花凪の事業・活動を紹介する初めてのパンフレットが出来上がった。花凪はあえて宣伝はしないことを基本に8年間やってき、今後もそのことは変わらない。事業・活動は多岐にわたり、花凪のことを説明しきるのは大変になり、説明が必要な際の資料としてつくった。有効に活用していく。それにしても、やっていることはたくさんになった。A4サイズで計6ページ。全容をまとめたら、そんなボリュームになった。
ドイツで暮らす人がいる。帰札すると、ばりあふりーしょっぷ花凪屋で買い物を楽しんでくれる。ことしも帰札し、この日も花凪屋を訪れた。ドイツの日本人が日本らしい日本の物を欲しがり、花凪屋に掘り出し物があるという。それならばと話が進み、代わりにドイツ行き商品を集めていこうということになった。花凪屋は人とつながることを大事にしているが、ドイツともつながった。
花凪3号館の芝生ガーデンで海鮮バーベキューパーティーをした。みんなで食べて飲んで—は「花凪今日だけ酒場」や街に繰り出しての飲み会でいつものことだが、それはそれ。外でこんなふうに飲み食べすることもはずせないし、訪れた夏を夏らしくすごさなければというわけで開き、楽しんだ。エビ、イカ、ホタテ、アサリ、サンマ、ニシン、ホッケ、カレイ…。たくさん海の幸に大地の恵みの野菜、もちろんたくさんお酒も用意して、たっぷり飲み食べを楽しんだ。夕方から始めて遅い時間まで笑ってすごした。陽が落ちて夏の夜が来てからはおやつ獲得ゲームや日本の夏と言えば—の手打ち花火をして遊んだ。
ばりあふりーしょっぷ花凪屋で「あみゅぜ夏のコンサート」を開いた。今回の出演はソプラノの今野美智子さんとピアノの沖中怜奈さん。二人の歌と演奏というシンプルな形で音楽の魅力をたっぷり味わわせてくれた。また、クラシックの世界をオペラのアリアで、ポピュラーの世界をカンツォーネで楽しませてくれた。みんな、いい気持ちになり、元気をもらい、夏の暑さを忘れる時間をすごした。
花凪2号館の庭・駐車場で「花凪夏祭り〝昭和の縁日〟」を開いた。地域とのつながりを大事に—と始め、もう5回目になる。〝昭和の縁日〟というは、大人に今はない良き日本を思い起こしてもらい、子供たちにはそれを知ってもらいたくて。ことしもお楽しみタイムにバナナの叩き売り、南京玉すだれ、手品、演芸、ビンゴゲームを用意。店ではかき氷、たこ焼き、うどん、そば、豚汁、手づくりパン・クッキー、ヨーヨーすくい、輪投げ、射的、懐かし駄菓子・おもちゃ…を。リサイクル、ネイルアート、マッサージの店も。お天気は上々で、うれしくもたくさんの人に来てもらえた。そして青空の下、夏らしい光の中、花凪のみんな、地域の人、子供たちが一緒にそれらを楽しみ、同じ時間を共にした。地域のつながりが濃かった昭和のあのころがそこによみがえり、ことしもやってよかった夏祭りとなった。
【7月のばりあふりーしょっぷ花凪屋】花凪屋の窓は入り口のある前面に限られ、以外の壁三面に並ぶ通気口から風が。だから、夏はとても涼しい。自然の涼しさの心地良さと人がつくる心地の良さに、7月も人が来ては一息ついてくれる花凪屋だった。花凪屋は8月は8月でそんなふうに、9月は9月でそんなふうに。
※夏祭りが楽しい7月も終わった。と言っても、楽しいこと、楽しむべきことはこれからもたくさんある。夏はまだ続き、秋が待ち、冬がある。8月は8月で何をしようか、9月は9月で何をしようか。そう考えただけで楽しくなる。※
花凪に新しい仲間が加わった。大きな喜びが加わった。スタッフの千絵・グラハムが第一子を無事出産した。体重4000グラムを超え、大きくて元気な男の子。花凪のみんなも待ちに待っていた日が来て、花凪に喜びが広がった。そして、今度は会える日、抱ける日、笑う日、遊べる日…が来ることに喜びを膨らませた。「8月4日」は命に拍手の日となった。
「さっぽろ夏まつり」恒例の「大通納涼ガーデン」(7月21日—8月15日)が始まっている。ことしも楽しまなくては—と、ビール党のスタッフ・花凪家族9人で出掛けた。3日に雨が降ったのはこの日のためだったのか、天気は上々でビアガーデン日和だった。夕方から繰り出し、しっかり暗くなるまでいた。何度乾杯したかはわからないほどビールを飲んだが、それだけでなく、夏という季節も味わった。人のにぎわい、人に負けない花のにぎわい、来るのが遅い夜、月も元気に浮かぶ空…。家にいては味わえない夏のひとときをすごした。
季節行事や古来行事に親しむのは大事なこと。そして、8月7日は北海道の七夕。織姫と彦星の1年に一度の再会を一緒に喜ぼうと、柳の木に短冊を下げて飾り、お昼にちらし寿司を食べた。花凪家族のみんなは、小さな頃に楽しんだ七夕を思い出したかのようだった。七夕がうれしかった小さな頃を思い出したかのようだった。「ことしも元気に働ければ」「このまま良い1年を」「いつまでもみんな一緒で」…。短冊にはそれぞれそんな願い事を書いて、柳に飾った。
季節をちゃんと楽しみたいし、暑いときには体の中から涼しくするのがいい。夏にはこれだ—の流しソウメンをした。どんなふうにするか。流しソウメンが日本の知恵なら、やりたいことに工夫する花凪の知恵を注いだ。雨樋だ!となった。ばりあふりーしょっぷ花凪屋の食堂に〝花凪式流しソウメン台〟をセットし、花凪家族、スタッフ入り交じって楽しんだ。ソウメンを取りきれなかったり、見逃したり…。みんなでワイワイやって盛り上がった。風流であるよりも笑いがある方が大切で、流しソウメンは大成功だった。
16日の流しソウメンが盛り上がったので、その第2弾を行った。今回初めて組の反応はやはり「おいしい!面白い!楽しい!」だったが、2度目のみんなも同じに「おいしい!面白い!楽しい!」と喜んだ。毎年の夏の花凪の楽しみに流しソウメンが加わった。
花凪では1、2、3号館、こ花館の庭で春から次々に花が咲く。百花繚乱のときは6—7月だが、8月にもいろんな花が咲いている。花凪を彩り、みんなを楽しませている。花も大事な花凪一員で、この日写真に撮った花を紹介すれば、ミニコスモスは風に揺れながら涼しさをふりまいていた。ナデシコの仲間のビスカリアは愛嬌を、日々草は夏の輝きをふりまいていた。
ばりあふりーしょっぷ花凪屋でバリアフリー居酒屋「今日だけ酒場」を開いた。8月は「大通納涼ガーデン」お出かけで始まったが、終わりもお酒で締めくくった。季節は春、夏とめぐり、これからは秋に。去る夏に献杯し、来る秋に乾杯した。いろんな話に花が咲いたが、話題の一つは「秋をどう楽しむか」。参加した花凪家族はお楽しみ計画に喜び、スタッフはお楽しみ計画のために鋭気を養おうと存分に飲んだ。
【8月のばりあふりーしょっぷ花凪屋】お盆休みでこちら札幌に帰郷してきた人たちが店に訪れたりした。去年もという人は「面白い。こんな場所が身近にあれば」とまた来て、今回の帰郷で目にとまったのでという人も「面白い。こんな場所が身近にあれば」。ちょっとの来店でも花凪屋を認めてくれることに力を得、「また頑張るぞ」となった8月だった。
今年も暑い8月だった。秋が見えるのが北海道の8月だったが、暑い日が増えている。これも地球環境の乱れによるのか。何はともあれ、暮らしの環境に守られ、花凪家族は元気に夏をすごした。9月に入れば、秋の日々だろう。今度は秋の実りに負けず、暮らしの実りをたくさん花凪家族に提供しなければならない。※