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理系なら知っておきたい 化学の基本ノート [有機化学編]
  岡島光洋 著  中経出版 (2006)


  評価(5段階)
評価項目 評価点
 ・解説のわかりやすさ
 ・親しみやすさ
 ・解説、説明文の量
 ・図、グラフなどの量
 ・独創性
※ 大学教養レベル以上用


  コメント

 大学教養課程の化学(有機化学)で困っている人におすすめの参考書です。
 (ただし、こちらも「物理化学編」と同様に、書店では大学受験用(高校生用)の棚に置いてあることが多いので注意して下さい)。


 大学で使う有機化学のテキストはたいてい難しい内容のものが多いので、本質をつかむまでには時間がかかりますが、この参考書を大学有機化学の入門用として使用していくと、驚くほど早く理解できると思います。

 普通の参考書ではあまり触れられない点である、有機化学が実生活においていかに応用されているかについても豊富な具体例を示しているので、化学に興味のある人にとっても役立つ読み物のような存在です。


 また、「物理化学編」と同様に、わかりやすく詳細な説明に加えて、思わずクスリと笑ってしまうコミカルなイラストが理解を助けてくれます。

 高校の化学の復習から高度な内容までを含んでいるため、大学で有機化学が必修となっている人にふさわしい内容になっています。

 そういった意味で、大学でどうしても有機化学の単位を取る必要があるけれど、いまいちよくわからないことが多い、という人にとってたいへんよい参考書になっています。


 さらに、わからない項目や用語を索引で探してから本文を読むことで、うまく理解できるような構成になっているのは物理化学編と同じであり、使いやすいシステムが引き継がれています。


 通常、大学で学ぶ有機化学と高校で習った有機化学分野の内容には相当なギャップがあるのですが、それをうまく埋めていけるような内容と構成になっています。

 大学での有機化学の講義を理解する上で大いに役立ってくれる参考書だと思います。

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 <関連した参考書>

理系なら知っておきたい
 化学の基本ノート [物理化学編]

  岡島光洋 著  中経出版 (2003)

理系なら知っておきたい
 化学の基本ノート [無機化学編]

  岡島光洋 著  中経出版 (2010)



 <評価基準>
評価項目 評価基準

 ・解説のわかりやすさ

わかりやすい文章や説明であるかどうか。また、具体例や、たとえ話しが豊富であるかどうか。解説を読むことで、すんなりと納得できるかどうか。

 ・親しみやすさ 思わず惹き込まれる魅力のようなもの。化学が嫌いでも思わずやる気が起きるような、また楽しめるような内容や構成であるかどうか。

 ・解説、説明文の量 それぞれの項目について、どれだけ詳しく、つっこんだ説明がされているか。細かい内容についても解説してあるかどうか。

 ・図、グラフなどの量 図表やグラフなど、理解を助けるものがどれだけ多く載っているか。

 ・独創性
他の参考書とは異なる特徴を持ち、オリジナリティあふれる参考書かどうか。




 

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