モンゴル語で「美しい牧場」という意味のウルムチは
カザフ族、モンゴル族、ウイグル族、回族など漢民族以外の少数民族が多い事に驚きました。
顔の堀が深く、目鼻立ちがはっきりしていて、目の色も茶や青、女性は皆かわいらしく赤色や青色などの鮮やかな衣装を着て
オシャレです。ここが中国であることを忘れてしまうかのようなエキゾチックな雰囲気が漂っています。
ウイグル族、カザフ族などの少数民族は今も「パオ」とよばれる移動型テントの家に住み遊牧を主として伝統的な暮らしをしています。
それとは反して、市内は近代化の波がおしよせて、道路が整備され高速道路が建設され、高層ビルやホテルが立ち並んでいるのは、
一種異様な感じがしました。北京から3700kmも離れているウルムチは今、アジアの中心都市になる事を目標にしてビルや地下街、国際会議場、
ホテル、空港などを整備して国際化に向けて進んでいました。
歴史上最も栄えた道「シルクロード」のオアシス都市だったのだから、歴史と文化が蓄積されたこの地域が再び脚光を浴びアジアの中心となるのを応援したいと思いました。 |