あわ〜ストーンU

いしにっき

 ここには、石の活動で僕らが体験したり見聞したダークな出来事を書いてます。「気ままに訪問記」が光明のような内容なら、この「いしにっき」は暗闇の部分にスポット当ててます。これらは単なる悪口ではなく調べた事実を述べてるだけです。もしブログやBBSで意見述べるおつもりなら、きちんと内容全部を読んでからにして下さい。また、これから始めるビギナーの方や地権者の皆さんにはぜひ読まれて、これらの事件に巻き込まれないよう注意しましょう。
 なお、アルファベットとイニシャルは必ずしも一致するとは限りません。また、ここに登場する複数の呼名が同一人物または団体や業者を指すこともあります。
4.いろいろなトラブル(学校編)

1.困った先生たち
 ◎大学のR先生は高大連携に積極的で、研究室の巡検によく高校の先生を誘ってました。先生が連れて行く場所はちょっと危険な箇所もあり、自分で責任持てる大人のみ参加できました。ところが、ある巡検するため待ち合わせに行くと△高校のA先生が高校生を連れてました。もちろん事前連絡もありません。お引き取りいただこうかと思ったそうですが、邪魔しないので車に乗せてくださいと言われ、仕方なく数台の車に分乗させて連れて行きました。現地での採集会は不調に終わりました。落ちると大ケガしそうな崖を横切ったりするから、高校生から目が離せられません。巡検を楽しむ・・なんてことできず気持ちに余裕なく、わだかまり残すだけとなりました。これって明らかに邪魔してませんか?高校生が事故ったらA先生が全責任取るんでしょうか。それ以前に、高校生不可の催しに相談も連絡もなく連れて来て他の先生たちの車に乗せるなんておかしくない?考えが幼稚で自己中すぎて、こんな先生に教わる人も不幸かなって思います。今後の付き合いはなるべく避けるそうです。

 ◇校のL先生はある県の高校理科学会の巡検に講師として招かれました。そのとき幹事のB先生から金銭の話は一切出なかったそうですが、こちらからそれを持ち出すの厭らしいと思って何も言いませんでした。世間の皆さんどう思われてるか知りませんが、
巡検するなら産地への侵入許可とか地権者へ御礼とか事前調査とか細かいこと多いんです。当然いくらか費用もかかります。こちらからしてあげるボランティアならともかく、向こうから頼まれて講師やってるんですから最低でも必要経費は出してくると思ってたそうです。ところが、行事が終わると謝辞だけ述べて幹事はそそくさと帰ってました。その後ナシのつぶて。憤懣やるかたないって感じで、ご本人はちょっと不満を漏らしてました。

 問題はここからです。前者のA先生は
確信犯だし、B先生は忘れただけかもしれないけど気配りできてません。人に頼むということを何だと思ってるんでしょうか。自分では引率とか幹事とか苦労したつもりになってるみたいですが大したことしてません。先生は世間知らずと言われても仕方ない思います。そして、もっと困ることに今後はR先生もL先生もこうした巡検を控えるそうです。ちょっと大人気ないかもしれませんが、嫌な思いまでしてする必要ないからでしょう。・・こうしてイベントが減りました。


2.古い標本の行先は?
 大学と同様に高校の先生の中にも石集め好きな人がいて、仕事と趣味(?)兼ねてたくさん石を集めてます。その先生が異動するとき、余程大事な物は次の職場へ持ってくみたいですが、ほとんどはその学校に置いときます。そのとききちんと引き継ぎできてたらいいんですが、できてない場合は何の石かわからなくなって捨てられること多いようです。

 ▽高校の理科は伝統的に地学が盛んで、歴代のたくさんの石が部屋に並んでました。それも今は昔となりて、そこに赴任した先生によると石の棚はスッカラカンになってました。聞けば管理職命令で校舎内の一斉片付けをしたために、用途不明な物品はすべて廃棄したそうです。文献によると、確かこの高校って60年くらい前に四国の某水銀鉱山の研究で有名だったはず。ということは棄てられた石には今は採れない当時の貴重な逸品もあったと思われます。それ知った先生があわてて燃えないゴミ捨て場に行くともう収集車が来た後で、箱もケースもなくなって割れた石の破片がいくつか転がってました。こうして人知れず良品が失われました。

 問題点は2つ。まず、引き継ぎきちんとしろよと思います。それと、管理職も先生も知識なさすぎです。古い物にはそれなりの価値あるはずです。捨てる前に博物館とか問い合わせしなかったんですか。それくらいのこと気づいて行動してもらいたいです。
自分の物ではないからと言って公的な物をないがしろにして良いはずありません。かと言って、EとかQとかKとかMとかいう大学のように業者に売ってしまうのも論外です。先人たちは自分たちの弟子が売って儲けるために石採りしてきたんじゃないでしょう。

 
これらについて的外れの反論してた関東関西及び中四国のブログ人と愉快な仲間たちに問います。
 研究と称して勝手に石とって新鉱物を発見してる有名大学とも深い関係のあなた方は、先人が集めてきた石の末路をよ〜く知ってるはずですが、それをあえて見ないようにしてますね。柘榴石の名前にまでなられた方が泣きますよ。
 本当の意味で先人たちを貶めているのはだれですかね?注意も啓発もしない人がそれいう資格あるんですか?
特に白い巨塔のあなたです。



3.眉山の紅簾石は今どこに
 「12.産地の破壊について」で述べた
眉山の紅簾石の露頭破壊の犯人は、その後の調査より大学などの研究機関である可能性が高くなりました。詳しいことは情報ソースの安全のため割愛しますが、破壊者がうっかり忘れていった標本からもかなり推測できます。

        

 2年前のH29年春先に、紅簾石の露頭を無残な姿に変えた犯人が残していった物がこれです(詳しくは、12.産地の破壊についてをご覧ください。)。縦10cm、横12cm、厚さは中央部4cmで周縁部2cmに整形されてます。大きめの標本箱にぴったり入るサイズです。僕たちの周りにはこのようにわざわざ整形する人いません。よく見れば紅簾石の赤紫色鉱脈が流水のように走ってて、産状がとてもよくわかります。某大学の先生に見てもらうと、まあまあ理想的な標本で何となく○○研究室の流れを汲むような感じがするとのこと。師匠のやり方を弟子がまねるみたいなもんでしょうか。

 しかし、この犯人がやったことは数十年ぶりの
@大規模な露頭破壊、樹木を引き抜くなどのA自然破壊行為、石を趣味とするワールド住人や自然愛好家への直接または間接的なB迷惑行為、そして他人の土地でのC無許可の盗掘ではないでしょうか。@については、昭和40〜50年頃に二大都市圏の大手標本屋が引き起こした露頭ゴッソリ盗掘事件のことで、岩塊を掘り出したため大きな水溜まりを生じて景観が台無しになり、今もヤブ蚊が大量発生します。今回はそれより規模小さいけど、Aは論外の行為だし、Bは自己中過ぎるし、Cはどうみても言い訳できません。

 まず、勝手に樹木を抜いていいのか?散歩するのは良しとしてもあなたの庭ではないはずです。枯れ木ならまだしも露頭を割る邪魔だからと言って生きてる樹木を引き抜き、露頭の上に無造作に棄てるんは酷すぎないか。次に、路頭をこれだけボコボコにする荒い行為を他者が見たらどう思われるか。撮り鉄やチョウ屋さんの一部にもいるが、心ない連中のせいで真面目なマニアまで同類に思われたりしてる。本当に石が好きで好きでまっとうに活動している人たちまで白い目で見られたりしないだろうか。そして、徳島県と徳島市の財産であり、一部に私有地まで含まれるこの場所で石をとる行為は盗掘ではないんでしょうか。

 百歩譲って、落ちてる石を拾うくらいなら余り文句は出ないでしょう。それなのにこの犯人はルールもマナーも易々と踏みにじり、やってはいけないことを堂々とやってしもうた。
何も考えずやったなら余りにも無知で道徳観が抜け落ちてます。わかってやったならもっと悪い。樹木と一緒に良心まで棄ててきたのかもしれません。まるで白竜鉱山に無許可で侵入してサーサス石を盗掘したE大とH大みたいに、研究のためなら何でも許されると思ってるんだろか。

 もちろんまだ真実まで辿り着けてないけど、ネットの個人ショップが盗りに来たり、山師から買い付けて売ってた例もたくさん把握してます。大阪の某館長が懇意にしている中京のショップが少し整形した石を出品してたり、石段が多い香川の寺から少し離れた元印刷業者の農家がBBSで自慢してたり、愛媛の野球部保護者が京都の会館に手土産代わりに渡したり、静岡の中学教員が勝手にとって持ってたりしてます。そういう人たちすべてが真犯人ではないでしょうが、直接間接関わりを持ってるのは間違いないです。


 



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Last updated: 2019/2/19
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