ABC, Inc.
Home Profile Native Speaker Bilingualism Anecdotes FAQ Inquiries
               
    native speaker
 

森の中でオオカミに育てられた子どもが発見されたことが過去には何度もありますが、彼らは既に幼児期を過ぎていて、言葉を理解する脳内回路が未発達のまま言語獲得の最盛期を過ぎてしまったため、人間社会に戻された後も殆ど言葉を習得することがなかったという例が幾つも報告されています。これは極端な例ですが、事実として殆どの言語学者・発達心理学者などによれば、言語獲得の『最盛期』は6歳前後(遅くても10歳前後)までとされています。その時期を逃してしまった者は言語の最も基礎的な部分や感覚的な理解(センス)を獲得するのが年齢を重ねる毎に困難となっていくとされています。
例えば、中学生・高校生になってから海外に移住し、海外生活が40年というような方は、当然それなりの語彙力はありますし、社会人として不自由なくコミュニケーションもとれますが、やはりナチュラルな文法、表現力や発音など、つまり言語の最も基礎的で感覚的な部分は いくら注意しても、勉強しても微妙な不自然さはなかなか抜けません。

そこで『ネイティブ・スピーカーの定義』とは:

『2歳〜18歳までの16年間(つまり言語獲得に最も重要な時期)の内、最低でも12年間を英語圏で過ごした者』

なお、『ネイティブスピーカー』と言っても大幅な個人差があるのも事実で、例えば英語を母語とする人でも、高校を卒業した直後に来日されたような方ですと、よほどの努力をしない限り語彙力や英語の知識が高校生レベルより先に伸びるペースがグンと落ちてしまいます。そこで一般論として、『ネイティブスピーカーとして英語のプロ』になるには

『英語圏の4年大学を卒業している』ことが最低条件として好ましいのです。

実はこれ、多くの英会話スクールなどで使われているネイティブスピーカーの定義及び講師の採用基準なのです。そしてこの定義は、多くの学者が提唱する「言語獲得の最盛期は6歳まで」という仮設とも見事一致しております。私はこれらの基準は『ネイティブスピーカーとして英語のプロになり得る人物』の定義及び必要条件の最低ラインだと思っております。

そして最近の英会話スクールでは、一昔前とは異なり、これらの基準をキチンと満たしている人ならば『見た目』がアジア人であろうとネイティブとして認められております。もう一方では逆に、『見た目』は白人で、国籍もアメリカ人なのに、幼少時代に何年かフランス、ドイツ、日本などで過ごしたことがあるため、『ネイティブスピーカーとして採用してもらえなかった』という人もいるのが現状なのです。

もちろん、日本ではネイティブでなくても英語の仕事をされている方は大勢います。私はそのような方々を否定するつもりは一切ありません。彼らにも、彼らにしか出来ない仕事・役割りがあるのは事実だと思うからです。ただ、彼らは『ネイティブスピーカーではない』ということはご理解いただく必要があります。

なお、ここまでは、あくまでも基礎英語の話に留めてあります。もっと高度な表現力を必要とする『文才』の話にもなれば、ネイティブとそうでない人の差は更に広がり、ネイティブ同士の個人差も更に広がるのです。

R. Kawachi

 
   

 

Home

当HPの文章、画像、などを無断で複製することは法律で禁じられています。

ABC-Inc. 2015 All rights reserved
Translation, translator, English writing, writer, copy writing, tag lines, outstanding translators, elite translators, freelance, translation companies, localizing services, bilingual, native speakers, localization, R. Kawachi, Ryusuke Kawachi, Yuski Kawachi, ABC-Inc, ABC, ABC-Ink, ABC Ink, New Zealand, Otago University, 日英、翻訳、翻訳者、翻訳会社、英文ライティング、ライター、キャッチコピー、コピーライティング、コピーライター、ネイティブチェック、バイリンガル、ネイティブスピーカー、河内、カワチ、オタゴ、オタゴ大学、ニュージーランドTranslation, translator, English writing, writer, copy writing, tag lines, outstanding translators, elite translators, freelance, translation companies, localizing services, bilingual, native speakers, localization, R. Kawachi, Ryusuke Kawachi, Yuski Kawachi, ABC-Inc, ABC, ABC-Ink, ABC Ink, New Zealand, Otago University, 日英、翻訳、翻訳者、翻訳会社、英文ライティング、ライター、キャッチコピー、コピーライティング、コピーライター、ネイティブチェック、バイリンガル、ネイティブスピーカー、河内、カワチ、オタゴ、オタゴ大学、ニュージーランド、日英、翻訳、翻訳者、翻訳会社、英文ライティング、ライター、キャッチコピー、コピーライティング、コピーライター、ネイティブチェック、バイリンガル、ネイティブスピーカー、河内、カワチ、オタゴ、オタゴ大学、ニュージーランド、日英、翻訳、翻訳者、翻訳会社、英文ライティング、ライター、キャッチコピー、コピーライティング、コピーライター、ネイティブチェック、バイリンガル、ネイティブスピーカー、河内、カワチ、オタゴ、オタゴ大学、ニュージーランド