2003年、クロアチアのスプリトからドゥブロヴニクへ向かうドライブでボスニア・ヘルツェゴビナを通過するとき、ちょっと車を降りてみた。二度とこの国に足を踏み入れることはないだろう、地に足をつけてさえおけば未踏ではなくなる、と。
ところが翌年、「シナン」という小説を読み、ガゼンいつか行きたい、特にセルビア国境近くのヴィシェグラードという町には行ってみたい、と思うようになる。
とはいえ情勢が不安な土地である。国内はボスニア・ヘルツェゴビナ連邦とスルプスカ(セルビア人)共和国にわかれ、紛争が治まっても小さな衝突が続いているようだった。
2007年もモンテネグロとこちら、どっちにしようと迷いに迷って、治安の良さそうな方を選んだのだ。
同年、とうとうヴィシェグラードが世界遺産に登録された。
それから様子を見ること5年。ようやく行く決心がついて2012年の旅程を組む。ドゥブロヴニクからスタートして、モスタル→サラエヴォ→ビシェグラード。ヘルツェゴビナ→ボスニア→スルプスカと、民族の異なる地域を移動するルートだ。
ところが家の事情から直前にキャンセルすることとなって、翌年、ようやくほぼ同じスケジュールで決行することができた。
まさに念願の旅といっていいだろう。
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