花凪日誌

2011年3月5日

「あみゅぜコンサート in 花凪」をばりあふりーショップ「花凪屋」で開いた。「あみゅぜ」はメンバーがそれぞれおめでたなどで忙しい時間をすごし、花凪でのコンサートは久しぶり。久しぶりだった分だけ音楽の楽しさをたっぷり抱えてやってきた。ピアノ(2人)、フルート、クラリネット、ソプラノ一人の構成で、演奏したのはクラシック、ジャズ、ポピュラー、歌曲…。そして、近づく春にちなんで、春をテーマの歌を聴かせてくれた。楽しめば人の心が弾むのは言うまでもないことだが、みんなで心弾ませて盛り上がった。

春のような歌声で春を唄う歌を フルートは流れるように旋律を クラリネットの音は優しく強く

2011年3月11日

地震が日本列島を襲った。東日本大震災が起きた。札幌も揺れた。花凪のある西区平和は地盤がしっかりしたところで、そう揺れず、花凪家族にも何事もなかった。が、報じられる東北の悲惨、信じることができない被害を受けた東北の地の悲惨に、心は揺れた。日本中の人の心は揺れた。1日中ずっと揺れ続けた。〝3月11日〟は忘れられない日となった。忘れてはいけない日となった。

2011年3月14日

少しでも東日本大震災の被災者の助けになればと、花凪で義援金を集めることにした。早速、スタッフはもちろん、花凪家族も「これくらいで申し訳ないけれど」とすまながりながら協力してくれた。花凪屋に来るお客さんにも声を掛けていくことにした。それにしても、襲った地震と津波は凄まじく、被害はとめどもない。それだけになおさら、いつものように暮らしていられる側は「できることを少しでも」を被災者のために重ねていくだけだろう。

2011年3月19日

FM三角山放送の「花凪アワー-人と人とがつながって」第16回を放送した。第16回のゲストは花凪の立岩聡スタッフ。11日に東日本大震災が起きたが、神戸出身の立岩スタッフは、1995年の阪神大震災を体験している。彼の体験を聞きながら、地震の恐ろしさや被災地の悲惨について語らった。それを知る立岩スタッフの話、被災者を思う言葉が重く響いた。

バリアフリー居酒屋「今日だけ酒場」を開いた。ことし初めての開店で、地域からはAさん親子お二人が参加した。春が近づいていることのうれしさにこの日がAさんの誕生日だったということが重なって、盛り上がった。お酒と語らいを楽しみ、後半はカラオケを楽しんだ。花凪家族が持ち前のパワーを発揮すれば、Aさん親子も負けることなく仲間入りし、〝歌えや踊れ〟の宴となった。バリアフリー居酒屋「今日だけ酒場」を始めて10年が経たが、そこで生まれるものは変わらない。

先ずは「近づく春に乾杯」で幕開け 誕生日と言えば-のケーキでお祝い 食べて飲むのに加えて〝歌えや踊れ〟

2011年3月25日

理事長、北海道総合研究調査会地域貢献活動支援事業(09―10年度)の推進委員会に出る。地域貢献活動支援事業が終了し、この日の委員会が最後で、2年任期の委員の務めを終えた。地域貢献活動支援事業は、厚生労働省の委託事業。地域貢献活動を行う団体、地域貢献活動をしようという人を応援するもので、事業期間中活動の充実に必要なノウハウ、情報などを提供した。

2011年3月29日

ばりあふりーしょっぷ花凪屋改修の打ち合わせを行った。花凪屋はオープンして5月で5周年の節目を迎える。また、認知症高齢者の手づくり作品工房「仮称・ひと花」にスペースを提供するために、窓の入れ替えや店内の間仕切りなど手を加えることした。4月末に工事に入り、5周年記念セールの日(5月3日)を前に終わらせる。

※冬が背中を見せる3月が終わり、春到来の4月が来る。東日本大震災が起き、被災地の人々は春を味わうどころでなくなった。こちらも胸が痛むばかりだが、「あちらにマイナスになることはしないが、プラスになることはする」ことを忘れず、被災地を応援していくためにも、春の4月から力を吸収して元気にすごしたい。※

2011年4月6日

理事長、北海道サポートセンターの「社会的企業人材創造・インターシップ研修」で講師を務めた。同研修は内閣府の「地域社会雇用創造事業」を受けて行われ、社会的起業で働くするために必要な姿勢や知識が学べるもの。理事長が担当した講座は30人が受講し、理事長は花凪を例に挙げて就労者に求められることなどを説いた。

2011年4月15日

花凪会員の中村明子さんが来花した。花凪では3号館の敷地を畑にして収穫を楽しむことにし、その打ち合わせをした。中村さんは野菜づくりを楽しみ、花凪はかつて彼女の祖母が遺した大豆を栽培して守っていくという「おばあちゃんの豆プロジェクト」を手伝ったこともある。4月中に土起こしをし、5月の早いうちに土入れなど畑に整え、中村さんの協力を得てインゲンなどをつくることなった。

2011年4月16日

保坂昌知氏(社会福祉法人宏友会教育研修部長)をゲストに、三角山放送の「花凪アワー-人と人とがつながって」第17回を放送した。保坂氏は4月初め、東日本大震災の被災地・仙台を行った。高齢者福祉施設を支援するためで、その現実を見てきた。津波にのまれて消えた施設、被災施設の高齢者を受け容れて限界状態の施設、限界状態の介護者、その中で辞めていく介護者、人介護者不足…。番組ではそれらについて語られた。医療の現実はメディアが何度も取り上げているが、福祉の現実はそうでもなく、貴重な放送だった。

2011年4月18日

2011年度最初の花凪スタッフ会議を開いた。新年度を迎えて花凪のこれから1年の方向と進み方を確認し、気を引き締め合った。これまでの実践などを踏まえて定めた介護サービスや活動・事業の目標を理解し、それらを実行する上で改善すべき事項、継続すべき事項、新たに取り組むべき事項を共有した。

2011年4月25日

先月末、雪の融けたところからフキノトウが顔を出し、春がやってくることを告げた。今月の初め、クロッカスが咲き、春が来たことを告げた。それから半月余り、いろんな花が春を楽しませるために咲く準備を始めた。花凪でもスイセン、ヒヤシンス、チューリップが花の準備に向かう。雪融けの早さの違いによって成長が違う。花も時を違えて咲いて、長く春を楽しませてくれるのがうれしい。

スイセンはつぼみをつけるまで準備 チューリップは元気に葉を広げて次へ ヒアシンスも雪が融けるや芽を出した

2011年4月26日

ばりあふりーしょっぷ花凪屋を会場にして2011年花凪ホームヘルパー2級養成講座がスタートした。同講座は、少人数のゼミ形式による学びで質の高いヘルパーを育てようと実施するもの。働いている人に配慮し、夜に行っている。1年に一度のペースで開講し、8回目となる今回は5人(女性3人、男性2人)が受講した。講義は6月末まで計18回、60時間。7月に4日間の施設実習に入ると、講座は終了する。

テーブル一つ囲んでの学びスタート よそ見も居眠りもしてはいられない 対話式で疑問を解き、理解していく

※4月は春が始まる月だが、いろんな始まりがある月である。花凪も新たな花凪に向けて始動した。ばりあふりーしょっぷ花凪屋はオープン5周年や事業協力(認知症高齢者手づくり工房事業)のために改修、店内配置替え、在庫整理などに取り組み、それに大奮闘した。やってくる5月は桜が咲く月で、忙しくあっても春を楽しむ月だ。※