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ハシボソガラス

(学名)Corvus corone
(英名)Carrion Crow

全長:50.5cm 体重:400~700 g

見た目:細くて先が尖りおでこが盛り上がっていない
鳴き声:「ガーガー」としわがれている
鳴く時の特徴:お辞儀をするように見える
翼の特徴:背中の鱗模様がはっきりと分かる。羽の内側が白っぽいので首元などがリング状に白く見える時があるがこれは「部分白化」とは異なる。

ハシボソガラスは開けた環境を好む傾向にあり田園
地帯や河川敷などで採食する姿が見られる
細い嘴を上手く使って芝生の下にいる昆虫や細かい植物の種などを啄む事が得意である。
営巣地は込み入っていなくて開けた樹林を好む。
巣も低い位置に造る事が多い。

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ハシブトガラス

(学名)Corvus macrorhynchos
(英名)Large-billed Crow

全長:56.5cm 体重:500~900g

見た目:太くて上嘴(じょうし)が盛り上がりでこも盛り上がっている。しかしこのおでこ筋肉なので収縮させる事が出来る。
鳴き声:「カーカー」と澄んでいる
鳴く時の特徴:顔を突き出す
翼の特徴:瑠璃色が目立つ。羽の内部も黒っぽいのでハシボソガラスのように白く見える事はない。

ハシブトガラスは込み入った樹林を好む傾向にあり都会のビルを樹林に見立てて巧みに生きている。
採食は塊物をくわえて樹上など安心できる場所に運んでゆっくりと食べる。
営巣地は込み入っていて高い樹林を好むが最近では街路樹など低い木にも営巣するようになったがこれは緑地などの営巣地が間伐されるなどの人為的な事が原因である可能性が高い。

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コクマルガラス

(学名)Corvus dauuricus
(英名)Daurian Jackdaw

全長:30〜33cm 体重:180〜250g

見た目:嘴がとても小さい。虹彩が白っぽい。
鳴く時の特徴:体を動かしてなくような事は余り見られない。キョーキョーと甲高い声で鳴く。
翼の特徴:特に目立つ特徴はないが体色が黒と灰色の「暗色型」と黒と白の「淡色型」がいる。

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ミヤマガラス

(学名)Corvus frugilegus
(英名)Rook

全長:44〜47cm 体重:280〜350g

見た目:嘴が尖っていて上嘴(じょうし)の付け根が白い
鳴く時の特徴:上体を伸ばように鳴く。この時尾羽が扇子状に広がる
翼の特徴:特に目立つ特徴はない

越冬の為にシベリアなどの大陸から渡ってくる。今では全国的に越冬個体が見られるようになった。
ハシボソガラスと行動を共にしている場合が多く採食も似ていて種子などを好む。
また河川敷の斜面などでイネ科の植物の種を啄んでいる姿も見かける。

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ワタリガラス

(学名)Corvus corax
(英名)Common Raven

全長:61〜65cm 体重1000〜1300g

札幌ではほぼ見られない種であり知床などのオホーツク海沿岸に越冬の為に流氷が来るころに飛来する。
見た目はハシブトガラスにとても似ていて単体での識別は難しいかもしれない。
喉の部分の羽根がボサボサしているという見解もあるがこれはハシブトガラスでも同様に見られる特徴でもある。