改造計画
つぎにスロープについて検討してみよう
スロープの必要性 |
[積み込み時] 平ボディーに車両を積み込む時が一番の問題である。 単に3mの歩み板を使って積み込もうとする場合、必要なアプローチアングルが約15度になります。(積み込み後半のディパーチャアングルにも影響する) 積み込み時の問題は、このアプローチアングルよりもランプブレークオーバーアングルの方が問題となる。(ホイールベース間のクリアランスで、いわゆる亀になってしまうのだ) この対策のため、トラックの前輪を持ち上げて、荷台と歩み板の角度が出来るだけつかない(平らになる)ようにしたい。これは、同時にアプローチアングルの減少にもなるのでなお良い。 今回はストレート製スロープ(ハイタイプ)は高さが235mmを使用する。 これを使えば荷台角度が計算上では、約5度になる。 この他にジャッキアップによるフロントリフトアップも可能ですが、ジャッキ、油圧ポンプやその他油圧機器等が別途必要になる。 これにより、3mの歩み板との組み合わせると、荷台と歩み板の角度がほとんど無くなる。 (実際にはリアサスペンションがストロークして更にフラットに近づくであろう) この角度が大きいとマフラーのフランジや触媒(サブサイレンサー)などが積み込み時に引っかかってしまう。 この問題は、車体左右方向でみるとタイヤのある位置ではなく、(トレッド間の)タイヤより内側の部分が引っかかるので、別述する「荷台の補強」「歩み板の格納」で、歩み板接続部分がかさ上げされれば、ここにも空間的余裕が生まれる事になり、問題が解消される。 |
スロープハンガー |
[格納方法] スロープを格納する場所を確保しなければならない。 このスロープは1個約10kgと結構重い。 スペース的には、積載車両内・キャブ内部・キャブ上部・荷台下が考えられるが、 積載車両内・・・積み換えが発生するので、トラック側が理想 キャブ内部・・・居住空間が圧迫する キャブ上部・・・重いので積み下ろしが大変 という理由で荷台下が現実的である。 取外しが容易で、走行しても平気なようにすることが課題である。 今回の車両は、右側に燃料タンクがあるので、左側に決定する。 (ダブルタイヤ車両の多くは、スペアタイヤがリアに積まれるので、この辺りに空間がある。 シングルタイヤ車両はここにスペアタイヤが積まれる) |
戻る 次へ |
トップ |