として登録される。
特殊部隊や諜報機関のように、玄関にも入れないような想像を絶する厳しい決まりなども皆無と言って差し支えない。
ただでさえ、犯罪者そのものであったり、犯罪者予備軍が、武器を持ち、戦場へ行くとどうなるか。『素材』そのものが……どのような状況でも、たった1人でも、『人間の尊厳』を命を懸けて守り抜く、貫き通す『戦士』とは訳が違うのである。
大半の人間は、『欲望』を追い求めて生きているだけの愚かな生き物である。どのような環境であろうとも、己を律することができない生き物が、戦場という「異空間」で何をし始めるのか……想像することは非常に簡単である。武器を持ち、アメリカという大きな看板を背負っている己の存在を好き勝手に使い始める。それが最も低次元の「兵士」である。
現在、元アメリカ海兵隊だった友人が日本に立ち寄っている(ビリーズ・ブート・キャンプのビリーではないので悪しからず)。せんだって、連絡を取り合っていた。彼もイラクで戦った兵士の中の1人である。帰国した時には、ほとんど消耗し切っていた状態であった。いろいろな話を聞くことができたのだが、その中の1つを少しだけ…。
彼は、「実は自分も『暴走している兵士達』と遭遇したことがある」と伝えてきた。お互いの性格や信念をある程度は把握しているので、最初は中身のほうが中々進まなかった。内容に関しては、日付や地域なども含めて、詳しくは記述できないのだが…。
ある小さな町で警戒任務中の出来事。通常は「1チーム:3〜5人」で任務を遂行していたそうだが、その時は人員が足りず「2人」で任務をこなしていた。ある民家で、声を押し殺しているような異様なうめき声を聞いた。彼らは2人しかいなかったので、表と裏からはさみ込むことはせずに、お互いをカバーしながら裏口から突入することにした。ハッキリしないこともあり、ベースキャンプへの無線連絡はしなかった。入りながら、声を確かめていた。同じアメリカ兵の声が聞こえてきた。「黙れ」「分かっているな」「生きるか、それとも死ぬか」…。彼の脳裏を「レイプ」という文字が駆けめぐった。彼らは突入した。中には「5人のアメリカ兵」…1人は部屋の奥で犯罪の真っ最中。お互いに銃器を構える。2対4プラス1。そのチームの指揮官の階級を聞く。彼と『同じ階級』だった。その場は、やめさせ、引き上げさせた。その後、上官に報告をしたが、もみ消されたことに失望し、除隊した。
私が彼に伝える前に、彼がこう伝えてきた。「『なぜ、撃たなかったんだ?』…そう言いたいんだろう?」と。私は答えた…「ああ、そうだ。そのとおりだ」と。彼はうなだれながら、こう言った。「やっぱり、私にはできなかった」と。
その後、いろいろやり取りをした。その内に、彼は少し落ち着きを取りもどしていた。これから先も彼には「何らかの後悔の念」が付きまとうかもしれない。しかし、それは致し方のないこと。人生で経験したことは、「その経験をした人物に対しての何らかのメッセージである」と考えればいい。
そこから、何を考えるべきか、何を成すべきか……時間はある。焦ることなく、見つめて行けばいい。前向きに。

「2007-08-06:追記」
原爆の日。

本日は「8月6日」、何とも言い表せないような複雑な感情にさせられる日である。次に「8月9日」が訪れる。
原爆投下という人類史上初の悪夢(Nightmare)から「62年目」を迎えた広島の地。爆心地に近い中区・平和記念公園で、「原爆死没者慰霊式・平和祈念式」(平和記念式典)が営まれた。式典には、被爆者や遺族の方々『約4万人』が参列された。
前防衛相の久間章生君は、その式典の場で『原爆投下は、しょうがない』と言い放つ勇気があるか。ニタニタしながら、「あれは九州の方言」という詭弁を言い放てるのか。私自身が九州出身だからという訳ではないが、「しょうがない」という言葉自体、これは『標準語』であることは明白であり、決して「方言」ではない。そもそも『使い方の時点』で終わっていることは、動かせないことであり、取り消せないことである。
日本という国は、政府与党は、己らが始めた戦争の『最大の被害者』であり、『最大の犠牲者』である国民に対して、何も責任を取らず、何の援助もしてこなかった。ほんの一部(被爆者認定されている生存者は1パーセント未満)の人々だけが形ばかりの援助を受けていただけである。『戦後62年間』ずっと続いてきたというこの悲惨な現実を、国民1人1人が『真正面から受け止める』ことが望まれている。このくさり切った対応は、国とは呼べない。政府という「高級官僚共」も与党という「自・公連立」も『人間ではない』。そう認識しているのは、この現実を見つめている日本人だけではない。諸外国の人々が、同様に感じ、そしてそのままの現実を全く同じように認識している。
命の尊厳、戦争という最大限の無意味さと不必要さ、世界中のどこの国よりもその意味を叫ぶ必要があるこの日本。叫ぶどころか、被害者であり、犠牲者である「日本国民」に対してでさえも、「何も認めない、裁判で判決が出ても控訴を繰り返す、援助もしない、知ったことではない…」この『無限リピート』が戦後の62年間という時間の中で、長年繰り返されてきた。
これに対して、「何も感じず、何も考えず、何も文句を言わず」に、その政府与党へ投票してきた恐ろしいほどのばか国民である日本人。洗脳ここにきわまれり。
しかし、今回の「参院選」で、少しは変わった。現実を見つめ始めた日本人。異をとなえ始めた日本人。この姿勢を、そのまなざしを常に忘れてはならない。これからももっと強く持ち続けなければならない。問題を問題として明確にとらえ、声にしていく。行動へとつなげる。人々が生きているこの空間を少しでも正し、そして共有していく。すべてを「人任せ」にしてきたツケがドンドン巨大化していた現実の社会。
これからは、1人1人の意識がすべてを変えて行けるということを実感として持ち続け、政府与党などには任せられないという気持ちを強く持つことが必要である。警察機関が、完全なる正義の組織ではないことも、残念ながら現実が物語っている。無能な人材によって、犯罪が犯罪としてでさえ成立しないという実にばかげた現実社会が目の前にある。
現在の「死に体内閣」「後手後手内閣」の安倍君も、その無能生命体の代表である。最初は「ボクちゃんは行かない」と言い放っていた「被爆者代表から要望を聞く会」。猛反発を受け続けた「死に体の安倍君」は急きょ「ボクちゃん会う」と変更した。この期に及んでも、「ボクちゃん行く」という判断ではなかったことが尋常ではないくさった脳みそを物語っている。
ボンクラ自身が足を運ばなければならないというにもかかわらず、身のほど知らずのお坊ちゃん首相は、『己が泊まっているホテルへと被爆者代表を呼び出した』という鬼畜ざんまい。実になめた態度ではないか。何様のつもりなのか、このボンクラお坊ちゃんは。
そこで、形だけ取りつくろうとして言い放った。「国の敗訴が続いている原爆症認定の問題」に関して、「認定基準を専門家の判断の下、見直すことを『検討』させたい」「裁判は別として、国として何ができるか『検討』したい」と。
この『検討』という意味は、『ちょっと考える振りをする』ということを意味している。本来であれば、『絶対に見直します!』『全責任を日本国政府が取ります!』『アメリカに謝罪を求めることを議決し、早々に外交として行います!』と明言しなければならないことである。しかも、全国民に対して明言しなければならないことである。
それができない政治家や、それをはばもうとする高級官僚は、この日本からたたき出すことが望まれる。議員になる資格などみじんもない。国家の仕事に関与する権利などみじんもない。62年間という歳月に達してもなお『検討します』としか言えないこの国のくさり切った病巣は、打ち倒すしか方法はない。
議員などになれる『資格の1つ』として、アメリカに『本気』で謝罪を求めることを『条件』として導入したらどうか。『本気かどうか』はすぐに分かることであり、ごまかせはしない。その時点で、全財産を没収の上、国会の場から永久追放にすればいいだけのこと。
現状でも、毎年『原爆による被爆が原因』で国民が死亡している事実を無視してはならない。

Status:2007-03-02〜作成

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