ばりあふりーしょっぷ花凪屋は、2006年5月にオープンした。満5周年を迎え、感謝セールを行った。今回、店内改修や在庫整理、配置替えを行い、店内が明るくきれいになった中で、お客さんを迎えた。花凪屋に5年も足を運ぶお馴染みさん、4年のお馴染みさん、3年のお馴染みさん…が来店してくれ、「5周年、おめでとう」などの言葉をいただいた。お祝いの花もいただいた。5周年のプレゼントとして音楽グループ「あみゅぜ」のコンサートを楽しんでもらった。春にちなむ歌などの演奏で、北海道にやっと来た春を耳でも味わってもらった。次は6周年へ1年、一頑張りである。
花凪の最長老・佐藤ハルヲさんの百歳を祝う会を開いた。5月4日が佐藤さんの誕生日で、この日で百歳に。実行委員会をつくって準備し、花凪にかかわる人が花凪屋にあふれるほどたくさん参加し、盛大に百歳を祝った。いろんなをお楽しみを用意し、記念の花凪新聞号外も出した。理事長のあいさつで、祝う会はスタート。年齢差97歳の千絵スタッフの長男が代表して花束を贈り、参加者それぞれがお祝いの言葉を贈った。全員の年齢を足しても佐藤さんに届かない子供たちもみんなでお祝いの言葉を贈った。花凪家族たちも「おめでとう」や「私たちも後に続く」の言葉や歌を贈った。花凪スタッフは、全員で「おめでとう」と「百歳は一区切り。これからも元気で」の応援歌を歌った。佐藤さんはしっかり飲み食べし、お祝いケーキにも手を伸ばし、十分に「百歳は一区切り。これからも元気で」のパワーをみんなに見せた。
花凪の仲間となる若年・高齢認知症者手づくり品工房「ひと花」が花凪屋に工房を設け、4月から始動した。1カ月を経て、この日が最初の給与日で、働き手たちは初給与を手にした。みんな、働けること、その力に評価を得たことに笑顔を膨らませ、もっと働こう-の心を膨らませた。さらに、後日、また若いときのように働いて給与をもらうようになったことを身内に知らせたり、初給料で買った品々を贈るなどした。
花見を楽しんだ。ことしは北海道神宮の桜を見に行った。総勢40人で繰り出し、北海道神宮が花凪になったかのようになった。桜が花をしっかり咲かせているときで、平日なのにたくさんの人が来ていて、一緒に北海道にやって来た春をかみしめた。「花より団子」と言うけれど、団子は大事だ。お腹がすいていては花も十分に楽しめない。「花も団子も」楽しもうと、バーベキューの道具・材料一式と宴に欠かせないお酒を持ち込んで、春と桜とことしもそれらを満喫できることに乾杯を繰り返した。締めくくりに神宮の境内に寄り、来年も元気で訪れられるようにと手を合わせた。
花凪家族立花さんのお身内・青森の西堀さんが来花した。年に一、二度、立花さんに会いに来る。花凪に触れに来る。来た夜はいつも宴を開き、スタッフとお酒と語らいを楽しむ。今回は、ずっとつき合いが続く店「こぶし」に足を運んだ。「こぶし」は季節の料理が自慢で、旬の春の山菜や魚も楽しんだ。店ののれんを下ろしてからは、女将と板さんも一緒になって、〝午前様〟となるまで楽しんだ。
花凪には乾杯すべき日が多いが、この日もその一つとなった。グレン・千絵スタッフが第2子を無事に出産した。男の子だった。花凪家族にまた大事なひ孫が増えた。みんなは会える日まで、〝そわそわ〟である。みんなは「ああだこうだ」と名前も考えながら誕生を待っていたが、何という名になるか。
花凪の仲間となる若年・高齢認知症者手づくり品工房「ひと花」が初の出張販売会を行った。ヘルパー養成事業などを行っている日本福祉介護教育センターの協力を得て、同社でスタッフや講座受講者らに販売した。工房で働くお年寄りも同行し、この日は売り子に。素晴らしいことに、うれしいことに、自分たちの手も加わった製品の特徴などを説明しながら売り込んでいた。
三角山放送局「花凪アワー-人と人とがつながって」第18回は、音楽演奏グループ「あみゅぜ」(10人)をゲストに迎えて放送した。グループを代表し、三森理恵(フルート)さんと片庭佳奈子(ピアノ)さんの2人がマイクを前にした。「あみゅぜ」は11年前に花凪で訪問演奏を行ったのを機に誕生した。今やメンバーの多くが結婚し、子供も得るようになっている。メンバーの状況は変わって、制約されることが増えたが、結束は変わらず、音楽活動を続けている。番組は音楽の楽しさ、音楽への思い、活動で得てきたもの、さらにこれからの抱負などを話題に進んだ。
花凪の仲間となる若年・高齢認知症者手づくり品工房「ひと花」の団体立ち上げの総会を開いた。役員は6人体制とし、「ひと花」の事業主旨や意義、当面の活動、なすべき事項などを確認した。「ひと花」は2011年度内に特定非営利活動法人(NPO)化することとし、手づくり製品の制作と販売以外ではNPO化の準備に力を入れる。
6月の札幌を盛り上げる「YOSAKOIソーラン祭り」を見に行った。ことしは同じ西区にある石屋製菓の「白い恋人パーク会場」へ。この時期は雨天か晴れのどちらかなのだが、晴れに恵まれた。ステージには北大チーム「縁」、小樽商科大チーム「翔楽舞」、旭川のチーム「北の大地」などが登場。それぞれ色とりどりの踊りの花を咲かせ、その見事さを楽しんだ。
花凪の取り組みを参考にしたいと、伊達町の福祉関係者が来花した。月初め(2日)には、将来在宅生活が難しくなったときの参考のためにと、江別の人が来花した。
理事長が、昨年に続いて砂川市立病院付属看護学校の院外講師を務めた。花凪の見学実習が行われたのを機に始まったもの。2年生の「在宅看護学方法論Ⅰ」を担当し、高齢者が施設に入らずに地域で暮らすことについて、そのために必要なことなどについてを講義した。花凪の実践例を紹介した。
FM三角山放送局の「花凪アワ-人と人とがつながって」第19回を放送した。今回はゲストを迎えず、副理事長が出演した。新たに立ち上げた団体「ひと花」-若年・高齢認知症者の手づくり作品工房「みんみん工房」(北海道地域再生推進コンソーシアムの「北海道社会的企業・起業支援事業」認定)を話題に語らった。
花凪とひと花合同でお出かけ事業を行った。花凪でずっと実施しているいろんなところのジンギスカンとビールを味わう「ジンギスカンツアー」を行った。向かった先は千歳。1時間ほどのドライブを楽しみ、千歳と言えば-の「キリンビアパーク千歳」のビアレストラン「ハウべ」に寄った。日頃鍛えているので、たっぷりと食べること、飲むことを満喫した。昼間から乾杯-のぜいたくな時間をすごした。
花凪職員研修会を開いた。資質向上のために外部の取り組みに学ぼうと、十勝・社会福祉法人新得厚生協会の高畑訓子総合施設長を講師に招いた。高畑講師は、「福祉職として必要なこと-実践から考える」をテーマに介護の充実に向けた同法人の取り組みを紹介しながら、職員が身につけるべきことを説いた。具体的にはコミュニケーション力、冷静な頭と熱い心、楽しむ心、自己成長、行動力…が挙げられ、花凪スタッフはそれぞれ不十分な点、欠けている点、伸ばすべき点などを確認することができた。
2011年度の花凪定期総会を開いた。設立10周年の節目を昨年つけ、11年度は新たなスタートの1年。10年度の保険・保険外事業や非営利活動内容を確認後、その大事な11年度の事業・活動計画し収支計画などを決めた。花凪の10年間の歩みを大事にし、安易な発展ではなく、これからも花凪の本質の堅守と充実にこだわっていくこと、11年度は初心に立つ1年とすることも確認した。また、認知症高齢者などを雇用して賃金を払い、より充実した日々すごしてもらう活動団体「ひと花」と「みんみん工房」事業が動き出したことから、それへの支援・協力も確認した。