2011年にスピードメーターとタコメーターの針が動かなくなった。日によって両方同時に動かなかったり、片方だけ動かなかったり。走行していると突然動き出したりした。
動き出してからはエンジンを切るまでは正常に動いた。
メーターの故障 or 寿命かなと思って、お世話になっているトヨタディーラーでトヨタ部品共販に部品を注文してもらい、自分で交換してからは正常に動いた。
スピードメータASSY 22,260円
エンジン タコメータASSY 29,400円
▼ セルシオ 整備記録 (UCF21 20系前期 1995年式)
交換した後でググっていたら、メーターはネジの緩みで針が動かないことがあり、ネジを締めなおしたら直ったという記事を見つけた。
確かに2つ同時に寿命を迎えるのも珍しいし、部品代がもったいなかったなと後悔した。
あれから3年、2014年10月、今度はスピードメーターの針のみが動かなくなった。しかも今度は動き出してからも突如、針がぴょんぴょん踊りだす始末。
信号待ちで止まっているのに針が急に180km/hを振り切ったり。おいおい、一般道でそんなに出したら死ぬって。
走行に支障はないが、おもしろい動きをするので爆笑のあまり事故ってはいけないと修理することにした。
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メーター背面。
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白いカバーを外したところ。この基板から下の基板やメーターASSYまで、配線の代わりにネジに電気を流している。白丸で囲まれたネジ11本がそれだ。
ネジは緩んではいなかった。
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ネジ穴を拡大したところ。ネジ穴にもプリントパターンが繋がっている。 ネジのワッシャーと擦れてできた汚れが付着していたので、KURE コンタクトスプレーを綿棒にしみこませて拭いたら、綿棒が真っ黒になった。これが接触不良の原因か? | |
上画像の基板を外すと、この層は全面フレキシブルプリント基板だ。よく考えたものだ。
上部から3枚出ているフレキシブルプリント基板端子は自家製アルコールスプレーをティッシュにしみこませて拭いた後、
接触不良防止にKURE コンタクトスプレーを綿棒にしみこませて塗布。
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メーターの針は冷陰極管で自発光式。折れたら1本2万円以上するので扱いは慎重に。
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上画像のメーターパネルを外したところ。文字盤を光らせるのにも冷陰極管を使用。汚れていたので、自家製アルコールスプレー(ピンクのボトル)をティッシュにしみこませて拭いた。 | |
配線の代わりに電気を流しているネジは、まとめてKURE コンタクトスプレーを噴射。ティッシュで軽く拭いてから元どおりに組み立てた。 | |
正面のプラスチックは浅い傷だらけ。さすがに蛍光灯の下では目立つ。
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「大丈夫、そんな時はこれさ!」
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「表面の汚れを落とした後、シュッとスプレーしティッシュで伸ばす。あとは濡れ雑巾で拭きあげれば、ほらこのとおり!」
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他には木目調パネル・カーステのディスプレイ部分にも使用。 | |
車に取り付けて試乗してみると正常に動作したので、まずはひと安心。今後近いうちに再発するようだと、基板のどこかに「はんだクラック」が潜んでいる可能性もある。
それから4ヶ月経つが正常に動作しているので、ただ単に接触不良が原因だったのだろう。
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