花凪日誌

2010年9月1日

「花凪写真コンテスト」の応募作展をばりあふりーしょっぷ花凪屋で開始した。同コンテストは、花凪設立10周年記念事業の一つ。花凪家族とスタッフの全員が参加し、「〝花凪らしさ〟を撮る」をテーマに写真を撮ってもらい、優秀作を10周年の記念パーティーで発表・表彰しようというもの。6月から8月までを撮影期間として募集した結果、100点を超える作品が集まった。まずそれらすべてを展示し、見てもらうのが応募作展。テーマ〝花凪らしさ〟にいろんな花凪らしさがいっぱいで、面白くて楽しい。9月下旬には写真コンテスト実行委員会が選考会を開き、優秀作を決める。

みんなで働く花凪家族を撮った1枚 みんなを楽しますスタッフを撮った1枚 国も年齢を越えた笑顔を撮った1枚

2010年9月6日

北海道サポートセンターは、内閣府の地域社会雇用創造事業を受けて「社会的企業人材創造・インターシップ研修」を設けた。その講師陣に理事長が加わり、この日の講座を担当した。社会的企業の理念や基礎、就労の際に必要となる実務知識などについて説いた。

2010年9月18日

三角山放送「花凪アワー-人と人とがつながって」の第11回を放送した。花凪の東淳三スタッフがゲストとして出演した。東スタッフは福祉と無縁な仕事をしていたが、縁あって花凪とつながった。10年の歴史の花凪の中で8年、2番目に長いキャリアを重ねた。外から見ていた福祉、かかわってわかった介護、その介護の仕事から得ているもの、福祉にとって今言える大事なことなどを語った。

2010年9月20日

「敬老の日」を迎え、2010年花凪敬老会を開いた。ばりあふりーしょっぷ花凪屋にみんな集まり、花凪家族がこの1年も元気ですごしたことを祝った。敬老会は、長寿-お年寄りの生きる力を敬い、さらに長寿-お年寄りの周囲を励ます力に感謝するものでもある。「おめでとう。そして、ありがとう」。お祝いスピーチの中で、スタッフ一人ずつ花凪家族をたたえ、花凪家族に感謝する言葉を寄せた。花凪家族の最高齢は99歳、平均年齢は89歳。来年は元気な最高齢100歳、元気な平均年齢90歳でいてもらうことを願い、スタッフ一同サポートへの思い新たにした。

花凪家族の長寿にありがとうと乾杯 理事長が花凪家族にお祝いの言葉を スタッフもそれぞれ花凪家族に言葉を

2010年9月23日

毎年、おはぎをこしらえて「秋分の日」を迎えている。ことしも季節の移ろいに思いを寄せながら、みんなでおはぎを食べた。昼と夜の長さが同じになって、これからは夜が長くなっていく。寒さも増して、冬へと向かっていく。そんな移ろいも楽しむようにすごすこと、健康ですごすことを語りながら、みんなで食べた。

2010年9月25日

花凪設立10周年記念事業の一つとして企画した福祉講演会をばりあふりーしょっぷ花凪屋で行った。講師は、平和にある福祉法人五天山園の居宅介護支援事業所管理者で札幌市介護支援専門員連絡協議会理事の乙坂友広氏。乙坂氏は理事長とは社会福祉士の仲間としてつながりは古く、花凪とも設立時から縁がある。講演のテーマは「地域で安心して暮らすために-介護サービスを活用する」。乙坂氏は介護保険制度の仕組みや内容、住み慣れた場で暮らすことの望ましさ、介護サービスがそれを手助けすることなどをわかりやすく説明した。受講した地域の人にもだが、花凪スタッフにも有意義な内容で、花凪スタッフたちは大事な基本を再確認させてもらった。

具体例を織り交ぜながら語った乙坂氏 花凪家族のみんなも講演を聴いた

※いろんなことをやりながら、9月をすごした。暑さを追いやった秋を楽しんだ。その中で花凪設立10周年記念事業を行った。さらに総仕上げの10周年記念パーティーの準備にも忙しかったが、頑張れた。いよいよその10周年記念パーティー(10月9日)の開催が迫る。10月は、先ずはその大事な日を迎えて、しっかり節目をつけるばかりだ。※

2010年10月2日

花凪設立10周年事業実行委員会の最終会議を開いた。1週間後がメーンイベントの10周年記念パーティー。準備状況を点検し、残っている作業や当日の役割分担、パーティーの進行について詰めた。当日は「花凪10年史」「花凪写真集」を配り、「写真10年史」「花凪フォトコンテスト入賞作」を展示し、映像記録「花凪物語2002-06年」を上映する。やるべきことはたくさんあったが、頑張って準備した。1週間もう一頑張りし、良き記念パーティーにすることを確認した。

2010年10月9日

札幌プリンスホテルで花凪設立10周年記念パーティーを開いた。縁でつながって花凪にかかわり続けてくれた方に出席いただき、100人が集まった中、10年歩んだことを祝い、10年歩めたことを感謝した。パーティーでは何はともあれその感謝を示すために、設立時から支援・協力いただいた8人の方に功労者として感謝状と記念品を贈った。また勤続10年から6年までの5人のスタッフを表彰した。「花凪フォトコンテスト」の入賞作品発表も行い、大賞(4点)の3人、フォトジェニック賞の3人などを表彰した。お楽しみの時間では花凪1号館時代から縁が続くシンガー・ソングライターの工藤忠さん、音楽グループ「あみゅぜ」がステージに上がり、歌でパーティーを盛り上げた。途中、みなさんから花凪へのメッセージが寄せられた。「事業、活動のますますの充実を期待する」「これからもずっと花凪らしく」「いつまでも元気をくれ続けてほしい」「NPOの範としての歩み をさらに」「これからの花凪が楽しみ 」…。10周年を祝うということは今後のために節目をつけることでもある。花凪家族の笑顔、出席者の祝福、そんな言葉を得て、花凪スタッフ一同は頑張ることに気持ちを新たにした。

「皆さんに感謝」と挨拶する理事長 10年を支えてくれた7名に感謝状を 花凪スタッフには勤続表彰で感謝を いろんな方からメッセージを戴いた フォトコンテストの賞の発表・表彰も 工藤忠さんが熱唱で祝ってくれた 花凪家族も歌って踊って盛り上がる 10年間の姿も写真180枚余で紹介 みんなこうして集まって節目を共有

2010年10月16日

三角山放送「花凪アワー-人と人がつながって」の第12回を放送した。「花凪アワー」は昨年の10月17日にスタートし、今回が1年の節目となり、花凪の木村副理事長がゲストの夫婦コンビで放送した。花凪は9日に設立10周年パーティーを開き、花凪自身に大きな節目をつけたばかり。その花凪の人と人がつながってきた10年間、特に始まりの1号館時代のころの思いや思い出のあれこれを語り合った。1時間では時間が足りず、次の機会にまた二人の花凪よもやま話をということになった。

ここが西区に大事な三角山放送局 コマーシャルの間に理事長をパチリ 放送を無事終えて二人一緒にパチリ

2010年10月23日

下川町商工会の青年部、婦人部の方々が花凪を訪問した。同商工会では町内に高齢者が働いて生き生き暮らす場をつくることを計画していて、先駆けて高齢者雇用を行っている花凪の「ばりあふりーしょっぷ花凪屋」を見学した。理事長は、花凪屋のオープンや高齢者雇用を行うに至った経緯、その実際、高齢者雇用が本人や花凪にもたらしているものについて説明。「やろうと思えば、できる」などと励ました。同商工会からは「慎重に準備しすぎるのも駄目なんですね」。つまずくことなくその場が同町に誕生すれば、うれしい。

遠路はるばる来花の下川のみなさん そのパワーに期待の下川のみなさん

2010年10月21-29日

札幌・龍谷学園高校のホームヘルパー1級施設同行訪問実習を花凪で行った。21-22日、25-26日、28-29日の3回に分けて5人の実習生を受け入れた。福祉の仕事に将来就くかどうかはわからないが、若いうちの体験や経験は大事。学んだ福祉の知識と実際の違い、ほかと花凪の違いを感じてくれるだけでも、実習は成果あり。

※花凪設立10周年記念パーティーを開いた10月。節目をつけたところで前を見れば、ことしも11月、12月と2カ月を残すのみになった。次の大事は、ことしをしっかり締めくくることである。26日にとうとう初雪も降り、冬がこの先に到来することも見えてきた。次の大事は、その前にできることをしっかり楽しむことである。※