あわ〜ストーンU

あわ〜スタイル

 家族や友人、気の合う仲間たちと楽しんだり、学校の授業やクラブ活動、大学の学術研究などの一助になれば幸いです。
採集できる石の画像は別コンテの「四国の標本」に公開してるので、そっち見て参考にしてください。
これらに関する質問は僕ではわからないので、次のメアドで受け付けてます。ただし、本名・住所・TELと正当な理由なき場合返事しないそうです。
fe26-co27-ni28-cu29-zn30@ymail.plala.or.jp

気ままに訪問記」などもご覧ください。また、画像の公開理由については「いしにっき」の「コンテを書くにあたって」を読んで下さい。
特集B.鉱山アーカイブス(鉱山の昔を語る)

僕らのメンバーズが過去にどこか行って撮ってきた画像をアップします。今では行けなくなった場所あります。
これ見てある人は十年前を、またある人は三十年前を思い出したようです。懐かしの画像どうぞ見て下さい。
鉱山跡地は危険な場所が多いので、未成年者は行かないように。何かあっても責任はこちらにありません。

1.A鉱山坑道

 冬眠コウモリの観察とか、夏の避暑とか、夕立の避難場所とかに絶好のロケーションです。ホコリだと思ってたのって、ひょっとしてオーブ?だったらヤバイな。こんなにたくさんいたんだね。坑道の内壁は石灰か石こうが染み込んで硬くなってる。小さい鍾乳石みたいができてる。血の染みみたいなのあって、このとき恐怖心が満タンになった。写真撮って後から見たら赤さびかペンキかも。辰砂とか鉛丹じゃないよね。赤褐色だから酸化鉄(V)だろう。確かこの後で坑内を迷ったけ。帰りの最初の分かれ道を間違ったから帰れないよ。プチ恐慌状態?たまたま覚えてた分かれ目の木材を見つけたから結果オーライ。地主に案内してもらったが、危うく遭難しかけた若かりし日でした。
 後日、地元の案内の方と準備整えてもう一回見学行ってきたらスプラッタがなくなってた。ゴッソリと岩盤ごと消えてた。呆れるくらいマニアってすごいね。

奥の小さい坑道にはしゃがまないと入れない

コウモリ越冬中で、さわるとキィ〜って怒られた

オーブみたいなのがいっぱい湧き出てる

小道に入ったらオーブが少なくなってた

石灰化が進む坑道の天井は鍾乳石みたい 石壁のスプラッタは何だろか?
更新日時:
2021/12/1


2.B鉱山坑道

 坑道の壁が真っ赤で慢性胃腸炎の胃壁みたい。これ全部が赤鉄鉱だそうで、マンガン含んでるからマンガン赤鉄鉱ともいうらしい。どこもかしこもスプラッタだらけだ。確かこの日は大雨の次の日だったから、坑内が濡れてて上から大粒の雫がしたたり落ちてた。中学時代の自転車のメットかぶってたんだけど、天井が落ちてきたら一溜まりもないよね。杉丸太の支柱が3本、お情け程度に入ってるけど意味なさそう。ベルトコンベアとか採掘機械がまだ残ってるが再開のめどは立たない。周辺は穴だらけで今だったら恐ろしくて入れない。若き日の無謀さをかみしめる毎日です。良い子のみんなは真似しないでね。私有地に侵入したり、盗掘して勝手に売るみたいな悪い子は自滅してね。

入口を上から見下ろす

鏡のようなピカピカの鉱石があった

赤さびだらけの坑道内部

ベルトコンベアの残骸

やっと出口が見えた

岩が落ちてきそうで怖い

更新日時:
2021/4/20
3.C鉱山坑道

 谷奥のものすごく行きにくい場所に坑口がぽっかり開いてた。内に入ると真っ黒で炭塗ってるみたいだった。オキシドールかけると泡出たから二酸化マンガンだろう。横や斜めだけでなく竪坑まであった。はっきり言ってここはあんまり来たくない。暗くて湿ってて健康に悪そう。陰気で何考えてるかわかんない人みたいだ。何て言ってるけど僕もどっちかなら陰キャだろうな。ただ、顔に出やすいタイプでわかりやすいって言われてる。文章にもそれ現れてるから隠し事は苦手だ。
 人が入ってなさそうでもやっぱり入ってる。今のところここの産物はネット販売されてないが、毎日のチェックは欠かせない。友人知人たちからの情報と付き合わせて、アヤシイ場所を突き止めて突撃するのが日課です。それにしてもこの坑道は大きかった。天井まで20mくらいあるのではと思う。半世紀は経つのによく残ってたものだ。コウモリがいたので今入るならコロナウイルスがちょっと心配。

やっとここまで来れた

暗くて入りくんでるから迷う

地下水が湧きだしてる

地面が乾いてるから空気孔かな こんなとこ二度と歩きたくないなあ 竪坑らしいが降りられない
更新日時:
2023/4/24


4.D鉱山ズリ山

 朝のまだ暗いうちに里山を歩いた。日が出るとすぐに暑くなると地元の人から言われたためだ。懐中電灯もなく、前に続く道と周囲の山の稜線だけはわかる。持ってくりゃ良かったと何度も後悔した。山と谷を伝って上り下りする。唐突に民家が現れた。まだまだ暗い。こんな所で立ってるとまるで不審者だ。気を取り直して歩き出す。すると、道の真ん中に車止めがあった。チェーンも看板も見当たらなかったからそのまま通る。しばらく行くとやっと森の夜明けだ。疲れたので腰を下ろして、じっと明るくなるのを待つ。いつしかウトウトしてた。
 ハッとして目を開けるとピーピーという鳥の声。ようやく我に返った。道の真ん中で大の字になって寝てた。口の中がイガらっぽいので多分イビキをかいてただろう。ふと横の斜面を見るとたくさん石が転がっている。ズリ山だ!でも汗まみれで早く風呂に入りたかったから、元の道を引き返した。無事に何とかの湯という温泉に浸かった。後日、ここが有名な鉱山だと知った。後の祭りとはこのことである。
歩いて迷ったらココだった   沢がものすごくエグれてる  下草が生えてズリは壊滅状態
 
それでも残ってるズリもある  こっちはもう石がない  絶対落ちるだろうな! 
更新日時:
2024/8/15


 
 

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Last updated: 2024/8/15
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