道主催の介護支援専門員専門研修が行われ、この日の講義「保健医療福祉の基礎理解−社会資源活用」を理事長が担当した。利用者の自立、生活向上のためには介護保険以外のさまざまなサービスをケアプランに採り入れることがカギとなる。社会資源の活用は介護支援専門員としての評価が問われ、活用への意識を高め、実践を促す演習を行った。
青森から立花さんのお身内の西堀さんが来花した。来花は今年3度目だが、過去の2回(2月、4月)はばりあふりーしょっぷ花凪屋オープン前だった。花凪屋をじっくり見て、喜んでいただいた。西堀さんとの再会は花凪の楽しみの一つ。夜は居酒屋で楽しく杯を交わした。
円山の静明館診療所開催のコンサートで花凪合唱団が歌った。静明館も音楽が持つ力を大事にし、定期的にコンサートを行っている。花凪が合唱団をつくると、早速出演ということになった。第1部は札医大生によるバイオリン、ピアノの演奏。花凪合唱団は2部に出演し、この日のために用意した英語歌「ABCの歌」「10人のリトルインディアン」などを40人余りの前で披露した。花凪合唱団は、話があればどんどん外で歌っていく。
みんなの人生の手本、愛すべき明治女だった花凪の長老Mさんの一周忌を迎えた。スタッフ、花凪家族、花凪会員が集まり、花凪葬で送ったときと同じように宴を開いた。生前のMさんのこと、Mさんと共有した年月のこと、そしてMさんがいなくなって1年たったことをかみしめた。
静岡から福祉施設で働くSさんとIさんが来花した。高齢者下宿をつくる計画を持ち、その参考とするために花凪を視察した。今年1月にNHK教育テレビで花凪の高齢者下宿が取り上げられた(福祉ネットワーク「シリーズ認知症を見つめる─"我が家は高齢者下宿"」)。たくさんの方が放送を見たようだが、静岡の2人も見て花凪を知ってのことだった。放送の舞台となった2号館からデイサービスの3号館、少人数下宿のこ花館、そしてばりあふりーしょっぷ花凪屋と花凪の全体を案内し、花凪の全体をじかに見ていただいた。花凪屋ではいろんな人が融合して何かが生まれる。ちょうど地域の人が遊びに来て、花凪会員がボジョレ・ヌーボーを持ってきていて、2人はワインと歓談のひとときも。花凪の実際も味わっていただいた。
「小樽の街を楽しみたい」の声を受けて、総勢17人で小樽1泊旅行を行った。1日目は食べて飲んで夜遊び、2日目は観光、宿泊は街中のホテル−という設定で行った。小樽といえば寿司である。食べて飲んで−の舞台は、「政寿司」に。飲み放題で8品並ぶコース(刺身、焼き物、蒸し物、揚げ物、寿司等々)を注文し、一つ一つに舌鼓を打った。寿司は座敷に上がった職人さんが目の前で握り、握りたてを味わった。夜遊びはカラオケで。飲んで歌って、ホテルに戻ったのは夜一時だった。2日目の観光は、旧青山別邸・小樽貴賓館と小樽運河の北一硝子へ。小樽貴賓館の年月を重ねた美しさ、北一硝子に並ぶ同じものがない手づくりの品々の味わい深さに触れた。人間でも同じだと言えるそれら魅力に触れた。
【11月のばりあふりーしょっぷ花凪屋】リサイクル部門は順調で、タンスなどの大物から本まで「役立てて」が続き、冬物衣類が売れる。1年の終わりを前の片付けや冬備えのためだ。季節を感じさせなくするものが増えるばかりの世だが、人は季節とともに生きていることも見えたりしてほっとさせられる場が花凪屋だ。
※札幌に初雪が降ったのは12日のことで、その後の雪降りは23日だった。暖冬との気象庁予測が胸を張る11月だった。問題はこの後どうなるか−だが、どうであれ、楽しみながら冬を越すだけだ。まずは06年最後の1カ月 締めくくりの12月を楽しく。
理事長、18年度第2回のビジネスプランナー養成研修も講師を務める。福祉分野を担当し、「居宅介護高齢者のニーズとマーケット」について講義した。
アレンジメントフラワーの小堀ひろみ先生を講師に今年もクリスマスリースづくり講習会を行った。マカロニを利用したリースは重厚だが、今回はいろんなアクセサリーを使った楽しいもの。参加した花凪家族はそれぞれ工夫を凝らし、個性豊かなリースをつくった。リースは、花凪各館やばりあふりーしょっぷ花凪屋に飾られる。
7日のビジネスプランナー養成研修の実習として、研修生5人が花凪を視察した。ばりあふりーしょっぷ花凪屋、花凪各館を見てもらった。
北区新琴似の美友希保育園(渡辺淑子園長)の園児たちが来花した。ばりあふりーしよっぷ花凪で学芸会を行い、花凪家族と交流した。いろんな人とかかわらせたい、いろんな世界を見させたい、いろんな体験をさせたい−。花凪訪問は渡辺園長のそんな思いによるもので、昨年に続いて2回目。子供はいるだけで人を笑顔にする。園児たちはフラダンスを踊ったり、劇「アラジンと魔法のランプ」を熱演し、花凪のみんなを笑顔だらけにした。
理事長、苫小牧の「高齢者の地域ケアを進める会」の講演会で講演す。同会は苫小牧近隣4市町村の福祉行政職員、施設の生活指導員、医療ソーシャルワーカー、ヘルパーステーションスタッフなど200人で組織し、地域福祉の充実や会員の資質向上に取り組んでいる。今後の地域ケアの進むべき方向性を考えるために今回の講演会を開催。理事長は、「誰もが生き生きと地域で暮らすために」と題して花凪の実践を紹介した。
コミュニティ・ラジオ局「FM三角山放送局」の「街角レポート」で、ばりあふりーしょっぷ花凪屋が8月に続いて取り上げられた。今回は理事長に加えて佐渡、楠山スタッフも出演し、花凪屋の趣旨や様子、商品内容を詳しく紹介した。
北海道厚生年金会館でクリスマスパーティ&忘年会を開いた。1年の最後も“出かけて楽しむ”に徹して締めくくった。花凪家族、その家族、スタッフ、会員70人が参加。みんなで“仲良く楽しむ”に徹して1年を締めくくった。東スタッフ扮するサンタクロースのクリスマスプレゼントに喜び、本間賢一座長の花凪劇団公演「殿様の耳はロバの耳」に笑い、歌謡ショー、ビンゴゲームで盛り上がった。花凪06年10大ニュース発表では、1年を振り返るとともに07年も良い年にすることを誓った。ここで終わらないのが花凪で、二次会はススキノへ。31人がカラオケで歌い、飲んだ。それで帰らないのが花凪で、全員で次はラーメン横丁へ。結局は午前2時過ぎまで“出かけて楽しむ”“仲良く楽しむ”に徹した。
クリスマスリースづくりに続き、小堀ひろみ先生を講師に正月用しめ縄リースづくり講習会を開いた。しめ縄リースは華やかで美しく、飾れば気持ちのありようも華やかで美しくなる。新しい年へ思いをこめながらつくった。
ばりあふりーしょっぷ花凪屋に花凪家族全員集合で餅つきをした。蒸した餅米から立ち上がる白い湯気。部屋に響く掛け声と餅をつく音。手分けしてついて、伸して、あん餅をこしらえる光景…。この日、懐かしいあのころ、大勢人が集まって餅つきをしたあのころが花凪によみがえった。花凪屋に来る地域の人が杵と臼を提供してくれた。40年間使わずに物置に睡っていたのだが、それも復活の餅つきだった。にしても、「昔取った杵づか」と言うけれど、みんな昔のように躊躇なく杵をあやつったりしていたのは見事だった。つきあがった餅は、早速みんなで食べた。和気あいあいもまたまったくあのころと同じだった。
06年最後の日、大晦日。こ花館の下宿人も2号館に移動して大晦日の宴を開き、にぎやかに年越しをした。スキヤキ、刺身、オードブル、カニ…。みんなで今年も用意したそれらをたいらげ、年越しのソバを食べ、テレビからのだが、除夜の鐘を聞いた。「あけましておめでとう」を交わした。元気でいて、新しい年が来た瞬間をともに迎える。今年もうれしいことにそうできた。
【12月のばりあふりーしょっぷ花凪屋】花凪屋は、高齢者雇用を事業の一つにしている。認知症高齢者が働く場であると同時に地域の元気な高齢者が働く場である。オープンから8カ月、今月までに地域の方4人が働くようになった。ボランティアの方。買い物に来る人、お茶を飲みに来る人、使ってと物を持ってくる人、遊びに来る子供、託児の子供…。老若男女が立場を越えて融合しつつある。
※あまり雪の降らない12月となった。穏やかな日々の中で大事な月をすごした。最後の月も楽しんだ。振り返れば、1年はあっという間。06年もやりたいこと、やるべきことをしつくせなかったが、良き1年だった。笑いが続いた。新しい1年も楽しみながら進むのみ。※
《花凪06年10大ニュース》
(1)ばりあふりーしょっぷ花凪屋オープン。(2)NHK教育テレビ「福祉ネットワーク」で花凪取り上げられる。(3)花凪合唱団結成し、ピアノ自慢大会で受賞。(4)夏祭り盛況、親子交流の場にも。(5)小樽一泊旅行挑戦、大成功。(6)仁木と藤野で3回ブドウ狩り、秋を満喫。(7)工藤さん、奇跡の大復活。(8)大通ビアガーデン楽しむ。(9)静明館コンサートに花凪合唱団出演。(10)地域の高齢者を含め、花凪敬老会開催。(11)以下、三浦さん一周忌、毎日新聞の花凪紹介でメディア制覇、ラジオ三角山に花凪屋登場、花凪料理教室入門編開講、花凪ヘルパー養成講座2回開講し雇用も…。