この日は、「文化の日」。秋の叙勲の日。花凪家族も勲章をもらえる日。社会に貢献したという人たちが国から勲章を受けるけれど、みんなが社会に貢献している。みんなが讃えられていい。花凪では昨年の「敬老の日」に花凪家族一人一人に賞を贈ったが、喜び、元気、目標、励みなどを周囲に振りまいている功績で勲章も受けていい。勲一等とても元気で章、勲一等長寿継続章、勲一等よく働く章、勲一等笑顔最高章、勲一等病気乗り越え章、勲一等素晴らしきわがまま章…。花凪家族はそんな勲章をもらえる日。
10月は花凪家族がばりあふりーしょっぷ花凪屋で働いているところを紹介したが、もちろん、しっかり楽しんでもいる。自由にお気に入りなことを見つけたり、くつろいでいる。日々、いろんないい顔をのぞかせている。音楽にノリノリになったところ、子供と一緒にいるところ、おしゃべりに盛り上がっているところ、好きなお茶を味わっているところ、買い物客になって欲しいものが買えたところ、気持ちよくうたた寝しているところ…。それらの顔にこちらの心もほぐれてしまう。
とうとう雪が降った。それまでは降っても雨の11月だったが、花凪から見える手稲山と同じように、平和の地も白くなった。この白は一度は消えるだろうけれど、とうとう冬が来た。これからは誰もが外に出ることが億劫になるが、花凪家族は“雪ニモマケズ冬ニモマケズ”。きょうも元気にばりあふりーしょっぷ花凪屋に働きに、デイサービスにくつろぎに−と出掛けた。
ばりあふりーしょっぷ花凪屋で「あみゅぜ秋のコンサート」を開いた。今回のあみゅぜの構成はソプラノとピアノとフルート。「里の秋」「村祭り」「小さな秋見つけた」「真っ赤な秋」。いろんな秋の歌で、冬がやってきた中で残り少なになってしまった秋をかみしめた。また、「浜千鳥によるポエム」「荒城の月によるファンタジア」「ル・ローヌ」。あみゅぜが学校で学んできたクラシックの楽曲で、音楽のだいご味を堪能した。どんな曲でも力をくれる。それが音楽のすごいところ。コンサートに心も体も軽やかになり、みんな、やってきた冬に「頑張るぞ」の力を湧かせた。あみゅぜの次回コンサートは、冬ただ中の1月に。
美幌町の社会福祉協議会の一行が遠路はるばる視察で来花した。今、どの市町村でも地域福祉を重視している。美幌も同様で、同町の地域福祉を充実させる活動・取り組みの方向性を定めるため、花凪の実践を確認しにきた。
ばりあふりーしょっぷ花凪屋でこの半年間に花凪に入ったスタッフの歓迎会を行った。花凪では何でもこなさなければならない。単なる介護ヘルパーの働きでは勤まらない。そんな条件をクリアした5人のこれからに期待を込めて行った。といっても、宴席はしっかり楽しむべし、が花凪流。みんなと飲んで食べる中でこれからへの鋭気を養ってもらった。
【11月のばりあふりーしょっぷ花凪屋】雪が降るようになり、日の暮れも早まり、人々の外歩きも減ったが、花凪屋のにぎわいは変わらなかった。冬支度のための必要品を求めに来るお客さんが続いた。そこに花凪屋あり−が浸透しているのを知る。これからは寒さがますます厳しくなるが、花凪屋は温もりある場所として人々を迎え入れるばかり。
※やはり、北海道の11月には冬将軍があいさつに来る。今年も11月に雪が降った。温暖化で地球のリズムが乱れつつある。冬は大変だが、こうしてちゃんとやってくるのを喜ぶべきなのかもしれない。12月には冬将軍が居座るようになるが、2007年最後の1カ月を楽しく締めくくりたい。※
今年も美友希保育園(北区新琴似、渡辺淑子園長)の園児たちが花凪にやってきた。学芸会を花凪で再現するための訪問で、今回で3回目になる。園児たちが動き始めるや、ばりあふりーしよっぷ花凪屋は保育園になった。みんな、衣装に身を包んで一生懸命遊戯やヨサコイソーランを踊り、そして劇「孫悟空」を熱演した。跳ねたり、しゃがんだり、回ったり、手を広げたり…。花凪家族は園児たちのそれらかわいいしぐさ一つ一つに喜ぶ、顔をほころばせた。花凪訪問はお年寄りとの触れあいを考えたものでもあり、学芸会後は花凪家族と交流した。
健康食普及に取り組む「ハーモニー・ガーデン - 大地のたより」協力の第2回ヘルシー料理教室を開く。クリスマスの12月ということで、クリスマス・リースを模した洋風ご飯をつくった。野菜をいっぱい - もテーマにマッシュドポテトの木にニンジン、大根、ブロッコリーを飾り付けたポテトクリスマス・ツリーなどもつくった。料理は、食べて初めて完成する。みんなで楽しく出来上ったそれらを食べた。
理事長、「ちいさなおうちフェスタ〝みんなあつまれ つながる西野〟」で「地域で暮らすために必要なもの」について講演した。「ちいさなおうちフェスタ」は、同じ西区で子育て支援などの活動するNPO法人・ワーカーズコレクティブ「ちいさなおうち」が地域を盛り上げるために企画。豊かな暮らし方をテーマなどにして開催した。
小堀ひろみさんを講師にアレンジメントフラワー教室を開いた。昨年までの12月はクリスマスリース講習を行っていたが、今年はクリスマスにとても似合うアレンジメントフラワーに挑戦した。白いハートの形の器に白の花やアクセサリーを工夫しながら自由に飾り付け、つくるということを楽しんだ。出来上がりはそれぞれ個性豊かで、花凪家族らしい作品が並んだ。
毎年恒例の花凪クリスマスパーティー&忘年会を北海道厚生年金会館で開催した。花凪家族、スタッフ、花凪家族会員、花凪のサポーター70人が着飾って集まり、今回もまた帰宅が次の日になるまで盛り上がった。やってきたクリスマスを楽しみ、たくさんのことがあった今年1年に節目をつけ、新しい1年へ鋭気を養った。お楽しみは盛りだくさんで、今年は趣向を凝らしてチーム対抗の歌合戦やクイズ、ゲームを行った。余興では楠山スタッフ・ジュニアが手品を披露したり、梶家族会員・理事が仮装しての歌を熱唱したりし、みんな喜ぶばかりだった。サンタクロースのプレゼント配りが締めくくりで、それにもみんな喜ぶばかりだった。あっという間の2時間半をすごして、お次はススキノへ繰り出した。花凪パワーは大変なもので、二次会でも歌とお酒にパワーを全開した。去年同様、ラーメン横丁にラーメンも食べも行き、去年同様、帰ったのは翌日だった。
この日はクリスマス。21日に北海道厚生年金会館でたっぷりクリスマスを楽しんだが、それはそれ。クリスマス商品が並んで雰囲気たっぷりのばりあふりーしょっぷ花凪屋で、クリスマスメニューの昼食を楽しんだ。ヘルシー料理教室でつくったリース仕立ての洋風ご飯、ナゲット、スープ、ケーキ。そして、まだお日さまが空にあるうちだけれど、シャンパンを飲んだ。
ばりあふりーしょっぷ花凪屋でもちつきを行う。年の瀬になると、かつては家々でもちつきをするのが普通だった。〝来る年〟を迎えるための用意を自分たちの手で行い、みんなで大事な時間を共有した。そんな良きことは消えてはいけないし、楽しまなければならない。昨年、地域の方からいただいた50年は超えるという杵と臼が大活躍した。花凪家族もかつてを思い出し、あいどりで大活躍し、たくさんのあん餅と伸し餅をこしらえた。
早いもので1年の終わりが来た。07年の大晦日が来て、花凪恒例の食べて飲んでの年越しをした。笑顔で〝行く年〟を送り、〝来る年〟を迎える年越しをした。ビール、シャンパン、ワイン、日本酒、焼酎、ウイスキー。アルコールは好きなものを好きなだけ。食べ物は腹ごしらえのすき焼きに始まり、お酒を飲みながらのお刺身やカニ、オードブル。紅白歌合戦が大詰めのころにはおつまみが並んで、年があらたまるときには年越し蕎麦。驚くことに、花凪家族は全員最後まで起きてそれらをちゃんと楽しんだ。花凪家族にふさわしく元気に年越しをした。新しい年、08年もみんなに願うのは笑顔、元気であること。花凪スタッフがすべきことはみんなが笑顔、元気でいることの邪魔をしないことだ。
【12月のばりあふりーしょっぷ花凪屋】花凪屋は、ことしオープン2年目。この1年を振り返れば、着実に利用者が増え、蒔いた種が芽を吹くだけに終わらなかった。必要なもの、必要なことをまかない合う - あるべき地域、本来の暮らしづくり、誰にも必要な福祉の広がり…。それが花凪屋事業の目指すところだが、手応えありを得た年だった。もう年は変わるが、08年はどうなる。
※1年はあっという間だ。冬に付き合い、春を喜び、夏を楽しみ、秋を味わう。そうこうしているうちに、また冬が来る。07年もあっという間だったが、足跡を残すことはできた。時間は切れ目なく続いている。人の営みも同じように続く。そこには気持ちの在りようが大事。年が変わるという節目を大事にし、迎えるは08年。※